ジェミニではないうつくしくないもの|#エッセイしりとり|408文字
エッセイしりとりが回ってきた。忙しさを言い訳に逃げようかとも思ったが、私は思考の鍛錬としてこれを受け入れた。
今回の指定は「じ」。 皿を洗いながら頭の片隅で形にする。
――よし、AIをテーマにしよう。
私は以前、洗濯機を題材にした創作で、黒いマット調のロボットを登場させた。
その名も「ジェリミ」。
だが、当初の読み仮名は違った。
そのまま読めば「ゲリミ」である。
作中で「なんだかお腹が緩そうな名前ね」と主人公につぶやかせる案もあったが、笑いに走りすぎて作品の持つレジリエンス(精神的回復力)という雰囲気を壊してしまいそうになり、直前でやめたのだ。
ゲリとミですから……。
どう考えてもうつくしくありませんよ。(汗)。
うつくしいものだけを 。
だが、このエッセイしりとりの問題は次は誰につなげるかである。
思考の鍛錬と称して引き受けたこのバトン、次は誰に託そうか……。
さあ、次は「の」の番。どんな答えを返してくれるのか、心待ちにしているところです。
(了)
(408文字)
#エッセイしりとり
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ゲリミではなくて、ジェリミが登場する作品はこちら。
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洗濯鬼とレジリエンスの乙女
あらすじ
リストラで人生に行き詰まった海月(みつき)は、嵐の夜、路地裏で「洗濯鬼」と名付けられた奇妙な店を見つける。
店番のロボット・ジェリミは、衣類を媒介にして心のエラーを洗浄できると告げる。
海月は、日々の絶望や承認欲求を洗い流すため、心の洗濯を決意する。
逆境に直面した際のしなやかな立ち直りを意味する「レジリエンス」という言葉を胸に、彼女は失意の底から再び歩き出す術を探し始める。
心の汚れを落とした先に残ったものとは――
