ITパスポート|技術戦略の確認問題
この問題は、解説記事「技術経営MOTとは?」の腕だめしです。まず2問、解いてみましょう。解説記事はこちら↓
問1
MOT(Management of Technology)の説明として、最も適切なものはどれか。
ア.技術力を経営や事業の成果(もうけ)に結びつけるためのマネジメント。
イ.部品の調達から製造・販売までのモノの流れをつないで管理する仕組み。
ウ.お客さんの情報や購買履歴を記録し、顧客との関係を深める仕組み。
エ.社員の労働時間や休暇を記録し、勤務状況を管理する仕組み。
正解:ア
解説
MOT(エムオーティー。技術経営)は、技術力を経営・事業の成果(もうけ)に結びつけるマネジメントのことでしたね。「腕のいい職人に経営のソロバンを持たせる」イメージで、作る力に「売って稼ぐ力」を足す考え方です。「技術はすごいのに商売でもうからない」を防ぐもの、と押さえておきましょう。
イ:モノの流れをつないで管理するのはSCM(供給連鎖管理)の説明です。
ウ:顧客との関係を深めるのはCRM(顧客関係管理)の説明です。
エ:勤務状況の管理は勤怠管理などの話で、MOT(技術経営)とは別物です。
ひっかけポイント:MOTは「技術+経営」。技術を"もうけ"につなげる考え方です。似た横文字(SCM・CRM)と混同しないようにしましょう。
問2
イノベーションには「プロダクトイノベーション」と「プロセスイノベーション」がある。この2つの違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア.プロダクトイノベーションは新しい製品・サービスそのものを生む革新で、プロセスイノベーションは作り方や工程を革新することである。
イ.プロダクトイノベーションは作り方や工程を革新することで、プロセスイノベーションは新しい製品・サービスそのものを生む革新である。
ウ.プロダクトイノベーションもプロセスイノベーションも、どちらも社外の知恵を借りて革新を起こす手法である。
エ.プロダクトイノベーションは大企業が行う革新で、プロセスイノベーションは新興企業が行う革新である。
正解:ア
解説
プロダクトイノベーションは「新しい製品・サービスそのもの」を生む革新(例:スマートフォンの登場)、プロセスイノベーションは「作り方・工程」を革新して効率や品質を上げること(例:製造ラインの自動化)でしたね。レストランでいうと、新メニューを出すのがプロダクト、同じ料理を早く安く作れる調理法に変えるのがプロセスです。
イ:プロダクトとプロセスの説明が逆になっています。「製品そのもの」がプロダクト、「作り方」がプロセスです。
ウ:社外の知恵を借りて革新を起こすのはオープンイノベーションの説明で、2つの区別とは別の話です。
エ:企業の規模で分ける説明は誤りです。「何を作るか(製品)」か「どう作るか(工程)」かで見分けます。
ひっかけポイント:「モノ(製品)」の革新がプロダクト、「作り方(工程)」の革新がプロセス。プロダクト=product(製品)と結びつけると覚えやすいです。
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