銀行「預金ください!」→個人「じゃあ何くれる?」──3メガ、金利だけじゃない預金争奪戦#70
銀行「金利だけじゃありません」→個人「旅行割引も?」──3メガ、預金争奪戦へ
第69話では、
米国「金利上昇!」
↓
日本「私も!」
↓
欧州「うちも!」
という、世界的な金利上昇を見てきた。
そして今回は――
銀行同士の戦い。
テーマは、
「誰の預金を奪うか」
だ。
大手銀行の間で、金利の高さだけではなく、旅行や人間ドックなどの優待を武器に個人顧客を囲い込む動きが広がっている。
インデックス太郎
「銀行って、お金を預けてもらえば嬉しいんだよね?」
財布(関西弁)
「せや。せやから他の銀行に移られたくないんや」
銀行A
「うちに預金してください!」
銀行B
「いや、うちに!」
銀行C
「旅行の優待も付けます!」
インデックス太郎
「銀行がポイントカードみたいになってきた……」
今回、みずほ銀行は会員向けサービスを刷新。
ATM手数料の優遇に加え、旅行や人間ドックなどのサービスも充実させる。
つまり、
銀行「金利で勝負!」
だけではなく、
銀行「生活全部で囲います!」
という戦いになっている。
インデックス太郎
「預金したら旅行がお得?」
財布
「銀行も必死なんや」
なぜ、そこまで預金が欲しいのか。
銀行は預金を集め、それを企業や個人への融資などに活用する。
つまり、
個人のお金
↓
銀行
↓
企業・住宅ローンなど
へと、お金が動いていく。
だから銀行にとって預金は、
ただ金庫にしまっておくお金ではない。
銀行ビジネスの土台なのだ。
そして金利が上昇する時代になると、
「少しでも条件のいい銀行へ」
と預金者が動く可能性も高まる。
インデックス太郎
「じゃあ僕も銀行を乗り換えようかな」
財布
「旅行の割引だけ見て決めるんやないで」
インデックス太郎
「……はい」
金利。
手数料。
優待。
使いやすさ。
銀行を選ぶ理由まで変わってきた。
そして次回――
「そもそも銀行は、なぜそんなにお金を集めたいのか?」
預金の次は、
銀行が集めたお金の行き先
を追ってみよう。
財布
「お金は預けたら、そこで終わりやないで」
第71話へ続く。

