滾る感情を吐き出す(ポートレート撮影 作例の紹介)その44@某河川敷
■ 前回記事その43と同日別シチュエーション(某河川敷)での撮影です
映像制作会社の代表兼プロデューサーが、2024年4月に自社の設備投資としてシネマラインであるSONY FX3やレンズ、その他周辺機材を購入したところ、なぜか「ポートレート<写真>撮影欲」が滾ってしまい、この「滾る感情」を吐き出すために、ポートレート作例をアップしていくシリーズです。
今回のモデルは、「滾る感情を吐き出す(ポートレート撮影 作例の紹介)その31、33、39、40、41、43」でモデルを依頼した知人女性(いちおう匿名)で、5回目の撮影となります(その40と41、その43と44は同日撮影)。
最近、この方を撮りたいという感情が滾っており、前回の撮影その40と41の数日後には今回の撮影オファーをしていました。この方をモデルに起用した撮影は、本当に難しく、ヒリヒリとした緊張感のある撮影になるのですが、だからこそ楽しくもあります(後述しますが、私やモデルさんがピリピリしながら撮影している、という意味ではありません)。
■ 夕方からは、背景の奥行きが出るロケーションとして某河川敷を選定
前回記事その43では、酷暑のなか外ロケでの撮影は不可能と考え、屋内で撮影できる場所として、水族館で撮影したことを記事にしましたが、夕方からは、この水族館から簡単に移動できる範囲で、背景に奥行きが出る場所として某河川敷で撮影することにしました。
偶然ですが、この方をモデルに起用した際のロケーションは水辺が多いですね。この方に限らず、他の方をモデルに起用した場合でも「夕暮れの海岸や河川敷で撮りがち」ではあるのですが。
日の入り時間の約1時間前にこのロケーションに到着し、夕暮れ時の撮影をしながら、マジックタイムを狙う想定です。
↓今回記事と同日、日中での撮影(@水族館)
↓前回(4回目の撮影)の撮影も水辺(@某海岸&某水族館)だった
↓前々回の撮影(3回目の撮影)も水辺(@某海岸)
↓さらにその前(2回目の撮影)の撮影も水辺(@某海岸)
■ ヒリヒリとした緊張感のある撮影を楽しむことが上達の道だと信じて
この項目はこのモデルさんを起用した記事では何度も書いていることなので、読み飛ばしていただいても構いません。
この記事から読み始める方もいらっしゃるかもしれませんので、念の為に今回のモデルさんについて改めて説明しますと、この方は、「撮影に慣れていない、笑顔を作るのが苦手」ということだったのですが、私の方から「どうしても撮影させて欲しい」と頼み込んでモデルになってもらっている素人の知人女性です。
「笑顔を作ったり無理やりポーズをとる必要はなし、ただレンズの前に立っているだけで良い、ただし顔や身体の角度に対して細かく指示を出す、そして撮り始めたらOKというまで動かないで」という依頼内容で撮影しているため、撮影会に所属しているモデルさんのように、シャッターを押すたびにポーズや表情を変えるということはないため、自然と私のディレクション力が問われる撮影になります。そして、ディレクション力だけでなく、ロケーション選びや撮影時間帯の選定など、撮影に至るまでのプロデュース力までもが試される撮影になるわけです。
少しでも気を抜いてしまうと、ただの「デートスナップ風写真」になってしまう可能性があるので、カメラの各種設定などはもちろん、構図やカラーグレーディングまで気を抜けないという意味で、この方をモデルに起用する撮影は、毎回ヒリヒリとした緊張感のある撮影になり、私の中の「何か」を揺さぶってくる感覚さえあります。
そして、この緊張感がポートレートフォトグラファーとしての充実感につながっている、という自覚があります。そして、それこそがまだまだ初心者の私が上達するための道だと信じて取り組んでいます。この充実感というドーパミンのような何かが、「この方をモデルに起用して撮影したい」という感情を滾らせているのです。
さらに言えば、「写真を撮る」という行為、その中でも特に「ポートレート写真を撮る」という行為は、ただ単にシャッターを押すだけでなく、モデルやロケーションの選定など撮影前後のプロデュースやディレクションも含まれていて、そしてそれがとても重要なのだ、と改めて感じています。
↓1Xの私のギャラリーはこちら
↓1Xに100枚投稿した中で、この方をモデルに起用した写真がPublishを連発、2作品がAwardを取得
■ コミュ症ながらずっと話しているけど、頭の中では現像をイメージしながら撮影している
私がコミュ症だと知っている数名の知人から「このモデルさんの写真は笑顔が少ないけど、撮影時にコミュニケーションとれてるんか?(意訳)」と心配されました・・・。
笑顔が少ないのはコミュニケーションしていないからではなく、そもそも笑顔は求めないという条件で撮影していますし、「作り笑顔」だけでなく「ポートレートにありがちな日常的に絶対にやらないポーズは指示しない」「カメラの前で花を持つ以外は何もするな」というディレクションをしています。
さらに言えば、撮れてしまった笑顔のカットはNGにしています。また、現像後、noteやSNSで公開する前にモデルさん本人に確認していただいていますが、こちらが1枚だけ笑顔カットを紛れ込ませても、しっかり本人がNGと言ってきます。
というわけで、「・・一応、撮影中はずっと会話が途切れないように努力しているので、コミュニケーションは取れているつもりなのよ(震え声)・・・」と返答しておきました。
そして、「写真を見た知り合いに心配されたわ、コミュ症だから仕方ないけど(意訳)」とモデル本人に伝えたところ、「は? 何言ってんの? 初対面のときからずっと喋ってるじゃねぇか、どこがコミュ症なんじゃ? むしろ、おしゃべり、まであるで(意訳)」と返答されました。
どうやらコミュニケーションは取れているらしい。確かに撮影中の私はずっとしゃべっている。
ただ、私が話している内容は、「宇宙」と「釣り(シーバスルアーフィッシング)」と「XXXX(自主規制)」の話ばかりなので、実はコミュ症だとバレていて、モデルさんの優しさで返答していただいた可能性は否定できません。
今回の撮影中も、ほぼずっと「XXXX(自主規制)」の話をしていた気がしますが、私の頭の中では、徐々に暗くなっていく空と、それに呼応するように点灯しはじめる街灯やビルの灯り、そして背景に選んだ都市型河川をどうフレームに収めるべきか、ということを考えながら、モデルさんの立ち位置や身体や顔の向きの指示を出し、アングルを決め、カメラの設定を調整し、現像時のカラーグレーディングをイメージしながら、シャッターを押していました。
最後の「現像時のカラーグレーディングをイメージしながら」というのは最近意識し始めたことです。なぜならば、1XでAwardをとった写真のすべてが「現像としては First Take」だったからです。
後からカラーグレーディングやトリミングに修正を加えた写真は、1Xに何度出してもAwardは取れず、Publishどまりでした。撮影時のイメージや初期衝動が「現像 First Take」に現れているせいなのかもしれない、と考えています。
そのため、最近では撮影時にカラーグレーディングをイメージしながら撮影することを意識しています。今回の撮影でも、カラーグレーディングの方向性を考えながら(コミュ症なりに、ずっと「XXXX(自主規制)」の話をしながら)、シャッターを押し続けていました。
何度かnote記事の中で書いていることですが、私はRaw現像ありきで撮影していますが、撮影時に見たままの風景を再現したいという意識は全くありません。むしろ私自身の網膜の性能や画像記憶能力を信頼していません。カメラで撮影した画像はあくまでベースとなる素材であり、この素材を使って「私が思い描く美しさ」を表現したいと考えています(ほくろやそばかすの修正具合はモデルさん本人と相談したうえで対応しています)。
こうして、現像を意識しながら撮った今回の写真たちも、1XでAwardやPublishを何枚も取れそうな気がしています。
↓1XでAwardをとれた写真の全てが「現像 First Take」だったことはこちらの投稿100枚を経て総括した記事でも書きました
■ 使用機材紹介
Camera:SONY FX3
Lens:SONY FE 24-105mm F4 G OSS
CFExpressA:NEXTORAGE NX-A1PRO 160GB
SDXC:SONY UHS-II TOUGH SF 560GB
Monitor Mount:SmallRig 2905B
Cage:SmallRig 4184
Strap:Peak Design SLIDE LITE
Tripod:Ulanzi TT09 VideoGo F38
Camera Bag:Manfrotto Advanced Active Backpack III

最近は、お気に入りだった
「Hollyland Mars M1 Enhanced」どころか、
トップとサイドのハンドルも重いので装着していない
・Camera:SONY FX3
・Lens:SONY FE 24-105mm F4 G OSS
・CFExpressA:NEXTORAGE NX-A1PRO 160GB
・SDXC:SONY UHS-II TOUGH SF 560GB
・Monitor Mount:SmallRig 2905B
・Cage:SmallRig 4184
・Strap:Peak Design SLIDE LITE
・Tripod:Ulanzi TT09 VideoGo F38
・Camera Bag:Manfrotto Advanced Active Backpack III
■ 作例紹介
オリジナルで作ったプリセット「Resonance最高美肌(仮称)」を当ててから、各写真に合わせてカラーグレーディング&トリミングしています。写真によっては、お顔のパーツ単位でマスクを切ってトーンや色温度を調整しています。
「滾る感情を吐き出す(ポートレート撮影 作例の紹介)その43」では「刻々と変わっていく環境照明で、顔に色が乗ってしまい撮影&現像がとても難しく、納得のいくアウトプットが出来なかった」と書きましたが、こちらの「その44」では、逆に納得できるアウトプットが多かった印象です。
前述の通り、撮影時に思い描いたカラーグレーディングの方向性で現像してあります。
そして、現像した写真をこうして並べてみると改めて感じたことがあります。
数ヶ月前の初回撮影時から「カメラの前で何もするな」と指示しているのですが、モデルさんの表情が柔らかくなっている気がします。
明らかな笑顔はNGにしているのですが「普通に立っているだけ」のはずのカットも、少し柔らかさを感じます。私がずっと「XXXX(自主規制)」の話をしながら撮影しているせいかもしれませんが。













■ 最後に
「滾る感情を吐き出す(ポートレート撮影 作例の紹介)その44」をご覧いただき、ありがとうございます。
このアカウントでは、映像・デジタルコンテンツ制作会社の代表兼プロデューサー/プランナーが、自らポートレート撮影のカメラマンとしてクライアントワークを受注することを初期目標に設定し、新規事業化を目指すべく、ポートレート撮影の作例をあげていきますので、よろしくお願い致します。
そして、こちらのnoteと同じく、ポートレート撮影の作例をあげていくInstagram アカウントも開設しました。是非ご覧になってください。
https://www.instagram.com/resonance_portrait/
よろしくお願い致します。
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