ITパスポート|稼働率とMTBF・MTTRの確認問題
この問題は、解説記事「稼働率とは?MTBF・MTTRをやさしく解説」の腕だめしです。まず2問、解いてみましょう。解説記事はこちら↓
問1
MTBF(平均故障間動作時間)の説明として、最も適切なものはどれか。
ア.故障してから修理が完了し、復旧するまでに要した時間の平均
イ.故障せずに、正常に動作していた時間の平均
ウ.全運転時間のうち、正常に動作していた時間が占める割合
エ.一定の時間あたりに、故障が発生する割合
正解:イ
解説
車でたとえると、MTBFは壊れずに走れた時間の平均でしたね。故障と故障のあいだ、どれだけ動き続けられたか。だから、MTBFは長いほど良い(壊れにくい)んです。
ア:これはMTTR(平均修理時間)の説明です。修理工場にいた時間の平均ですね。こちらは短いほど良い(すぐ直る)。
ウ:これは稼働率の説明です。稼働率は時間そのものではなく、割合(0.9、99%のような値)で表します。
エ:これは故障率の説明です。一般に MTBF の逆数(1 ÷ MTBF)で表されますが、iパスでは「MTBFが長いほど故障しにくい」だけ押さえれば十分ですよ。
ひっかけポイント:MTBFとMTTRは、頭文字が3つも同じで見分けにくいですよね。BはBetween(あいだ)=動けていたあいだ/RはRepair(修理)=直していた時間。この2文字で切り分けましょう。
対応シラバス:テクノロジ系/大分類8 コンピュータシステム(中分類16 システム構成要素)
問2
ある装置のMTBFが90時間、MTTRが10時間であるとき、この装置の稼働率はいくらか。
ア.0.10
イ.0.81
ウ.0.90
エ.0.99
正解:ウ
解説
稼働率の式は1つだけでしたね。稼働率 = MTBF ÷(MTBF + MTTR)。分母は「動いていた時間+止まっていた時間」、つまり全部の時間です。
分母を作る:90 + 10 = 100
割る:90 ÷ 100 = 0.9
パーセントに直す:0.9 × 100 = 90%
答えは0.90(90%)です。0.9と90%は同じもの、と行き来できるようにしておきましょう。
ア:0.10 は 10 ÷ 100、つまりMTTR ÷ 全部の時間です。これは「止まっていた割合」であって、稼働率ではありません。分子はMTBFですよ。
イ:0.81 は 0.9 × 0.9。稼働率0.9の装置を2台直列につないだときの値です(1台の稼働率ではありません)。
エ:0.99 は 1 −(0.1 × 0.1)。稼働率0.9の装置を2台並列にしたときの値です。
ひっかけポイント:分母を「MTBF」や「MTTR」だけにしてしまうミスがいちばん多いところです。分母は必ずMTBF+MTTR(全部の時間)。迷ったら「動いていた時間 ÷ 全部の時間」と日本語で言い直してみましょう。
対応シラバス:テクノロジ系/大分類8 コンピュータシステム(中分類16 システム構成要素)
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