【ダイヤ調整】ANA「飛ばします!」JAL「こっちも飛ばします!」→今回は仲良く調整?──ライバル同士の奇妙な共存#61
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航空業界のニュースを見ていたら、ちょっと面白い話が出てきた。
ANAとJALが、国内線の運航ダイヤを調整する方向で協議している。
インデックス太郎
「え?」
ANA
「ライバルです」
JAL
「こちらもライバルです」
インデックス太郎
「じゃあ、競争するんですよね?」
ANA・JAL
「……まあ、それはそうなんですが」
今回、対象として協議されているのが羽田―岡山線。
両社の便の発着時間が重ならないように調整し、国内線の収益性を改善する狙いだという。
つまり、
ANA
「10時に飛びます」
JAL
「じゃあ私は11時に」
ANA
「どうぞ」
JAL
「ありがとうございます」
インデックス太郎
「ライバルなのに仲良し!」
もちろん、何でも自由に相談していいわけではない。
航空会社同士が運航について協調すれば、競争を制限する可能性がある。
そこで登場するのが、
独占禁止法。
「競争を守る」という大きなルールがある。
ただ、国土交通省の有識者会議は5月、一定の要件を満たせば、同じ路線を手掛ける航空会社同士の運航ダイヤ調整は独禁法上問題ないとの見解をまとめた。
つまり、
競争は大事。
でも、
競争しすぎて両社とも儲からない
となれば、それも困る。
インデックス太郎
「じゃあ、仲良くして利益を出そう?」
財布
「ただしルールの範囲内でね」
ここが経済の面白いところ。
企業は、
競争するだけでは生き残れない。
協力できるところは協力しながら、
サービスや価格などでは競争する。
ANAとJAL。
昔からのライバルが、
「飛ぶ時間くらいは、ずらしましょうか」
と話し合う。
インデックス太郎
「経済って、ケンカだけじゃないんだな」
財布
「でも独禁法には気をつけて」
次回は、さらに身近なところへ。
企業同士が競争する一方で、
「消費者は、その競争で何を得るのか?」
を考えてみよう。

