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滾る感情を吐き出す(ポートレート撮影 作例の紹介)番外編その38@某大型公園

■ 突然襲われたある悲劇を乗り越えて、この記事を書いています

映像制作会社の代表兼プロデューサーが、2024年4月に自社の設備投資としてシネマラインであるSONY FX3やレンズ、その他周辺機材を購入したところ、なぜか「ポートレート<写真>撮影欲」が滾ってしまい、この「滾る感情」を吐き出すために、ポートレート作例をアップしていくシリーズです。

モデルは、直近では一番撮影機会の多い<知人女性>です。

総括記事や複数のモデルを紹介する際には、<知人女性A>として紹介しています(名前を出していない知人女性を撮ることが多いので、個別認識のためにAとBにしています)。

大袈裟な見出しからスタートしましたが、この記事は、約1ヶ月前にアップした「お気に入りの写真で、オリジナルTシャツを作ってみた」という記事と同日に撮った、「iPhoneでさくっと撮影」した写真だけで構成しています。

この日は、フルサイズカメラでかなりの枚数の写真を撮ったのですが、ある悲劇に襲われてしまい、結果的にiPhoneで撮影した写真だけでこの記事を書くことになりました。撮影から少し時間が経ってしまいましたが、ようやくこの記事を書くことができています。

悲劇の詳細については、記事中盤にて詳しく説明しています。「聞く(読む)も涙、語る(書く)も涙」のエピソードになっていますので、ぜひご覧ください・・・。

↓この記事の写真と同日に撮影したものです


「別の撮影」のついでにiPhoneで撮っていますが、モデル本人に写真を事前確認していただき、公開する許可を得ています。

今回記事では、この一文が「壮大な前フリ」になってます


上記リンク先の記事では使っていなかった
「オリジナルTシャツ」を着用している別テイクの写真

今回の記事は、同日同ロケーションにて
iPhoneで撮った写真になります


■ 「写真とは何か?」と絶賛悶絶中なので、今回の記事もiPhoneで撮った写真だけで構成しています

数ヶ月前から「写真とは何か?」という至って普通の「深淵なる問い」、別名「底が丸見えの底なし沼」にハマってしまい、答えを模索しているうちに「もっと自由に写真について考えたい」、そして「もっと気楽に写真に接していこう」という至って普通の心境に辿り着いてしまいました。

写真への思考を繰り返した結果、「フルサイズのカメラでがっつり撮るポートレート写真」だけでなく、iPhoneやKODAK CHARMERAでラフに撮った、日常の延長を切り取った写真もnoteやInstagramにあげるようになりました。これまで撮ってきたポートレート写真は、世界で最も厳しいといわれる写真キュレーションサイトの1X.com でAwardを取るために投稿を続けていることもあって、かなりガチガチに構図を整えて現像してきましたが、こうした写真との向き合い方と比較すると、かなり柔軟性は増してきたと自分自身でも感じています。

そして、今回も「底が丸見えの底なし沼」に足をとられながら悶絶しつつ、少しだけ軽くなった頭と足元で、別の用事のついでにさくっとiPhoneで撮影し、真剣にカラーグレーディングしてみました。底なし沼に足をとられているのに足元が軽い、なんて矛盾していますが、心境としてはそんな感じ、なのです。

カメラがフルサイズかiPhoneかは関係なく、
ロケーションが広いか狭いかも関係なく、
<知人女性A>を撮るときはギチギチに寄りたくなる

iPhoneでさくっと撮った写真だけど、
カラーグレーディングやレタッチに関しては、
現時点でできる技術をかなり詰め込んだ


■ モデル<知人女性A>と、「<知人女性A>のふんわりした笑顔はあの猫」と同じという説について

<知人女性A>をモデルに起用して撮影した記事では、何度も書いていることではありますが、この記事から読んでいただく方もいらっしゃると思われるので、一部重複してご紹介します。

<知人女性A>は、モデルや被写体活動をしているわけではない全くの素人なので、「カメラの前で笑顔を作ったり変なポーズはしなくてよい」「むしろ何もしなくてよい」「ただ立っているだけで良い」というディレクションで撮影してきました。

そのため、私のフォトグラファーとしての技術だけでなく、撮影に至るまでの前後のディレクションやプロデュース、そしてプロジェクトの進行管理までトータルで試されることになり、とても難易度が高く、それゆえに「何度でも撮りたくなる(≒滾る感情を刺激する)」モデルなのです。

「フルサイズカメラでがっつりと撮る」ときには「ただ立っているだけでよい」という指示を出していますが(何度も撮ってきたので、最近はこの指示すら出さずに撮りはじめているけど)、撮影会モデルにありがちな「日常的ではない変なポーズはさせない」というだけで、顔や身体の角度、手や足の位置、唇の開き具合、そして目線の位置など、とても細かく指示を出しています。例えば「半歩右に移動、顔を左に5度傾けて、左肩を反時計回りで10度回転、目線の位置は10センチ下、唇は5ミリ開いて」というような指示です。

その反動なのか、「別の用事のついでにiPhoneでさくっと撮る」場合は、「Slice of Life=ありふれた日常を描く」のつもりで撮影しています。

歩いているときや話しているとき、そして笑っているときなどの<知人女性A>の自然な姿を撮りたいわけなのですが、その中でも、特に<知人女性A>の特徴である(と私が考えている)、「ふんわりした笑顔」を撮りたいと考えていました。

なぜなら、<知人女性A>はいつも「ふんわり笑っている」のだから、それを撮ることが、私から見た<知人女性A>の「Slice of Life」だからです。

そして、いくつかの記事にわたって書き続けてきたことですが、あるとき、<知人女性A>の「ふんわりした笑顔」は、観測する視座によって確定しないことがわかりました。

撮影者である私から見て「ふんわり」ではない笑顔の写真を見て、モデル本人である<知人女性A>は「ふんわり」だと言ったのです。

<知人女性A>の笑顔は「撮るまでふんわりかどうか確定しない=観測するまで確定しない」し、さらに言えば「撮ったあとでも視座によって結果(ふんわりかどうか)は異なる」ことがわかってしまったのです。

ということは、観測するまで生死が確定しない「量子力学の思考実験」として有名な「シュレディンガーの猫」と、<知人女性A>の「ふんわりした笑顔」は同じなのでは? と考えるようになったわけです。

それ以降、<知人女性A>を別の用事のついでに「iPhoneでさくっと撮る」ときは、できるだけ多くの「ふんわり笑っている」写真を撮りたいと考えていますが、「撮れなくても構わない」と考えるようになりました。

なぜなら、「ふんわりした笑顔」を撮っても、観測者によって「ふんわり」かどうかは確定しないのですから。

せっかく広大なロケーションで撮っているのに、
ギチギチに寄りたくなる その2

この写真は私にとって「良いふんわり」だけど、
「あの猫」と同じなので、
本人が見たらどう感じるかはわからない


そして、「視座や観測者によって結果は異なる」という事実は「ふんわりした笑顔」だけの話ではなく、「この世の全ては、なにごとも確定しておらず、連続性など存在しない」ということであり、「過去と現在と未来は同一線上に存在しているわけではない、それぞれが点なのだ」ということまでが、<知人女性A>の笑顔を撮り続けてきたことによって証明されてしまいました!

紀元前6世紀頃から数多の学者や哲学者たちが思考思索し、最先端の量子力学の科学者たちが実験によって獲得してきた境地に、私は1年間<知人女性A>を撮り続けるという「実践」によって到達してしまった、というわけです。

↓<知人女性A>の「ふんわりした笑顔」=「シュレディンガーの猫」説のまとめのような記事


この写真は、
私が求める「ふんわりした笑顔」ではないけど、
いい表情だと思う

しかし視座によっては「ふんわり」かもしれない


■ 悲劇とは、この日の撮影目的であった写真たちを掲載確認してもらったら、全部NGだったのです・・・。

この日は、記事冒頭で紹介した「オリジナルTシャツ着用シーン」の撮影も目的のひとつではありましたが、「フルサイズのカメラでがっつり撮るポートレート」の新たなチャレンジとして、これまで撮ったことがない撮影をすることが目的でした。

新たなチャレンジとは、「アクティブなイメージの写真」の撮影です。具体的に言うと、これまで撮ったことがなかった<知人女性A>が「飛び跳ねたり、走り回ったりしている」様子を撮ることでした。

<知人女性A>との「フルサイズのカメラでがっつり撮るポートレート」撮影の際には、大小問わずになんらかの新しいチャレンジにトライすることを自分自身に課してきたのですが、今回の撮影ではこのチャレンジを設定していたのです。

こうしてトライした「アクティブなイメージの写真」の撮影は、まさに「目から鱗」な体験の連続でした。

「顔を崩してゲラゲラ大笑いしながらジャンプしたり走っているモデルを撮っていると、こちらは真剣に撮っているはずなのに、つられて大笑いしてしまう」という驚愕の事実! 自分でも本当にびっくりするほど、一緒に大笑いしていたのです。この事実に、「写真とは何か?」という問いの答えの一端が垣間見えた気すらしていました。

しかし、悲劇は前触れもなく、突然訪れます。

撮影から数日後、この日に撮った写真をセレクト&仕上げて掲載確認のためにモデル本人である<知人女性A>に送ったところ、まさかの「全写真掲載NG!」ということになったのです!

え?
マジすか?
どういうこと?
なんでや?
は?

いろいろな言葉が頭の中を駆け巡ります。理由を尋ねてみると「笑顔が可愛くない」とのこと。なるほど、そうですか・・・。そんなことはないのに・・・。

せっかく撮ったからといって無理強いしても仕方がないので、この日撮った写真のことは心残りがありながらも約1ヶ月の月日が経過していました。ある日、別の目的で写真保管用SSDの整理をしていると、このロケと同日にフルサイズカメラで撮った写真だけではなく、その前後に「iPhoneでさくっと撮った写真」もあるではありませんか!

そこで、改めてこれらの写真をセレクト&仕上げてから、掲載確認のために<知人女性A>に送ったところ、今度は「掲載許可」が出たので、この記事を書くことができています。

私が撮り続けている4人の知人女性の中でも、突出して<知人女性A>ばかり撮っている(撮影回数が増えている)自覚がありますし、<知人女性A>をフルサイズカメラで撮るときだけ新しいチャレンジを自分自身に課しているので、たまには、こういう時もありますわね。新しいチャレンジに障害はつきもの、ですから。

そして、視座を変えてみれば、<知人女性A>は「カメラ映りを気にしないほど、ゲラゲラ大笑いしながら飛び跳ねたり走り回っていた」わけで、その光景はそっと私の心(とSSD)にしまっておくことにします。それにしても、良い写真が多かったので、いつの日か掲載を許してくれないかしら・・・。

正直にいえば、なぜこの笑顔はOKで、
走っているときの笑顔がNGなのか、
よくわからない

「ふんわり」と同様、
「視座による違い」と解釈するしかない


■ 1X.comのギャラリーはこちら


■ Instagramのアカウントはこちら

Instagramでも、同じ「Resonance Portrait Project」名義で作例を紹介しています。ぜひご覧ください。

https://www.instagram.com/resonance_portrait/


なぜこんなポーズをしているのか(させたのか)、
撮影から時間が経ちすぎて思い出せないけど、
これまでには撮ったことがない写真ではある


■ 写真だけでなく小説でも転がり出すために、TALESにて小説を発表しています

本格的なポートレート撮影だけでなく、iPhoneで撮ったラフな日常写真もSNSで発表することで、「どこかに転がり出すきっかけになるかもしれない」という思いを持って公開することにしたわけですが、この思いと同じように、noteの姉妹サイト「TALES」にて、幕末〜戊辰戦争を題材にした歴史小説「闇溜まり」を発表することにしました。

創作物は誰かの目に触れるようにしなければ、どこにも転がり出さないので。

この発表をきっかけに、写真と小説のどちらもどこにどうやって転がってもいいように、私自身もウォーミングアップをはじめました。いつでも転がり出す準備は整いつつあります。

ぜひ、以下のリンクより読んでみてください。


ギチギチに寄りたくなる その3

はじめて「ふんわり」を横から撮った
貴重な1枚かもしれない


■ 使用機材紹介

・iPhone 17 pro


※この日は、以下のような機材でも撮っていたのですがね・・・。
・Camera:SONY α7 V

・Lens:SONY FE 24-70mm F2.8 GM II

・CFExpressA:NEXTORAGE NX-A1PRO 160GB

・SDXC:SONY UHS-II TOUGH SF 512GB

・Strap:Peak Design SLIDE LITE

・Camera Bag:Manfrotto Advanced Active Backpack III


この写真も私にとっては「良いふんわり」であるが、
「あの猫」でもあるので、わからない

そして、「今日の写真は使わせねーよ!」
という表情にも見えてくる


■ 作例について

これまでは、記事後半に「作例について」という項目を設けて、作例写真をまとめて紹介するフォーマットにしていましたが、私は組み写真を撮るつもりはなく、あくまで写真1枚で成立することを目指しているため、最近は記事の各所に写真を配置して、単体であることを強調しています。

写真の説明としては、iPhoneで撮影した写真を、メインのシリーズと同じように、オリジナルで作ったプリセット「Resonance最高美肌(ずっと仮称だったけど、もうこの名前でいいかもしれない)」を当ててから、各写真に合わせてカラーグレーディング、光量調整、トリミング、バレもの消し、などなどの現像作業をしています。写真によっては、お顔のパーツ単位でマスクを切って調整しました。

また、最近の私の中のブームである、頬の赤みを強調(場合によっては追加)するようなカラーグレーディングをしています。

「フルサイズカメラでがっつり撮る」ときと「iPhoneでさくっと撮る」ときは、撮影の目的が異なり、「ふんわりした笑顔」はあくまでiPhoneで撮るときだけのテーマです。

そして、「全部掲載NG!」という悲劇が起こらなければ、今回の記事で紹介したiPhoneで撮った写真たちはSSDに眠ったままだったかもしれず、結果的に今回の記事でいつもより多めの「良いふんわり」がアウトプットできたのは、「全部掲載NGだったおかげ」ともいえます。

さらに別の視座からみれば、ゲラゲラ大笑いしながら撮ったことで「表情筋のウォーミングアップができたから」ということも言えるかもしれません。視座を変えることで、どんな事象も捉え方を変えることができる、ということなので。

この写真も「良いふんわり」 

フルサイズカメラで撮るときと、
iPhoneで撮るときは撮影の目的が異なるので、
結果的にいつもより多くの
「良いふんわり」をアウトプットできた


■ 最後に

「滾る感情を吐き出す(ポートレート撮影 作例の紹介)番外編」をご覧いただき、ありがとうございます。

このアカウントでは、映像・デジタルコンテンツ制作会社の代表兼プロデューサー/プランナーが、自らポートレート撮影のカメラマンとしてクライアントワークを受注することを初期目標に設定し、新規事業化を目指すべく、ポートレート撮影の作例をあげていきますので、よろしくお願い致します。

そして、こちらのnoteと同じく、ポートレート撮影の作例をあげていくInstagram アカウントも開設しました。是非ご覧になってください。

https://www.instagram.com/resonance_portrait/

よろしくお願い致します。



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