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A第2話「自宅ゲーミングPCにローカルLLM入れてみた」(LM Studio構築)/【AI入門小説】猪突猛進系!新人OL?がローカルLLMを学んだら

どうも!ケイです🐈️
ファイル検索ツール は『everything』を使ってます。

今回から小説のみです。ハンズオン記事は、別枠で投稿しました。



第2話「爆速すぎてビビる!自宅ゲーミングPCは魔法の箱だった」

(金曜日の朝。舞はまた会社PCの前で、もどかしそうに画面を睨んでいた。)

舞:「ああもう! まだ遅い! 一行、二行……。これじゃあAIじゃなくて、熟練の書道家さんが丁寧に書いてるレベルですよ!」

しずか:「あはは。会社のPCはあくまで事務用だからね。『VRAM』っていう、AI専用のメモリが入っていないのよ」

舞:「ブイラム? 何ですかそれ。メモリは16ギガあるし、十分だと思っていましたけど」

しずか:「それはシステム用のRAM。OSやExcelを動かすための汎用的なメモリね」

しずか:「AIを高速に動かすには、『GPU』という計算パーツの上に直接乗っている専用の高速メモリ、つまりVRAMが必要なの。会社のPCにそんなものを贅沢に積んでいたら、経費で落ちないわよ」

舞:「ええ~、じーぴーゆー?ですか……。」

しずか:「そうね。ゲーミングPCでもないとついていないわ」

舞:「ゲーミングPC!そ、そーなんですねー。(じゃあ、家のパソコンならどうかな?確か買った時、店員さんがGPUって言ってたような⋯⋯)」




(土曜日の午後。舞は自宅のゲーミングPCの電源を入れた。ケースから溢れる派手なRGB LEDが虹色に輝き、部屋を鮮やかに照らす)

舞:「ゲーム用ならGPUは積んでいるはずだし……。よし、前にしずか先輩が言っていた『LM Studio』を入れてみよっと」

(直感的なインターフェースを持つLM Studioを起動し、検索窓にGemma 4と打ち込む。)

(すると、驚くほど多くのモデル候補がリストアップされた。「12B QAT」「26B A4B QAT」「31B QAT」……見たこともない文字列の羅列に、舞は一瞬たじろぐ)

舞:「えっ、Gemma 4だけでいっぱい出た。いったい、どれを選べばいいの? 『おすすめ』とか書いてあればいいのに」

(ふと、タスクマネージャーのGPUをクリックする。そこには『GeForce RTX 5060 Ti (専用GPUメモリ 16GB)』という文字が誇らしげに表示されていた)

舞:「GPUって書いている専用メモリは16ギガ……。あ、ここにある『Gemma 4 12B QAT』っていうのが7.15ギガて書いてる。」

舞:「メモリ量的にちょうど良さそう。まあ、よくわからないけど、とりあえずこれが、おすすめっぽそう!ダウンロードしちゃえ!」

(ダウンロードが完了し、モデルをロードしてチャット画面にプロンプトを入力。Enterキーを叩いた瞬間——)

舞:「速い!!!!!!! (目を見開いて)出た!! 文字が滝みたいに流れてくる!!」

(画面いっぱいに、一瞬にして整理された要約が出力される。舞は、光るモニターをじっと見つめた)

舞:「なにこれ……魔法の箱? 会社のと全然違う! 一瞬で答えが出た。いや、速すぎる!!!!ビビるわ!」

(舞は興奮して、次から次へと質問を投げかける。AIが即座に反応し、まるで思考の速度で対話が成立する快感。舞の目に、知的な好奇心の光が宿った)

舞:「これだ! これこそが AIだ! 会社のはあんなにヘロヘロだったのに、家のはこんなにキレキレだわ!!」

舞:「よし!こっちにある、もっと大きくて強力なモデルも試してみよう!」

(過信した舞は、LM Studioの検索窓に『Gemma 4』と打ち込む。リストから『Gemma 4 31B QAT』をダウンロードしてロードしようとした)

舞:「数字がデカい! でも、家のPCなら余裕でしょ? 起動!」

(モデルの読み込みがしばらく続き、ついにチャット画面が表示された。舞が質問を入力してEnterキーを押す——)

舞:「いっけー!!!!」

(……しかし、文字が一向に出てこない。数秒、数十秒経っても画面は白かった)

舞:「……あれ?……ちょっとぉ?? 出てこないじゃん」

(モニターの上に『Out Of Memory』というエラーメッセージが突然現れ、LM Studioは強制終了した)

舞:「ぎゃあああああああああ!!!(絶叫)壊れた!?私の宝物(ゲーミングPC)を壊しちゃった!?(泣) あんなに速かったのに……」

(舞は半泣きになって、再度LM Studioを起動して、12Bのモデルをロードし直す。今度はちゃんと動いた。)

舞:「よかった~!!心臓がとまるかと思った!ひとまず安心。」

舞:「……なるほど。大きいモデルだからといって、何でもいいわけじゃないんだな。」

(舞はすぐに、しずかにメールを送った)

舞:「しずか先輩! 来週、絶対教えてください! 家のPCでやったら爆速だったんです! でも、31Bのモデルをいれたら『Out Of Memory』って言って落ちちゃったんです……なぜ、あんなに差があるのか、正体を突き止めたいです!!」

(第3話につづく):リンクは、関連記事へ


📝 舞の日記・8/xx(土)

今週は会社PCが激遅で絶望したけど、家のゲーミングPCでGemma 4を動かしたら爆速!快感!✨ でも欲張ってデカいモデルを入れたらメモリ不足で大パニック😭 VRAMって一体何!?来週しずか先輩に全部聞き出すぞ!


1.ハンズオン記事

今回登場した『LM Studio』のインストール方法です。GPUのVRAMサイズ毎のモデルサイズを掲載していますので、Ollamaを使用される方も確認してみてください。


2.単語解説

GPU:(ジーピーユー)ゲーミングPCに入ってる計算が得意なパーツ。AIを爆速で動かすための必須アイテム。これがないと、AIは「熟練の書道家」くらいのスピードで文字を書くことになります。

VRAM:(ブイラム)GPU専用の超高速メモリ。AIの「脳みそ(モデルデータ)」をここにロードして動かします。ここが十分にあると爆速になりますが、足りなくなるとAIが止まります。

RAM:(ラム)普通のPCメモリ。OSやExcelを動かすための汎用的なやつ。VRAMがないPCだとここが代わりに使われますが、速度はガクッと落ちます。

B (Billion):数字が大きいほど賢い傾向にありますが、その分VRAMをドカ食いします。(第3話で解説)

QAT:これのおかげで、本来なら化け物スペックが必要なモデルでも、家庭用PCで動かせるようになります。(第3話で解説)

Out Of Memory:直訳すると「メモリ不足」。欲張ってデカすぎるモデルを読み込もうとした時に、PCが「もう無理!入り切らない!」と悲鳴を上げて強制終了する現象です。

プロンプト:AIに出す「指示文」や「質問」のこと。AIへの「お願い」みたいなものです。いままでコンピューターには、決まった命令文(プログラミング)でお願いしていたのを、人が使う自然言語で指示できるようになりました!


関連記事

次の話はこちら→第3話「RAM vs VRAM vs UMA!AIを速くする正体は〇〇だった」

前の話はこちら→第1話「えっ、会社のデータをChatGPTに投げちゃダメなんですか!?」

この記事の全体像はこちら→ローカルLLM完全ロードマップ


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