ITパスポート|クリティカルパスの確認問題
この問題は、解説記事「クリティカルパスとは?求め方をやさしく解説」の腕だめしです。まず2問、解いてみましょう。解説記事はこちら↓
問1
あるプロジェクトで、作業Aはクリティカルパス上にあり、作業Bには2日の余裕(スラック)がある。作業A・作業Bを、それぞれ単独で1日だけ遅らせた場合、プロジェクト全体の完成日について、最も適切な説明はどれか。
ア.作業Aの遅れも作業Bの遅れも、全体の完成日には影響しない。
イ.作業Aの遅れは全体の完成日を1日遅らせるが、作業Bの遅れは全体に影響しない。
ウ.作業Aの遅れは全体に影響しないが、作業Bの遅れは全体の完成日を1日遅らせる。
エ.作業Aも作業Bも、遅れた日数だけ必ず全体の完成日を遅らせる。
正解:イ
解説
クリティカルパス上の作業には余裕がゼロでしたね。だから作業Aが1日遅れると、そのまま全体も1日遅れます。一方、作業Bには2日の余裕があるので、1日くらい遅れても、その余裕の範囲でカバーできて全体には影響しません。
ア:作業Aはクリティカルパス上(余裕ゼロ)なので、遅れは必ず全体に響きます。
ウ:AとBの説明が逆になっています。余裕がないのはA、余裕があるのはBです。
エ:作業Bには2日の余裕があるので、1日の遅れなら吸収できます。「遅れた分だけ必ず」は言いすぎです。
ひっかけポイント:「余裕がある作業」と「余裕がない作業(クリティカルパス上)」を取り違えないこと。余裕の範囲内の遅れは、全体には影響しません。
問2
あるプロジェクトの作業を、次のようなアローダイアグラムで表した。①はスタート、④はゴールである。
・①→②:作業P(2日)
・①→③:作業Q(5日)
・②→④:作業R(6日)
・③→④:作業S(4日)
このプロジェクト全体の最短所要日数は何日か。
ア.8日
イ.9日
ウ.11日
エ.17日
正解:イ
解説
①から④への道は2つです。①→②→④は作業P+R=2+6=8日、①→③→④は作業Q+S=5+4=9日。長いほうの9日がクリティカルパスであり、そのまま全体の最短所要日数になります。
ア:これは①→②→④の経路の日数です。短いほうの経路であり、全体の日数を決めるのは長いほうの経路です。
ウ:作業QとRのように、別々の経路の作業を取り違えて足してしまったときに出やすい数字です。
エ:4つの作業(P・Q・R・S)を、経路に分けずに全部単純に足し算した数字です(2+5+6+4)。
ひっかけポイント:経由する結合点が違う作業どうし(②を通る作業と③を通る作業)を混ぜて足さないこと。必ず「同じ経路上の作業」だけを、スタートからゴールまで順にたどって合計しましょう。
いかがでしたか? もっと解きたい方へ——この続き(本番レベルの問題)は、近日公開の「マネジメント系 予想問題集(Z02)」でまとめて解けるようにします。お楽しみに。
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