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感じる趣味_お箏で国際交流

「最近、自分を楽しませているかな?」

仕事も家のこともちゃんとしている。
でも、ふと立ち止まった瞬間に、こんな言葉が浮かぶ。

私だけじゃないですよね。

40代を過ぎて、
毎日が「こなす」モードになっていませんか。
楽しいとか、ワクワクとか、そんな感覚、
いつの間にか後回しにしていませんか。

義務感、常になんにか生み出していないとだめじゃないかとか
身近なあの人と自分を比べて落ち込んでみたり・・・。

私も実は、ずっとそうでした。

仕事と体調管理だけで精一杯で、「趣味を楽しむ」なんて贅沢だと思っていた時期があるんです。

でも先日の溶ける様に暑い日、久しぶりに浴衣を着てお箏を弾いた瞬間に、忘れていた何かが戻ってきたんです。

今日は、そんなお話をさせてください。

■ 浴衣を着てお箏を弾いた真夏の日

先日、地域の国際交流イベントでお箏を演奏する機会がありました。

師匠から手伝っていただけませんか?と言われて。
こうゆうのって感覚で すぐお返事したんです。喜んで、って。

そして 久しぶりに浴衣を着たんです。

タンスの奥から引っ張り出して、YouTubeで着付けを復習して(笑)。
帯を締めた瞬間、背筋がすっと伸びる。
鏡に映った自分が、いつもの「お疲れモードのOL」じゃなかった。

着るものが変わると、立ち姿が変わる。
立ち姿が変わると、呼吸まで変わる。
呼吸が変わると、気持ちまで変わる。

会場に着いたら、とにかく暑い。
「この暑さで浴衣は無謀だったかも……」と一瞬思いました。

でも、爪(お箏を弾くときに指にはめる道具です)をつけて弦に触れた瞬間、暑さを忘れました。

お箏の音って、不思議なんです。
弾いている自分が、一番癒される。

弾き慣れた曲なのに、
その日はいつもより音が澄んで聞こえました。

たぶん、浴衣を着て、背筋を伸ばして
「演奏する自分」に集中していたから。

これが、心理学でいう「没頭(フロー状態)」なんだと思います。
目の前のことに夢中になって、時間も疲れも忘れる瞬間。

40代50代の私たちに、
この「没頭する時間」が足りていないんじゃないかな、と感じた出来事でした。

子供の頃時間を忘れて遊んだ日 
思い出してみませんか?

■ 海外のティーンが「Wow!」と目を輝かせた瞬間

その日は海外から来た10代の学生たちもいました。

演奏を終えたあと、体験時間に
「Can I try?」と目をキラキラさせて
聞いてくるんです。

お箏って、実は初心者でもすぐに音が出せる楽器なんです。
ピアノのように鍵盤を押す必要もなく、
弦を弾けば音が鳴る。

爪のつけ方を教えて、「七、七、八」と
漢数字の楽譜を見せながら一緒に「キラキラ星」のメロディを弾いてみる。

最初はおそるおそる弦に触れていた女の子が、
メロディが繋がった瞬間—

「Oh my God, I'm playing Japanese music!」

You can do it! Let’s try.
twinkle twinkle little star…..キラキラ光る♪〜

極上の笑顔を向けてくれました。
そして写真をパチリ。

「お母さんに送るの!」って。

その笑顔を見た瞬間、
胸がぎゅっと熱くなりました。

言葉がうまく通じなくても、音楽は通じる。
文化が違っても、「楽しい!」は同じ顔をしている。

誰かの人生のほんの一瞬に関われるって素晴らしい👍
経験を持ち帰って人生の宝物にして欲しいです。

私がやったことは、すごくすごく小さなことです。
プロの演奏家でもない。

師匠の演奏は圧巻で素晴らしいです。
私は楽しみの要素が強い。(笑)

流暢に英語が話せるわけでもない。
しかしながら遠路はるばる日本に来ている10代の若者たちに
箏の歴史について英語で説明しました😅

質問があって楽譜ってどんなの?と聞かれ
箏の13本ある弦のこと、楽譜はその13の呼び名数字と11以降の漢字の表記があることを説明しました。

Sheet music  楽譜  ね。一瞬Sheepと聞こえ焦りました。(笑)

でも、自分の「好き」を通じて、
言葉の壁を超えて誰かと繋がれた。

「小さなことでも、役に立てるんだ。」

この感覚、40代50代の私たちにとって、
とても大切なものだと思うんです。

仕事では「できて当たり前」。
家庭では「やって当たり前」。

誰にも感謝されない日常の中で
「ありがとう」「すごい!」と言ってもらえる場所がある。

それだけで自分の価値を思い出せる。
誰かの承認がなくてもちゃんと幸せなんだけど
誰かのはじめてや知ることに寄与できると嬉しいんですよね。

趣味は、自分のためだけじゃない。
誰かの「初めて」に立ち会える
そんな力を持っている
んです。

■ 藤井風さんの北海道ライブで心が震えた

少し話が変わりますが、
藤井風さんの「Pre: Prema Tour」
7月16日・17日の北海道・真駒内公演。

風さんのファンの方、いらっしゃいますか?

私は音楽が大好きで、
特に風さんの曲は心の奥深いところに届くんですよね。

岡山から世界へ。
コーチェラ2026に日本人男性ソロアーティストとして初出演を果たし、
1万人以上を魅了したというニュースを見た時は、なんだか自分のことのように嬉しかった。

「好きなこと」を突き詰めて、世界に届けている。
しかも、力みなく、自然体で。

ツアー名の「Prema」はサンスクリット語で
「無条件の愛」。 ホリスティックヘルスを学ぶ者として、この言葉にグッときました。

その姿に、勝手に勇気をもらっています。

音楽に心が震える。
行けないけけどYoutubeを大画面で観て心を震わせる。


気持ちが上がる。

こういう感覚って、日々の忙しさの中で、
少しずつ麻痺していきませんか。

「感動している暇がない」
「好きなものに時間を使うのは、後ろめたい」

私はこれを「感受性のフタ」と呼んでいます。

忙しい毎日を生き抜くために、
私たちは知らず知らずのうちに感じる力にフタをしてしまう。

でも——フタをしたままだと、
嬉しいことにも気づけなくなる。
美しいものに心が動かなくなる。

それは、心が元気じゃなくなっているサインかもしれません。

趣味の時間は、この「感受性のフタ」をそっと開ける時間なんです。

■ 「スキ」がある人の幸福度は50代でも下がらない

ここで、少しだけ科学の話を。

Harvard Health が紹介した Nature Medicine 誌の研究(2023年)では、16カ国・9万3,000人以上を対象に調査した結果、
趣味を持っている人は、持っていない人に比べて健康状態がよく、
幸福感が高く、
うつ症状が少なく、
人生の満足度も高いことが分かっています。

しかも、この効果は国や文化を超えて共通していたそうです。

また、日本のオレンジページ「ウェルビーイング100」の調査では、
一般的に50代は人生で最も幸福度が下がりやすい時期と言われている中、
趣味やライフワークがある人は50代でも幸福度が下がらないという結果が出ています。

これ、すごく大事なポイントです。

一般的に、50代は人生で最も幸福度が下がりやすい時期と言われています。
キャリアの先が見え始める不安、親の介護、体力の変化……。
「このままでいいのかな」と揺れやすい年代です。

でも、趣味やライフワークがある人は、
50代でもその壁を超えている。

お箏でも、推し活でも、ガーデニングでも、
何でもいい。

「これが好き」「これをしている時間が楽しい」
と思えるものが、幸福度のセーフティネットになっているんです。

心理学者セリグマンが提唱した「PERMA理論」でも、
幸福を構成する5つの要素のひとつに「Engagement(没頭)」
挙げられています。

没頭とは、時間を忘れて何かに夢中になること。
お箏を弾いている時間。
推しのライブに行く時間。
好きな花を植えている時間。

これらはすべて「没頭」の時間です。

好きなことに夢中になる時間は、
贅沢じゃない。

幸福度を守るための「投資」なんです。

■ 小さな「楽しい」が、人生を整える

ここまで読んでくださってありがとうございます。

今日お伝えしたかったのは

趣味は、暇な人がやること、じゃない。
忙しい私たちだからこそ、「スキ」を持つことが必要だということ。

お箏を弾く時間は、
私にとって「感受性のフタ」を開ける儀式です。

浴衣を着て背筋を伸ばし、
弦の振動を指先で感じる。

おしとやかに歩く(笑)


海外の若者に「すごい!」と言ってもらえて
自分の価値を思い出す。


藤井風さんの音楽に心が震えて、
「ああ、私はまだちゃんと感じられている」と安心する。

全部、小さなことです。

でも、この「小さな楽しい」の積み重ねが
心を整えてくれる。

私はこれを、自分の中で「感じる理論」と
呼んでいます。

感受性を閉じないこと。
自分の「スキ」を、ちゃんと大切にすること。
それが、40代50代の私たちが自分を麻痺させないための技術。

今日の小さな一歩。
しまい込んでいた「好きだったもの」を、
ひとつだけ思い出してみてください。

昔好きだった音楽を聴く。
気になっていた習い事を検索してみる。
久しぶりにお気に入りの服を着て出かける。
学生時代にハマっていた趣味を、
もう一度やってみる。

それだけで、
止まっていた何かが、
そっと動き始めるかもしれません。

完璧にやらなくていい。
上手じゃなくていい。
「楽しい」と思える自分に、もう一度会いにいくだけでいい。

あなたの「スキ」は、
あなたの人生を整える力を持っています。

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読んで下さってありがとうございました。


愛と感謝をこめて🕊
ホリスティックヘルスコーチさくら

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