謂れなき盗用疑惑への加担は許されない
本記事を公開してなお、今般において首謀者の反省が見られないどころか、被害者に対して「(首謀者の自分が)“脅迫的行為”を受けた」などといった、被害意識丸出しのメールを送り付けるなどの行為が見られるため、事実関係について加筆修正しました。なお、これまでに被害者に謝罪した方は、軽微なリアクションを申し出た1名のみです。7月30日記8月12日追記
拙稿の影響かは定かではありませんが、来る8月26日に利用規約が改定されます。
クリエイター規約に、禁止行為として「他者に対する嫌がらせや誹謗中傷を目的とするもの。」が追加されることとなりました。
皆様のご理解ご協力と、note株式会社のご英断に感謝いたします。
その「盗用疑惑」は本当に根拠がありますか?
note上で「またマネされた」という盗用疑惑を安易に信じている皆さんへ。立ち止まって考えてみてください。
参考 ①
参考 ②
なぜ、あなたはその根拠なき盗用疑惑を真に受けて、法的根拠を確認しようとしないのでしょうか? その『テへへ。また真似されちゃった』(現在は非公開)という疑惑をかけた記事の内容が、法的に著作権保護の対象でなかったら、どうするつもりですか?そうです。魔女狩りに加担したことになります。
そして、これまで客観的に見て、著作権の保護範囲内での盗用が示された形跡は一切ありません。そして、なお、当記事公開後に主要な加害者の一人は、被害者2人にチップ100円を送り付けましたが、2人は同額を返還しました。
あなたがその人と親しいから、何か悲痛な訴えだから、自分も似たようなことをされた覚えがあるから。これらは一切関係なく、その人の個人的な感じ方に過ぎません。これを「濡れ衣を着せる」と言います。「またマネされた」というのは、過去に何回かこのように「マネされた」と触れ回った可能性を示唆します。現に首謀者は『これ、真似と盗用だと思われますか?』という記事を書きました(例によって現在は非公開)。もちろん、真似でも盗用でもありませんし、著作権法に照らし合わせずに、同調だけを求めるのは悪質です。真に著作権侵害を疑うならば、まずはnote運営に報告すべきです。つまり、クリエイター間での非難は自身が被害者ぶりたいがための演技とみなすべきでしょう。犬笛を吹かれて集まった方は恥を知るべきです。
そして、疑われた当人の釈明は言い訳ではなく、実際に疑いそのものが何ら問題ない案件に過ぎないことを理解しましょう。問題がないことは明らかなので、擁護する意図を探られても、私には痛くも痒くもありません。
根拠なき盗用疑惑に安易に同調したり、事実を確かめずに拡散したりする行為は、他者を深く傷つけ、あなた自身の行動が問われる重大な結果を招く可能性があります。今般の騒ぎにおいて、「加害者(疑惑を仕掛けた者)から弁護士に相談していると脅しめいたことを書かれた」と、被害者(盗用したとされる者)から私に相談がありました。立て続けに二人が被害に遭った故意性を重く見て筆を執りました。事実関係を確認したところ、その実相は「いじめ」そのものでした。
過去にも、根拠なき盗用疑惑が拡散されることで、見当違いな憶測と不当な風評被害が広がった例があります。本人を直接に責めていなくても、謂れなき疑惑や風評に同調する態度を見せただけでも、法的な責任を問われる場合があることを頭に叩き込んでください。
明確な根拠もなく、曖昧な価値基準で他者を責め立てる行為は、クリエイターの精神を深く傷つけ、創作意欲を削ぐだけでなく、noteにおけるクリエイティブなコミュニティ全体の健全な発展をも阻害しかねません。著作権法に拠れば明白な言いがかりであるのに、「考え方は人それぞれ」とするのは詭弁です。
「生兵法」が招く、著作権の落とし穴
なぜ、このような根拠なき盗用疑惑が問題となるのでしょうか。それは、著作権に関する「生兵法」、すなわち中途半端な知識や誤解が原因です。不正確な知識は、かえってトラブルの元となります。
多くの人々は、「似ている=盗用である」と短絡しがちですが、著作権における解釈はそれほど単純ではありません。著作権法が保護するのは、著作者の思想や感情を創作的に「表現」したものに限られます。
アイデアや手法は著作権の「保護対象外」です。 例えば、「自分へのインタビュー形式」や「絵文字を多用する文体」、「最初は笑えて最後はしんみりする構成」といったものは、あくまでアイデアや表現の手法、一般的なスタイルに過ぎません。かなり独特に見えてもです。これらは誰もが自由に利用できる「公共の財産」であり、特定の個人が著作権によって独占できるものではないのです。仮に、意図してこれらの手法を模倣したとしても、このケースでは事前に断りを入れる必要もありません。そのような要求は、根拠なき盗用疑惑を抱く側の思い込みに過ぎないのです。 ここで少し考えてみてください。「SNSで話題になった特定の流行語を、自分の投稿で使った人がいた」「他者の人気記事の『目次構成』を参考に自分の記事を作成した」「特定の商品の『紹介文の書き方』が面白いから、別の商品でその書き方を真似た」。これらはすべて、意図的に真似たとしても、著作権法上は問題になりません。世の中に同じタイトルの書籍がいくつもありますが、それらがすべて、先に同じタイトルで出版した著者や発行元の許可を得ていると想像するでしょうか? おそらく、ほとんどの人がそうは思わないはずです。タイトルという「アイデア」が著作権の保護対象ではないのと同様に、形式や構成といった「アイデア」も同様です。 はっきり言わせてもらいます。仮に当人が「パクリました」と自白しても、元々が著作権で保護されていないので、全く問題がないオマージュなのです。断りがないことを礼儀知らずと糾弾するのは、反社の論理と共通しています。
「創作性」が重要です。 「ありがとう」や「こんにちは」といった一般的な挨拶、あるいは事実を淡々と記述した文章には、著作権法が保護するに足る「創作性」は認められません。真に著作権で保護されるのは、著作者の個性や工夫が凝らされた特別な表現に限られます。
「似ている」だけでは著作権侵害になりません。 たとえ自身の作品を参考にされた(これを依拠性と呼びます)としても、その模倣された部分が著作権で保護されない「アイデア」や「一般的な表現」の範疇であれば、何ら法的な問題は生じません。著作権侵害となるのは、保護されるべき「具体的な創作的表現の核心部分」が、質的にも量的にも酷似している場合に限られます。これを実質的類似性と呼びます。例えば、長文の段落が丸ごとコピーされているような状況がこれに該当します。 「これは私のオリジナルだ!」と考えることでも、実際にはすでに世の中に存在する「アイデア」や「一般的な表現」の範囲を出ていない、単なる思い込みである場合も少なくありません。 したがって、「またマネされた」という根拠なき盗用疑惑を抱かれたとしても、その「マネ」が自身のアイデアやありふれた表現の範囲に留まるのであれば、それは法的には「違法性が未確認な盗用疑惑」に過ぎないのです。
無責任な「取り巻き」への最終警告
そして、安易に「またマネされた」という盗用疑惑を拡散してしまう「取り巻き」の存在が、問題を一層複雑にし、拡大させています。 事実を確かめずに、その「真似された」という盗用疑惑に法的根拠がないにもかかわらず、ご自身の感覚で善悪を判断して糾弾したり、迎合したりする行為は、あなた自身の行為として責任が問われることを明確に認識してください。現実世界での犯罪行為に対して「いいね」を押したり、賛同したりする行為と何ら変わりありません。 無知であることや、当事者意識の欠如は、決して言い訳にはなりません。
今般の事案は、首謀者の自己顕示欲と支配欲の発露によるいじめであり、悪質性が高いと判断しました。もし、ご自身の周囲でこのような騒ぎが起きた場合は、冷静な対応を心がけてください。もしあなたが、今般の根拠なき盗用疑惑に深く考えずに加担してしまったのであれば、まだ間に合います。速やかにご自身の過ちを認め、関係者に謝罪することが、あなた自身の身を守るための賢明な選択です。
「もし客観的根拠がなければ、その盗用疑惑は『違法性が未確認なもの』とみなされてしまうかもしれませんよ」と、穏やかに諭すことも必要です。
根拠が希薄な「盗作だ」「パクリだ」といった不当な追及や、個人的な感覚に基づいた「こうすべきだ」という礼儀の強要は、クリエイティブコミュニティの健全性を著しく阻害します。このような行為は、名誉毀損や侮辱、さらには業務妨害といった不法行為となり、損害賠償請求の対象となり得ることを認識すべきです。
オンラインでの行動は、現実世界と同様に法的責任を伴います。安易な「いいね」や「リツイート」といった加担行為が、発信者情報開示請求の対象となり、最終的に損害賠償責任を負う可能性もあることを、深く認識すべきです。その場の空気に付き従って軽率な発言をすることは、厳に慎んでください。
また、「これくらいはよくある」とか「そんなつもりはなかったはずだ」とか、同じ土俵から事の善し悪しを論ずるのは、泥仕合に引き込むだけです。なぜ問題ない行為なのかを明確な論理で説明すべきです。善意だけで聞き分けてくれる相手ではないから、因縁をつけてきたことを忘れてはなりません。きちんと理論武装することは大切です。
感情に流されず、「これは本当に正しい情報か?」と一呼吸置いて判断する批判的思考が、健全なオンラインコミュニティを築く第一歩となります。
クリエイターの皆さんへ
全てのクリエイターに求められるのは、自身の表現に責任を持ち、読者の評価に過度におもねらずに、中途半端な表現で誤解を招かないように注意することです。私は、誰か一人に全ての非があるとはまったく考えていません。もちろん、意図していない盗用も許されません。しかし、その判断においては慎重には慎重を期すべきです。
もし、ご自身が真に著作権侵害を疑うのであれば、感情的に公の場で訴えるのではなく、まずはnote運営に報告してから著作権法に詳しい弁護士に相談し、法的判断を仰ぐべきです。そして、その法的判断がご自身のかけた盗用疑惑に合致しないならば、これまでに行った不当な追及について、関係者への説明と適切な対応(例:誤解を招いたことへの説明、謝意の表明など)を検討することが、責任ある行動と言えるでしょう。
本記事は、特定のクリエイターを名指しするものではありません。しかし、もし心当たりのある方がいらっしゃるならば、どうか法的根拠をもって反論してください。
「またマネされた」という一方的な決めつけによる根拠なき盗用疑惑に惑わされることなく、著作権に関する正しい知識を持ち、のびのびとご自身の創作に打ち込みましょう。足の引っ張り合いにならないように、ともに手を取り合って協力してまいりましょう。
なお、拙稿の公開によってご気分を害された方がいらしたら、この場をお借りしてお詫びします。
note運営への提言
本記事で述べたような、根拠なき盗用疑惑が引き起こす問題は、クリエイターコミュニティ全体の健全性を脅かすものです。note運営には、プラットフォーム上での著作権トラブルを未然に防ぎ、クリエイターが安心して創作活動を行える環境を整備するため、以下の取り組みを要請いたします。
▪️著作権に関する啓発コンテンツ(eラーニング、Q&Aなど)の拡充
▪️著作権侵害報告および対応ガイドラインのさらなる明確化と透明化
▪️悪質な「いじめ」や誹謗中傷に対する、より迅速で厳正な対応
これらの取り組みを通じて、クリエイターが互いを尊重し、支え合える健全なエコシステムが築かれることを切に願っております。
最終確認
もし今後も、根拠なき盗用疑惑の提起、あるいはそれに類する事実無根の憶測や曲解に基づく不当な行為が見られた場合は、note運営に対し、アカウント停止の進言を含む厳正な対応を求めることとなります。その際は、あなた自身の加担行為について、法的責任を含むあらゆる措置を講じます。場合によっては、これらの不当な行為の停止を求める署名活動を行う可能性もあります。
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