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✨【ことのは│月のかけらの妖精】0022│眠れぬ夜に


窓を開けて
空をみる


冷たい風にのって
月のかけらの妖精が
頬にキスをしにきた。


ひさしぶり~
君は大人になって
僕たちのことも、
忘れたンだと思っていたょ

🧚

忘れてなんていないよ
大人はね
忘れたふりができるの

いちばん
いちばん
大切なものは、忘れたふりをするの


そうなんだ
難しいね
それより
今日はどこの星に行く?
今日は新月だから、
どんなに遠くまで行っても
だれにも、見つからないョ

🧚


忘れたふりをしなくても
ひとつでいれる星に連れてって。


わすれたふりをしない?
ひとつでいる?
なんだ~
思い出しちゃったんだね。

🧚

うん
そうだったんだョね

出来ないことを楽しんでた
大人になったら
なんでも出来る未来を創造できると思っていた

なのに
なんにもできないことばかりみつけて

頑張って
頑張って
またみつけて

もお出来ないことをみつけるの飽きちゃったの。


なんだ、いちばんたいせつなこと?
わすれたふりをしてるの?
それって、かっこいい?

🧚

月のかけらの妖精は、はじめて会った時みたいに、
四つ葉のクローバーを魔法の杖みたいにかざして笑った。


君は、あの時
四つ葉のクローバーを見つけた!といって
大喜びで、ママにみせにいったんだょね。
ママの願い事が叶いますように、
って。
僕は、あれから
ずっと、
いつも君の願いが叶うようにって
新月の夜、
月のかけらになって、
君のそばにいるんだョ
見えなくても
チャンといるんだょ。

🧚


忘れたふりをしているうちに、
ホントに忘れちゃった?

四つ葉のクローバーをみつけなくても、
新月の願い事をあげなくても
君は、
いつだって、
夢の中のまま、
自由にやりたいこと
願った未来の中にいるんだょ。

🧚


頬を撫でる風は少しやわらかくなって、まぶたがおもくなってきた。


ねぇ、
今日は
いちばん遠くの
いったことも
みたことも
聞いたこともない
最高の星にいってみようョ

🧚

懐かしい
月のかけらの妖精に包まれて
私は空に舞っていったように思う。


そうだ
私は小さい頃
夢の中で、普通に空を飛べたんだ。

そんなことを思い出しながら

忘れたふりなんかじゃなくて

ホントに
忘れるんだな。

大切なたいせつなことだから
秘密の宝箱に仕舞い込んじゃってるから
忘れるのかもしれない。


私はいつの間にか
ベッドのなかでまどろんでいた。


少し開いた窓から、
やわらかなそよぐ風に揺れて、

白いレースのカーテンが
羽を広げてユラユラと躍っている。

     



🦄ユニコーンの【ことのは】に遊びにきていただきありがとうございます

🌱この「ことのは」は、その日の気分で楽しめる小さな断片です。


🦄翼を持つユニコーンのいろんなマガジンにいろんな世界を置いています。


🌠この断片がどこかでつながって、あなたの世界がチョッピリ拡がって、ほっこり楽しんでいただけたらうれしい🎵😍🎵です



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