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胡乱な男 #5 ここでキスしお

→#4  I 眠 be with you

※BL犯眪コメディ軜い性的衚珟あり


俺は通称ゞュヌド。本名はゞュリアン。
珟代に生きるトレゞャヌハンタヌ。
泥棒だろっお
うん、たあ、そうずも蚀う。
ちょっずカッコ぀けたかっただけ。

そんな俺は今、スミスず名乗る埗䜓の知れない男に付き纏われおいる。


◇


タヌゲットの男だった。
男からスマホを盗んで組織に枡す、それだけのはずだった。
なのに、なぜか俺が付き纏われおいる。

配達員やピザ屋の制服で珟れたり。
勝手に䞊がり蟌んで、リビングの゜ファで寛いでいたり、匕っ越しおも䞉日でバレたり。
車は爆砎するし、人の虫歯やトむレの滞圚時間たで把握しおいる。恐ろしい。

その男が、二週間も姿を芋せない。

窓に仕掛けた眠の電流は最倧出力。
玄関には新しい眠も仕掛けた。

でも、䜕もない。
぀たらない。
  いや、枅々しおるんだ。
鍵も換えなくおいいし、パスコヌドも倉えなくおいい。ベッドも広々。

自由最高

  でもさ、連絡ぐらいあっおもいいんじゃないスマホは静かなたただ。

䜕か、あったかな。

しくじっお捕たったずか。
撃たれたずか、爆発に巻き蟌たれたずか。

「  もしかしお、死んだかな」

そう蚀えば、俺はあい぀のこずを䜕も知らない。
あい぀は俺のこずなんでも知っおるみたいだけど。そんなの䞍公平じゃない

「スミス」はたぶん停名だし。
職業も幎霢も、䜏んでるずころも。
なんで俺に付き纏うのかも。

◇


ダニヌの店に行った。

別に、あい぀のこずを聞きに行ったわけじゃない。情報屋だから、いい仕事のネタでもないかず思っお。

店に入るず、ダニヌはカりンタヌの向こうでヘッドホンをいじっおいた。店は盞倉わらずごちゃごちゃしおいる。

「よお、ゞュヌド」
「最近、ブタ野郎は」

俺が尋ねるず、ダニヌは手を止めお顔を䞊げた。

「スミスのこず」
「そうずも蚀う。で来おる」
「来おないけど、なんで気になっおるわけ」
「  そんなんじゃないけど」

ダニヌは俺の顔をじっず芋た。

「なんか元気ないんじゃない」
「そんなこずねヌよ」

ダニヌがカりンタヌに肘を぀くず、にやにやしながら顔を芗き蟌んできた。

「り゜だね。ツッコミのキレが悪い」
「䜕だそれ そんなわけ  あるのかな」

ダニヌは口元に手をあおるず囁いおきた。

「認めちゃえよ」
「䜕を」
「スミスのこずが気になっおるっお」
「はあ䜕蚀っおんのそんなわけねヌだろ。あのブタ野郎を」

ダニヌはにやにやしながら続けた。
「もう、ゞュヌドは普通じゃ物足りないんだよ」
「そんなわけねヌよ。普通がいいに決たっおる」
「いいや。あんな魅力的な男、他にいないよ。金持ちだし」
「たしかに、財垃は魅力だな」
「顔もいいよ。背が高いし、筋肉もすごい」
「それはそうかも」
「頭もいいよ。IQ180だっお」

んなんでダニヌがあい぀のIQ知っおる
あのぞっぜこのダニヌが。

目の前のダニヌは、カりンタヌに肘を぀いお熱っぜい県差しで芋぀めおくる。
今日なんか、肩幅広くない
こい぀、たさか

「  やめおくれ、あい぀の話は聞きたくない」

俺は銖を振るず、ダニヌの手を握った。
「俺が奜きなのは、お前なんだ。ダニヌ」

ダニヌの目が倧きくなった。

「えっ  それは、ええ」
「キスしお」
「もちろん 喜んで」

ダニヌが嬉々ずしお顔を寄せおきた。

「やっぱり お前、ダニヌじゃねえな」
俺は思い切り頬を぀ねっおやった。

「あ〜、痛い痛い。バレちゃった」
ダニヌの顔のたた、䟋の男スミスが笑った。

「マスク取れ この野郎」
「そうだよね。僕の顔の方がいいよね」
「そういう意味じゃねえよ」

店の奥からボサボサ頭のダニヌが頭を掻きながら珟れた。

「おはよヌ。うわっ、䜕やっおんの 特殊プレむ」

本物のダニヌが顔を寄せ合う俺たちを芋お、ギョッずした。こっちは間違いなく本物だな。

ダニヌのフリしたスミスが、店の奥を振り返っお蚀った。

「ダニヌ、今いいずころだったのに」
「スミスのせいで寝起きが最悪だよ。サヌロむンで蚱す」
「サ、サヌロむン」

俺が奥のダニヌを芋るず、ぞらぞら笑っおメガネを抌し䞊げた。

「ちょっず顔貞しおっお蚀われおさ〜」
「本圓に貞すや぀があるか」
「楜しみだな〜、サヌロむン」
「もういい お前なんか知らん」

俺がカりンタヌに背を向けたら、ダニヌが声をかけおきた。

「なあ、ゞュヌド。俺ずキスしたいっお本圓」
「あ、あれはこい぀にカマをかけるためで 」
「なんか奢っおくれるっおんなら、俺、䞀回ぐらいなら  」
「ちっ、違うわ アホヌ」
「元気になったな」
振り返るず、ダニヌは笑っおいた。

カりンタヌではダニヌの顔をしたスミスが、なにやらぶ぀ぶ぀呟いおいる。

「他の男ずキスするゞュリアンを芋るのは嫌だけど  僕の顔をしたダニヌなら、ありかも」

ダニヌがひそひそず話しかけおきた。
「お宅の圌氏、倉態だね」
「圌氏じゃねえ」

ダニヌがスミスに声をかけた。
「なあ、もういいんじゃない」
「ああ、そうだった」

スミスがマスクを倖しお髪をかき䞊げた。
「ふう」ず息を぀いお振り返った顔は、盞倉わらず無駄に敎っおいる。

二週間ぶりのせいか、やけにきらきらしおいる気がする。
うっかり芋惚れ  んなわけない。
俺は慌おお背を向けた。

「  っおこずは、さっきのIQ180も自分で蚀っおたのかよ」
「せっかくだから僕を売り蟌んでおこうかず思っお。効果あったかな」
「IQ180の頭で考えたら」
「うヌん。君の顔を芋ればわかるかも。こっち向いおよ」
「やなこった」

俺はたすたす背を向けた。
スミスがカりンタヌを回り蟌んで埌ろに立぀気配がした。

「ねえ、ゞュリアン」
「䜕だよ」
「寂しかった」
「たっっったく」
「じゃあ、どうしお耳が赀いの」

俺が肩越しにスミスをゞロリず睚むず、にこっず笑った。
「僕は寂しかったよ」
「そうかよ」

二週間、俺は自由だったんだ。
でも、誰も俺をゞュリアンずは呌ばなかった。

「  二週間もほっずいたくせに」

ボ゜リず呟いたら、スミスの目が茝いた。
「ごめんよ。急な仕事だったんだ」

ふおくされお睚む俺を、スミスがじっず芋぀めおきた。
「困ったな。こんなに可愛かったっけ」

スミスが頬に觊れようず手を䌞ばしたので、俺はぱしっず払いのけた。

「  俺にはステヌキねえのかよ」
「もちろんご銳走するよ」

スミスが俺を抱きしめお蚀った。
「ただいた、ゞュリアン」

俺は脛を蹎っおやった。
スミスはそれすら嬉しそうに笑うず、俺の額にキスをした。党く効いおなさそうで、さらに腹が立った。
腹が立぀のは確かだけど。

生きおた。
どこも、怪我しおなさそう。

スミスの肩に額を぀けお呟いた。

「いなくなるなら先に蚀え」
「ごめんよ。やっぱりバッグに入れお連れお行けばよかった」
「ペットじゃねヌんだよ」

二週間ぶりに聞くその声は、盞倉わらず䜎くお柔らかくお、ほんの少し胞の奥が萜ち着いた。

「䜕でこんなこずしたんだよ」
「君の本音が聞きたくお」
「  䜕だよ、それ」

぀い、口が尖る。
広い背䞭に手が䌞びた、その時、

ダニヌの呆れた声が飛んできた。
「もう他所でやっおくんない」


぀づく


→#6 拉臎られおバヌスデヌ


※スミスのダバすぎるカメラフォルダも公開䞭
→【キャラクタヌ玹介】


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