ユニクロ×ニューヨーク公共図書館「貸出カード」がTシャツに
このnoteでは、元図書館司書の私が、本や図書館が好きな方に向けて、
役立つ情報を発信しています。
今日は海外のニュース記事からご紹介します。
この度、あのユニクロとニューヨーク公共図書館が1年間のパートナーシップを締結したそうです。
図書館好きや司書の方にとって、なかなか興味深いニュースではないでしょうか。
きっかけはニューヨーク3店舗の新規オープン
2026年春、ユニクロはニューヨーク市内に3店舗をオープンしました。

それぞれの店舗が地域の文化機関・アーティストと連携する設計になっているのが特徴です。
今回、その中核にあるのがニューヨーク公共図書館とのパートナーシップでした。
「知識をすべての人に」
ユニクロUSAのCEO足立文範氏は、パートナーシップ締結にあたってこのようにコメント。
「すべての人のための服」を掲げるユニクロと、
「すべての人への無料の知識アクセス」を使命とするニューヨーク公共図書館。両者の理念の重なりが、今回の連携の出発点になっています。
「図書カード」がTシャツに
図書館好きとしてとくに気になるのが、コラボグッズの内容です。
ブライアントパーク店では、日本人グラフィックデザイナー・齋藤ケイ氏による貸出カードのデザインのTシャツとトートバッグが販売されています。(写真を探しましたがみつけられず…おそらくこの図書カードのTシャツということだと思います。見つけられたら載せます)

さらに図書館への資金支援
さらにユニクロはニューヨーク公共図書館が運営する文化プログラム
「The Library After Hours」を支援。
このプログラムは年3回、図書館を夜間開放し、音楽・食事・図書館コレクションへを提供するイベントです。入場は無料で、市民誰でも参加できます。10月には10代の若者を対象にした「ティーン・テイクオーバー」も予定されており、図書館が若い世代に開かれた場となるよう支援していきます。
ウォーホルや書店も
ユニクロとNYPLの連携はブライアントパーク店が中心ですが、他の2店舗も地域文化との連携が見どころです。
ウィリアムズバーグ店では、ブルックリン出身のアーティストKAWSと日系アーティスト・益田浩によるコラボ商品を展開。
ユニオンスクエア店ではアンディ・ウォーホル財団との連携に加え、
ニューヨークの老舗書店「ザ・ストランド」とのコラボ商品も販売されています。


企業と公共図書館の連携
今回のパートナーシップで興味深いのは、企業が公共図書館に資金を提供するという構造です。
ニューヨーク公共図書館のような大規模図書館でも、無料で運営していくためには財源確保は課題です。
日本の図書館でも、地域の企業や商業施設との連携事例は少しずつ増えていますが、今回のユニクロ×ニューヨーク公共図書館のモデルは、その可能性をあらためて考えさせてくれる事例ではないでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
ほかにはこんな記事を書いています。
関連リンク
カレントアウェアネス-R 記事:https://current.ndl.go.jp/car/277488
ユニクロ公式(英語):https://www.uniqlo.com/us/en/news/topics/2026040301/
出典:カレントアウェアネス-R(国立国会図書館)、FashionNetwork、amNewYork(2026年3〜4月)
