ITパスポート|ISMS・リスクマネジメントの確認問題
この問題は、解説記事「ISMSとは?情報セキュリティの要素7つ」の腕だめしです。まず2問、解いてみましょう。解説記事はこちら↓
無料サンプル(腕だめし2問)
問1 [基礎]
シラバスVer.6.5の用語例に示されている「情報セキュリティの要素」の組合せとして、適切なものはどれか。
ア.機密性、完全性、可用性
イ.機密性、完全性、可用性、保守性
ウ.機密性、完全性、可用性、真正性、責任追跡性、否認防止、信頼性
エ.機密性、完全性、可用性、経済性、独創性
正解:ウ
解説
シラバスVer.6.5の小分類62(2)の用語例には、7つが括弧の中に並んでいます(2026年7月時点)。機密性・完全性・可用性・真正性・責任追跡性・否認防止・信頼性。「え、3つじゃないの?」と思った方、ここが今回いちばんの持ち帰りポイントですよ。よく聞くあの3つは、7つの先頭3つだったんですね。
ア:先頭の3つだけです。間違いではないのですが、あと4つ足りません。 用語例には7つ並んでいます。
イ:保守性は、システムの直しやすさを表す言葉で、ここに並んでいる語ではありません。
エ:経済性・独創性は、情報セキュリティの要素として並んでいる語ではありません。
ひっかけポイント:じつは、シラバスVer.6.5に「3要素」「CIA」という語はありません(2026年7月時点)。原文の名前は「情報セキュリティの要素」で、括弧の中に7つ。参考書やネットで「3つ」と覚えていた方ほど、アを選びたくなります。7つ並んでいる、と覚えておくのがいちばん安全ですよ。なお、7つそれぞれの意味(機密性=見ていい人だけが見られる、など)は一般的な言葉での説明で、シラバスに定義は書かれていません。
対応シラバス:テクノロジ系/大分類9 技術要素(中分類23 セキュリティ)
問2 [基礎]
ある企業が、社内の情報資産について、まずどこに危険がありそうかを洗い出し、次にそれぞれの起こりやすさと影響の大きさを見積もり、そのうえでどれから手をつけるかを決めた。この一連の作業を構成する3つの段階の並びとして、適切なものはどれか。
ア.リスク分析 → リスク特定 → リスク評価
イ.リスク特定 → リスク分析 → リスク評価
ウ.リスク評価 → リスク特定 → リスク分析
エ.リスク特定 → リスク評価 → リスク分析
正解:イ
解説
たとえるなら、健康診断です。検査を受けて、どこが悪くなりそうかを洗い出す(リスク特定)。どれくらい深刻かを測る(リスク分析)。どれから治すかを決める(リスク評価)。 ……順番、自然ですよね。シラバスVer.6.5は「リスクマネジメントは、リスクの特定・分析・評価・対応という流れで実施されること」と書いています(小分類62(1)。2026年7月時点)。そして用語例では、この前の3つが「リスクアセスメント」の括弧の中に並んでいます(2026年7月時点)。
ア:洗い出す前に分析はできません。まず見つける、が先でしたね。
ウ:いきなり評価から始まっています。何を評価するのかが、まだ決まっていない状態です。
エ:測る前に順番は決められません。分析があるから、評価ができるんですね。
ひっかけポイント:「アセスメント」は、調べて・測って・順番を決めるところまでです。実際に手を打つ「リスク対応」は、その外にいます。用語例でも「リスクアセスメント(リスク特定,リスク分析,リスク評価)」と「リスク対応(…)」が別々の親語として並んでいるんです(2026年7月時点・シラバスVer.6.5)。健康診断も、結果を見て何もしなければ意味がありませんよね。調べて終わりではなく、対応まで含めて1セット。 ここ、見直してみましょう。
対応シラバス:テクノロジ系/大分類9 技術要素(中分類23 セキュリティ)
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