【実体験】子どもの金融教育に、メルカリを使う理由
最近は、「子どもへの金融教育」という言葉をよく聞くようになりました。
でも、何をどう教えればいいのか、よく分からない という方がほとんどではないでしょうか。
教える側の私たち大人も、立派な金融理論を知っているわけではありませんし、
「教育」と聞いて身構えてしまうという方も多いはずです。
※この記事では、中学2年の娘が実際に体験している「リアルなお金の学び方」を、具体例つきで紹介します。
一つだけ、子どもより大人の方が、圧倒的に豊富な金融知識があると思っています。
それは、
お金の大切さを「実感として知っている」ことです 。
大人は、何十年という時間をかけて、
働いて
稼いで
使って
たまに無駄遣いもして
その積み重ねの中で、お金の価値を体感的に理解してきました。
この 「実体験としての感覚」を得ることが、最大の金融教育 だと考えています。
「お金を大切にしなさい」と言葉で伝えるだけ
「お金は大切なものだから」と親がお金を管理し、お金を子どもから遠ざける
これでは、その価値は実感として伝わりません。
中学2年の娘に、メルカリをさせる理由
我が家が金融教育の一環として取り組んでいるのが、中学2年の娘に、メルカリで実際に売買をさせること です。
正解がわからない中で、試行的な取り組みです。
この方法が本当に正しかったのかどうかは、娘が大人になり、実際に働き、稼ぎ、お金を使うようになってからでなければ分かりません。
それでも、今できる範囲での実践例として、一つの選択肢を提供できればと思い、この記事を書いています。
やり方はとてもシンプル
家の中の不用品のうち、親にとって収入になりそうな高値で売れるものは、親が売却します。
一方で、
・出品の手間をかけてまで売るほどでもない
・売却益を娘のお小遣いにしても高額すぎない
(我が家では、売却益が1500円くらいまで)
というものは、娘に売るかどうかの判断を任せています。
娘が「売らない」と判断した場合は処分。
売ると決めて実際に売れた場合、収益は 娘のお小遣い(=給料) になります。
この判断は、娘が自分でメルカリ上の相場を調べ、メルカリ手数料や送料を計算して決定 しています。
処分するか、売るか。
その決断の中にはすでに、
・相場
・手間
・見込み利益
といった要素が入り込んでいます。
「この労力に見合う金額か?」
「この時間を使う価値はあるか?」
「手にしたお金で得られる効用はどの程度か?」
自分なりに考えながら、結論を出すことになります。
出品作業は娘が担当
売るとなった場合、出品作業は娘が行います。
売れている商品の
写真やコメントを研究して、良い表現を取り入れ
自分なりの説明文を考える
こうした一連の流れは、最初は一緒にやりながら教えましたが、数回経験すればすぐに慣れ、感覚をつかんでくれました。
「嘘は書かない」
一点だけ、私から強く伝えていることがあります。
それは、「嘘は書かない」 ということ。
商品の状態は正直に書く
良い点だけでなく、悪い点もきちんと記載する
誇張やごまかしで高く売ろうとしない
そんなことをすれば、短期的に高く売れても、信用を失って、長期的には必ず損をする。
娘の商品ページをみる限り、今のところ、この考え方を大切にしてくれているようです。相場よりやや高く売れるケースもあり、成功体験を積み重ねています。
もちろん、毎回うまくいくわけではありません。
それでも、「なぜ今回は売れたのか」「なぜ売れなかったのか」を本人なりに振り返ることで、経験値は確実に増えています。
ただのお小遣いより、はるかに価値のある経験
何より大きいのは、娘にとっての学びです。何もせずにお金がもらえる環境では、「働いた対価」という感覚は育ちません。
しかし、
・写真撮影
・価格設定
・商品説明
・梱包
・発送
まで行うことで、仕事をしたから報酬が得られる という当たり前の原理を、体感として理解できます。
仕入れコストが0円という点は本当のビジネスとは異なりますが、
出品作業、送料、メルカリ手数料など、見えにくいコストはしっかり存在します。
かなりリアルなビジネス体験になっていると感じています。
親のメリット
この取り組みは、親にとってもメリットがあります。本来であれば、出品の手間がネックとなり放置してしまう物も、娘に任せることで 「売れる資産」 に変わる。結果として、家が片付き、無駄な廃棄も減りました。
インターネットのリスク教育もセットで
注意している点もあります。
それは、インターネット上での他人とのやり取り です。
相手が中学2年生だと分かれば、悪意を持って近づいてくる可能性もあります。
そのため、
・個人情報は一切やり取りしない
・購入前には、販売実績などからそのアカウントの信頼性を確認
・不安があれば必ず親に相談
というルールを徹底しています。
実際、購入後に向こうからなかなか発送されない というトラブルも経験しました。
そうしたときも、親に相談してもらい、サポートしながら対応しています。
今は数百円〜数千円の取引ですが、
大人になれば、数万円、数十万円、ときには数千万円の買い物をすることになります。
今の小さな金額のうちに、失敗やリスク管理を経験しておくことが、将来の大きな損失を防ぐことにつながる
そう考えています。
繰り返しになりますが、それでも、手探りです。
この取り組みが、将来どこまで娘の金融リテラシー向上につながるかは分かりません。
・お金の価値
・相場感覚
・信用の大切さ
・労働の意味
これらを 中学2年という早い段階で体験として学べていること は、きっと無駄にはならないと信じています。
※ちなみに、この娘に私のnoteのアイコンを描いてもらったら、ちゃっかり300円請求されました。
商魂たくましいです。
皆さんの家での金融教育はどうしていますか?
コメント、お待ちしています。
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