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🌸片方だけの診断?自閉スペクトラム症とADHDの併存(AuDHD)の真実 | ASD | 大人のASD | 自閉症スペクトラム | 自閉スペクトラム症 | 自閉症 | アスペルガー | 発達特性 |

こんにちは、春乃ひかりです。

いつも「海外から学ぶ発達障害の子育て」
読んでいただきありがとうございます。
noteの累計スキ10,000回を突破しました!

ありがとうございます!🥰

AIに聞いてみると、私の記事は

🌸ビューに対してスキをしていただく割合がとても高い🌸

そうで、これも

あたたかいスキを押してくださる皆さんのおかげです。

10000スキいただいた節目に何かしたいと思い、
使い方もよく知らないまま
メンバーシップの申請をしてみました。

実は7月初めあたりから
無料の記事に対して深掘り記事
(具体的な脳の仕組みや対応の実践方法)
を各記事ごとに作ってある
のですが
どう公開していいか分からず、放置状態なのです。

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でも毎日の無料記事絶対見てほしい

という葛藤の結果、
メンバーシップなら大量に記事を入れても
普段の無料記事が見つけづらくならないのでは(多分)
と思いさしあたりやってみようと思っています。
レッツビギン「とにかく何かを始めよう」です。

申請してから1時間ほどであっさり許可が降りたので
準備が出来次第、またご報告いたします🖐️🌸

今回は、
AuDHDASD・ADHD片方だけ診断されてしまった場合のお話です。

「ADHD(注意欠如・多動症)の診断を受けて治療薬を飲んでいるけれど、なぜか片付けのマイルールへの異様なこだわりや、急な予定変更での大パニックが全然減らない」
「自閉スペクトラム症(ASD)の療育を受けていて、本人は予定通りに行動したいのに、衝動的で落ち着きがなく、集中力がすぐに切れてしまう」

お子さんの発達に関して、
このように

すでに診断名をもらって支援をしているのに、
どうもそれだけでは説明がつかない別の一面がある


困惑している保護者の方もいらっしゃるのではと思います。

専門医から「ADHDです」あるいは「ASDです」と告げられたとき、
親はそれを唯一の取扱説明書として受け取ります。
しかし、
その取扱説明書に沿って熱心にアプローチしているにもかかわらず、
子どもの別の行動特性(例えば不注意に対してこだわりが衝突するなど)が浮き彫りになり、叱る毎日から抜け出せないと、

「どうしてこの子は言う通りにできないの?」

と追い詰められてしま上手く場合があります。

しかし、近年の発達神経科学や臨床医学の最新知見(AuDHD=自閉症とADHDの併存に関する研究など)によると、

これら2つの特性は決して相反するものではなく、

非常に高い確率で一つの脳内に併存し、
互いの特性を覆い隠して(マスクして)いる

という事実が明らかになっています。

今回は、片方だけの診断によって引き起こされる見落としの罠と、
両方の特性を立体的に捉えることの重要性についてお話しします。

1. 一方の特性がもう一方を隠す診断のマスキング効果

かつて精神医学の診断基準(DSM-4など)では、

自閉症とADHDは同時に診断してはならない(併存を認めない)

と規定されていました。

しかし、最新の診断基準(DSM-5)になり、
ようやく両者の併存が正式に認められるようになりました。

それにもかかわらず、現在でも臨床の現場では

片方だけの診断にとどまり、もう一方の特性が見落とされるケース

が多発しています。

その大きな原因が、診断のマスキング(覆い隠し)効果です。

  • ADHDの多動性がASDを隠すケース:
    衝動的に次々と新しいおもちゃに手を出して動き回る(ADHD的特徴)ため、一見「変化に柔軟な多動児」に見えますが、
    実はその内側では「おもちゃの並べ方や遊び方のステップに厳格なルール(ASD的特徴)」を課しており、ルールが崩れると激しくパニックを起こす。

  • ASDのこだわりがADHDを隠すケース:
    「予定通りに過ごさなければならない」という強いこだわり(ASD的特徴)によって、必死に自分の不注意や忘れ物(ADHD的特徴)をカバー(過剰適応)しているため、一見「きっちりした真面目な子」に見えますが、本人の脳内は常に不注意の嵐で疲弊しきっている。

このように、

外側に見える強い特徴の陰に、
もう一方の特性が「隠しボス」のように潜んでいる

のが、併存特性(AuDHD)の非常に複雑なリアルなのです。

2. 片方だけの支援が、もう片方のストレスを暴走させる

片方の特性(例えばADHDの衝動性)だけを薬や訓練で抑制しようとすると、
隠れていたもう片方の特性(ASDの強い不安やこだわり)が剥き出しになり、本人が深刻なバーンアウトに陥ることがあります。

例えば、ADHDの薬物治療によって頭の多動や衝動が静かになった結果
これまでは衝動性によってうやむやになっていた「五感の過敏さ(感覚過敏)」や「変化への強い恐怖」がダイレクトに脳に届くようになり、
かえって癇癪やパニックが増えてしまうという臨床例があります。

専門家は、

子どもの支援を行う際、単一の診断名に固執するのを止め、

「この子の脳内には、アクセル(ADHD)とブレーキ(ASD)の両方が
同時に存在しているのではないか」

という両輪の視点で観察することが必要不可欠であると警鐘を鳴らしています。

3. 二つの特性の妥協点を見つける立体的な環境設計

子どもの行動を併存(AuDHD)という立体的な視点で見つめ直すことで、支援のアプローチガラリと変わります

例えば、

・片付けること(ASDのルール)
・途中で飽きること(ADHDの不注意)


衝突しているなら、

大人が「ルール通りにきれいに片付けなさい!」と叱るのをやめ、

「大まかにここに入れるだけでOK」

という、両方の特性が妥協できる

「大雑把な分類ボックス」を用意する

などの柔軟な環境調整を行います。

脳の個性に合わせた適切なサポートを整えてあげることで、
子どもは怒られる恐怖から解放され、
安心して自分のペースで活動できるようになります。

診断名は、子どもに貼るレッテルではなく、
その子が社会の中で生きやすくなるための適切な翻訳ツール
であるべきです。

4. 今日からできる小さな一歩

お子さんの行動に、診断名(例:ADHD)だけでは説明がつかない
こだわりや変化への不安を感じたとき、
まずは今日からできる小さな一歩として、

診断名通りの行動だけを気にするのを止め、
「この子が今、別の脳の特性(例:ASDの変化への恐れ)で
パニックになっている可能性はないか?」

と、もう一つの取扱説明書の視点で観察してみる

ことから始めてみませんか?

一つの診断名による枠をシャットアウトし、
多角的な視点で子どもを見るのです。
その立体的で柔軟な理解が、
お子さんの目に見えない生きづらさを和らげ
自分らしくのびのびと成長していくための、最も温かい支えになります。


まとめ

発達特性は、綺麗に一つの診断名に収まるものばかりではありません

片方だけの定規で測るのを少しお休みして、
二つの特性が織りなすその子のそのままのグラデーションを、
温かく受け止めてあげましょう。

今回の内容について、あなたのご家庭ではお子さんの行動において「診断名とは違う別の特性(併存)を感じた瞬間」や、それに対する対応のご経験はありますか?
ぜひコメントで教えてくださいね。

春乃ひかりでした。

用語解説

  • 診断のマスキング効果(Diagnostic Masking): 複数の発達特性(例:ASDとADHD)が併存している際、一方の特性の現れ方が強いために、もう一方の特性の存在や生きづらさが覆い隠され、診断や支援が見落とされてしまう現象。

  • AuDHD(自閉スペクトラム症とADHDの併存): ASD(自閉スペクトラム症)の特性と、ADHD(注意欠如・多動症)の特性の両方を併せ持つ神経学的な状態を示す、ニューロダイバーシティ(神経多様性)の当事者・支援者の間で広く使われている概念。

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