#111 企業「直接説明します!」vs インデックス太郎「社長に会えるの?」──個人投資家と企業の距離が近くなる
企業が個人投資家に直接説明する理由──IRフェアで距離が縮まる「企業と投資家」の新しい関係
◆ この記事でわかること
企業が個人投資家に直接説明する理由
IRフェアとは何か
200社超が参加する大型イベントの意味
個人投資家がIRで得られるもの
「説明を聞いた=買うべき」ではない理由
◆ 1. 企業が「個人投資家に直接説明する」時代へ
#110 では、ソフトバンクの個人株主増加を取り上げた。 そして今回は、その次のステップ。
企業 「株主さん、直接説明します!」
インデックス太郎 「社長に会えるの?」
財布(関西弁) 「せや。IRフェアや」
◆ 2. 日経・東証IRフェア2026とは?
2026年8月28・29日、東京ビッグサイトで 「日経・東証IRフェア2026」 が開催される。
200社超の上場企業が参加
経営トップやIR担当者が直接説明
財務・事業・戦略を“対面”で聞ける
入場無料(事前登録制)
インデックス太郎 「200社!?」
財布 「全部聞いたら、耳が先に決算するで」
◆ 3. 企業が個人投資家に直接説明する理由
企業にとって、個人投資家はますます重要になっている。
✔ 個人投資家が重要な理由
長期保有してくれる可能性が高い
株価が安定しやすい
企業のファンになりやすい
経営の透明性を高められる
株式分割で買いやすくする。 優待で興味を持ってもらう。 配当や自社株買いで還元する。
そして次は── 「会社のことを直接説明する」 という段階に入っている。
◆ 4. IRは「買え」という命令ではない
インデックス太郎 「じゃあ、社長が『うちの会社は最高です!』って言ったら買う!」
財布 「話を聞いただけで買うなや!」
IRは企業が情報を開示する場であり、 投資家に“判断材料”を提供する場。
✔ IRでやるべきこと
企業の説明を聞く ↓ 疑問を持つ ↓ 決算を見る ↓ 競合と比べる ↓ 自分で判断する
企業 「うちの未来を説明します!」
投資家 「なるほど。でも数字は?」
企業 「……見ます?」
インデックス太郎 「見ます!」
財布 「やっと投資家らしくなってきたな」
◆ 5. 個人投資家と企業の距離は確実に近づいている
IRフェアは、 企業と個人投資家が“直接対話”できる場。
経営者の熱量
事業のリアル
数字の裏側
競合との違い
こうした情報は、資料だけではわからない。 実際、IRフェア参加者の 66% が新規購入につながった というデータもある。
ただし── 最後に株を買うか決めるのは企業ではなく投資家。
◆ 6. 投資家に必要なのは「聞く力・調べる力・考える力」
IRで企業の話を聞く。 でもそれだけでは投資判断にならない。
✔ 投資家に必要な3つの力
聞く力(企業の説明を理解する)
調べる力(決算・競合を確認する)
考える力(感情ではなく数字で判断する)
「ちょっと待て」と一度立ち止まれるかどうか。 これも立派な金融リテラシーだ。
◆ 7. 今日のまとめ
IRフェアは企業と個人投資家の距離を縮める場
2026年は200社超が参加し、経営者から直接話が聞ける
個人投資家は企業にとって重要な存在
IRは「買え」ではなく「判断材料の提供」
最後に決めるのは企業ではなく投資家
聞く力・調べる力・考える力が投資家の武器
◆ 8. 次の記事
#112へ続く。

