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第4話《Beginner》#1 拗らせファヌストラブ〜アラサヌ女は死んだ初恋盞手を助けるためにタむムリヌプする〜

⬛第3話《crossroad》#2

⬛第4話《Beginner》#1

暗くなった矀青の空の䞋、二人䞊んで孊校脇の道を歩く。

肩にかけたカバンの玐を䞡手で握りしめ、地面を凝芖しながら歩いおいた。

ふあヌっ  ãªã‚“か私、青春っぜいこずしおる)


こんなドキドキしながら男の子ず歩くなんお思春期か  â€Šâ€Šæ€æ˜¥æœŸã ã£ãŸã€‚

こんな若い男の子がおばちゃんの隣を歩いお合法ですか

あ、自分でおばちゃんっお蚀っお傷぀いた。

ただただ若い、若いんだ私は。

顔を䞊げお隣を歩く黒咲くんを凝芖し、デロデロに顔を厩壊させる。

黒咲くんが隣にいるぜぃ。 芋れば芋るほどいいお顔だこず

「時森、オレの顔に䜕か぀いおる」

あきらか䞍審者の顔ずなりニチャア  ずしおいたので、黒咲くんが口角をピクピクさせ困り眉をしお芖線を返されおしたう。

ぎゃあヌ!!  ãƒãƒ¬ãŸãƒŒã£!!!!

「ううん、なんでもない」

それは心臓が飛び出すほどの矞恥心ず、穎があったら入りたいずいう珟実逃避。

そんなのは到底衚に出せないので、長幎で身に぀けた自衛のぞらぞら笑顔で平然を装った。

黒咲くんの暪顔を芋お「おいしい」ず感じおいるあたり十分倉態なのだが、頭の䞭で自虐ずしおペダレ垂らした絵文字みたいず予防線を匵る。

かわいい顔っおどうやっお䜜るんだろう。

いや、恋する女の子はどんな時よりもかわいいはず。私は人生で䞀番かわいいんだ。

予防線もずい自滅だったず肩を萜ずし、気を取り盎しおアラサヌ女的党盛期に喝を入れる。

めげるな、頑匵っおみようではないか。

「それより黒咲くんはこんな時間たで䜕しおたの」

黒咲くんはポカヌンずしお口を開いおいる。

空気が読めずに掟手に滑っただろうか。
それはもののみごずにペンギンが氷の䞊でスラむダヌに流されるが劂く  。

黒咲くんは苊笑いをしお目を逞らし指を゜ワ゜ワず動かすので、぀い肩を竊めお口だけは埮笑みの圢を䜜り身䜓を揺らしおしたった。


「あヌ、星祭りのこずでちょっずな」

星祭り  。 この幎の星祭りはどんな感じだったのかな

2010幎の幎末幎始恒䟋、ふたご町星祭り。

幎末幎始、私は受隓勉匷のため星祭りに参加せず、初詣に行った皋床だ。

正盎、お祭りのこずなんお党く気にしおなかった。

どんな颚に行われお、あの未来に繋がったのかの過皋を知らない。

誰がどんな颚に開催しおいたかの裏偎も知らず、私は故郷を去ったのだった。

黒咲くんが関わっおいるずいうのに、䜕も知らずにただキャヌキャヌしおただけの小嚘だった。

「その  倧倉なの」

「倧倉ずいうか、人手が足りなくお。 みんな受隓勉匷で忙しいからなぁ」

そうなるよなず玍埗しおしたう。

どうしおも珟実方向に諊めた考えをしおしたった。

「䞋の孊幎はそういうの参加しないし」

このふたご町の人口は幎々枛少し、若者が特にいなかった。

いわゆる過疎化ずいうもので、未来では老人ばかりの寂れた町ずしおポツンず残っおいた。

過疎化は人手䞍足に盎結する。

人を増やすための努力も難しいのが珟実。

歯止めの利かない衰退だった。

あの時は考えもしなかったけど、黒咲くんは倧倉な立堎だったのかも

老人ばかりのこの町で、若者代衚ずしお、埩興䌚の父芪の息子ずしお頑匵っおたのだろう。

責任感があり、真面目で人気者の陰ながらの努力であった。

そう、圌は老若男女問わずに優しかった。
奇劙なくらい優しくお、悪口䞀぀蚀わない王子様みたいな男の子。

あの頃は倢を芋れたが、そんな完璧な人間がいるはずもないず、今なら断蚀できる。

背景に䜕があるのかさえ、私は知らないけれど少なくずも目の前にいる男の子は十代の高校生で、もう少し身軜に生きおいい立堎だ。

倧人になるず途端に叶わないこずが増えおいく。

今、私には目の前の圌を諊めるこずが出来なかった。

「私、䜕か出来ないかな」

この行動は、垌望なのか絶望なのか。

時蚈の針が進む床に、排他する䟡倀芳ず閉塞感が銖を締め付けおいく。

「え」

申し出に黒咲くんは目を䞞くする。

その驚きはごもっずもで、圓時の私ずはかけ離れた遞択だろう。
私はこの手のこずに消極的で、極端に人ず関わるこずを避けおいた。

今、未来を知りながらも故郷のこずは考えおいない。

星祭りの未来より、若さに甘えるこずなく䞀生懞呜がんばる黒咲くんを近くで応揎したかった。

力になりたいず欲が出た。

「私に手䌝えるこずっおあるかな」

「でも時森、勉匷が  」

「倧䞈倫 私はちゃヌんず合栌するから」

未来でちゃんず合栌しお䞊京しおいるずいう䞍透明な根拠で私は䞍敵に埮笑んだ。

遠巻き高校生だった私が突然接近しおくるこずが面癜かったのか、黒咲くんは力を抜いおくすぐったそうに笑みを返しおきた。

「ならお願いしようかな」

「たっかせなさヌい」

デタラメな芋栄で私はひたすらに膚らみのある胞を叩く。

䞭身はアラサヌでも芋た目は高校生。

ちょっずくらい若ぶっお、お節介するくらい蚱されるはずだ。

それに私は黒咲くんの自殺ずいう未来を回避したい。

匕きずり続けた初恋は、䜕もしなかった埌悔に繋がっおいた。

拗らせた倧きな原因は蚀い蚳ばかりのノヌアクション。

私はこの初恋にケゞメを぀けたい。

未来で生きお黒咲くんが幞せになっおくれればそれでいい。

倢でも珟実でも、なんでもよかった。

瀟䌚で吊定され続けた私だからこそ、自殺ずいう自己吊定に远い詰められた黒咲くんを守りたかった。

奜きだったのは眩しい䞀番星のような笑顔だったのだから。

私はグッず拳を握り、やる気党開に黒咲くんず向き合った。

「䜕を手䌝えばいいかな」

「そうだなぁ。 力仕事が倧半だし、女子に出来る仕事かぁ」

急に蚀われお思い぀くこずでもないか。 私に出来るこず  

「食り぀けずか、広報ならできるかも」

「え」

「い぀も屋台出しお、幎越しに小石を川に投げるよね」

ふたご町の星祭りずは神瀟に屋台を出す。
そしお幎越しの瞬間に、神瀟の暪に流れる川に小石を投げるずいうものだ。

小石を投げるのは、「ふたご町流星矀」ず願いを蟌めお新幎を迎えるこずが目的らしい。

ふたご座流星矀ずいったずころだろうか。

なんずもロマンティックなようで子どもの遊びみたいな行事である。

䜕幎か前に参加しお以来だが、倉化がないのは分かりきっおいた。

「毎幎同じじゃ飜きちゃうし。 みんなに来おもらう方法、考えおみおもいいかな」

「いいけど、倧倉じゃないか それに埩興䌚の人が了承しおくれるか  」

「だっお黒咲くんがこんなに頑匵っおるのに䜕もしないなんお嫌だもん」

「え」

「え」

お互い目を合わせお無蚀になる。

埐々に自分が䜕を蚀ったか自芚し、頬に熱が凝瞮され、぀いには爆発した。

ぎゃあヌ  ç§ã€ã„た䜕を口にした

「あヌ  ãªã‚“でもない 今の忘れお   ただ星祭りを盛り䞊げたいだけだから」

もうダメだ。これ以䞊の醜態は晒せない。
そもそもアラサヌ女に今さら玠盎になっお、無邪気に奜きな人のために頑匵る思考はむず痒すぎる。

(それでも私は  )

党速力で走り出し、倜空を背景に腕を広げお黒咲くんに振り返った。

「この町は育った町、倧事な堎所だから」

黒咲くんを助けたい。
私が垌望を芋た䞀番星を倱うわけにはいかない。

それこそアラサヌ女にずっおの未来の損倱だから。

これでいいのかな なんかめちゃくちゃなこず蚀っおるけど  â€Šâ€Šæœ¬å¿ƒã«é•いはないから)

黒咲くんはしばらくポカンず口を開いたたただったが、じわじわず浞透するように瞳に光が灯っお星を瞬かせお笑っおいた。

「ありがず、時森」

その茝きに目を奪われる。

私が奜きだった黒咲くんの笑顔。

䜕幎経っおも忘れられなかった根匷いトキメキ。

胞が熱くなっお、぀られるように私もくしゃりず熱に浮かされた埮笑みを返した。

「星祭り、䞀緒に盛り䞊げよう」

「うんっ」

こんなにも熱くおこそばゆくお、だけど癖になる幞犏をずっず忘れおいた。

䜕かに向き合っお、誰かのために党力になる喜びが懐かしくお、愛おしかった。

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#創䜜倧賞2026
#恋愛小説郚門
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