さよならpopo先生(3)
上海へ移住することになり、絵画教室をクローズしました。
思い出を綴る3回目です。
全部で4回になる予定です。
1回目はこちらをご覧くださると嬉しいです。
2回目はこちらをご覧くださると嬉しいです。
前半は作品を中心にご紹介しましたが、後半は生徒さんを中心にご紹介させてください。
以下、過去のブログから写真を転用しているため、画素数が低くなっています。お見苦しい点、ご容赦ください。
IくんとRくん、仲の良い兄弟でした。
今では大学2年生と高校2年生。

弟くんは高校の芸術選択で美術を選択し、先日こんな絵をLINEで送ってくれました。
げっ。こんなにうまくなるように教えた覚えはないんだけど。

まさに藍は青より出て藍より青し、ですね。

M子ちゃん。

描いているところを見られるのはイヤ。
「popo先生、ベランダで洗濯物いれてて」

M子ちゃんは面白い子でした。
『街を作ろう』という課題を出したら、いきなり、田植えを始めました。

最後はこんなすごいお家ができました。
どうやって持って帰ったんだっけ?

Tくん。
ストローで息を吹き込むと、おばけがにょきにょき。
「クリスマスプレゼント、サンタさんに何をお願いする?」とお母さんが聞いたら「紙コップ」と答えたというエピソードの持ち主です。
紙コップは工作に万能ですもんね。

半年後には牛乳パックでウクレレが作れるまでになりました。

Jくん。
お受験をして、頭のいい小学校に入りました。
課題『絵探し』
下枠の中と同じ絵を探して、同じ色で塗って下さい。

こんなふうに。

美味しそうに食べているので本物みたいですが、焼きそばは毛糸です。

アトリエぽーぽーのマスコットはおばけのぽーぽーです。

Mちゃん。
おとなしいけど意欲的で、なんでも挑戦してくれました。
石膏をこねこねして、

固まったあと、絵を描きます。


写実的な塗り絵もこんなに上手。

ママのお誕生日にビーズでブレスレットを作っているKくんとSくん。


軍手でピカチュウ。
耳に黒い三角をつけ忘れたことに、あとで気づきました。

飛び出すサンタさん、飛びすぎ。

本当はこうなるはず。

紐を引っ張ると、こんにちは。

「めった斬りできる日本刀」、それじゃあぜんぜん斬れないって。

Bくんは、

1つの課題を何回もやったり、超大作を作ったり。
アイス棒パズルだって、人の4倍の大きさ。

トランプ。

将棋

A4用紙を4枚つなげて街の地図。

A4用紙3枚をつなげて秘密基地。

A4用紙25枚分をつなげて、絵入り年表を作り、

巻子本を完成しました。

この通りにつくってあります。
軸はラップの芯ですが。

Bくんはママが大好きで、ときどき一緒にお風呂に入ることを隠している。
母の日ポップアップカード。



みんなで『葉っぱスタンプ』

みんなで『ミサンガ作り』


『クリスマスパーティ』
空き箱の中にプレゼントが入っています。
ジェンガの要領で、塔を崩さずに取れればGETできますよ。
ひとり3,4個が目安、毎年100個以上のプレゼントを用意するのが大変でした。
空き箱もこのために1年間溜めていました。


手で抑えるのは反則ですよー。

『クリスマスパーティ』
射的バージョンもあります。








その後はみんなでティータイム。
popo先生の手作りスイーツ。

シュトレンは保護者さまにもお裾分け。
1年間の感謝をこめて。

ツリーも生徒さんが飾り付け。
ちょこんと座っているHちゃん、今、上海にいるんです。
会えるかな。

小学校に入学した生徒さんはランドセルを、中学校に入学した生徒さんは制服を見せに来てくれます。



自閉スペクトラム症、ADHD(注意欠如・多動症)、不登校…。
一番心残りなのは、君たちのこと。
君たちが落ち着きがなかったのは本当にそう。先生は追いかけ回すのにへとへとだった。ハサミでカーテン切っちゃったりね。自分の髪の毛も切っちゃったよね。チェストの上にのぼったり、のぼって下りられなくなったり。ソファーの背にのぼって落ちたり。他の子の作品を台無しにしちゃったね。デッサン人形は買っても買っても壊された。
でも発達障害じゃなくても、小学生なんて大半の子は落ち着きがなかったよ、それが普通だよ、君たちが特別じゃない。
子どもはみんな凸凹しているよ。
人の心を理解しにくいなんて本当かな。君たちはご両親のことをとても愛していたし、popo先生が上海に行くっていったら、「ぼくも一緒に行く」って言ってくれたじゃん。
お母さんが言ってた、学校で先生やお友だちに怒られてばっかりなのに、popo先生は褒めてくれるから自信がもてた、ぽーぽーがなくなっちゃったらどうすればいいんだろうって、私、キッチンで泣いちゃったんですって。
ごめんねごめんね。でも君は大丈夫だよ。「ありがとう」も「ごめんなさい」も「これ貸してください」も言えるようになった。君はひといちばい愛されている。KくんもSくんも君が大好きだって。もちろん先生もだよ。
学校に行かなくても平気、どうってことない、あなたは頭もいいし社交性もある。同年代の子よりちょっと頭が良すぎた。いつもおとなびたことを言い、先生には難しい政治の話もしてた。
最後に玄関で、私より背の高いあなたを抱きしめたとき、あなたはまだまだ細くて幼い子どもの身体だった。
あなたの希死念慮に、心臓がつぶれそうだった。あなたはいつも迷っていたし、いつもうまくいかないと思ってた。大丈夫じゃないのに大丈夫と言わないで。本当のことが言えないあなたを、助けてあげることができないままだ。あなたのまわりにはあなたの味方でいっぱいなのに。生きていればいい、病院が唯一の逃げ場ならいくらでも逃げていい。また会えるよね。
これから大人になる君たちみーんな、この世の宝物。
しあわせになってね。

よろしくお願いします。
