「できない」と言われた私が、ロジカルに考えられるようになるまで
はじめに
「もっとロジカルに考えて。」
社会人になって数年が経った頃、上司からそう言われることがありました。
また、クリティカルシンキングの重要性についても何度か指摘を受け、「自分は物事を論理的に考えるのが苦手なのかもしれない」と感じていました。
当時の私は、ロジカルシンキングができる人は、生まれつき頭の回転が速い人なのだと思っていました。
だからこそ、「自分には向いていない」と考えてしまっていたのです。
しかし、その考え方はPMPの学習を通じて大きく変わりました。
この記事では、ロジカルシンキングは才能ではなく、考え方を身につけることで少しずつ変えられるものだと気づいた経験について書いてみたいと思います。
第1章 「自分はロジカルに考えられない」と思っていた
社会人になってしばらく経った頃、上司から「もっと考えて行動して」と言われることが何度かありました。
また、クリティカルシンキングについても、「物事をもう一歩深く考えてみよう」と指摘を受けることがありました。
当時の私は、その言葉を聞くたびに、「自分には論理的に考える力が足りないのではないか」と感じていました。
ロジカルシンキングが得意な人は、生まれつき頭の回転が速く、自然と筋道を立てて考えられる人。
当時は私自身も、上司から「得意・不得意がある」と言われたこともあり、「自分には向いていない能力なのかもしれない」と思い込んでいました。
そんなイメージを持っていたため、「自分には向いていない能力なのかもしれない」と思い込んでいたのです。
その頃は、目の前の課題に対して直感的に答えを探すことが多く、「なぜそう考えたのか」「他に選択肢はないのか」「本当にその結論でよいのか」といった視点で考える習慣は、あまりありませんでした。
もちろん、システム開発の経験を積む中で、課題を整理したり、原因を調査したりすることは日常的に行っていました。
しかし、それらを「ロジカルシンキング」という考え方として意識したことはなく、体系的に学んだ経験もありませんでした。
だからこそ、上司から指摘を受けるたびに、「できる人」と「できない自分」を比べてしまい、自信を失うこともありました。
今振り返ると、当時の私は「考え方の型」を知らなかっただけなのだと思います。
そして、そのことに気づくきっかけになったのが、PMPの学習でした。
第2章 PMPで学んだのは、知識よりも「考え方」だった
PMPの学習を始めた当初、私は「プロジェクトマネジメントの知識を身につける資格」だと思っていました。
もちろん、スコープやリスク管理、品質、ステークホルダーなど、多くの知識を学びます。
しかし、学習を進める中で私が一番大きく変わったのは、知識そのものではなく、「物事の考え方」でした。
PMPでは、一つの課題に対して、すぐに答えを出すことはありません。
まずは状況を整理し、課題は何なのか、誰が関係しているのか、どのようなリスクがあるのかを考えます。
そして、その上で最適な選択肢を判断していきます。
この流れに触れた時、「ロジカルシンキングとは、頭の良さではなく、考える順番や視点なのではないか」と感じるようになりました。
以前の私は、目の前の問題に対して、経験や直感を頼りに答えを探すことが多くありました。
しかし、PMPの学習を通じて、
「なぜそう考えるのか」
「他に選択肢はないのか」
「誰に影響があるのか」
と、一度立ち止まって整理する習慣が少しずつ身についていきました。
もちろん、PMPを学んだからといって、すぐにロジカルシンキングが身についたわけではありません。
ですが、「考え方には型がある」と知れたことは、私にとって大きな転機でした。
以前は才能だと思っていたものが、意識して繰り返すことで少しずつ身につけられるものなのだと考えられるようになったのです。
第3章 考え方が変わると、仕事の見え方も変わった
PMPの学習を通じて、物事を整理して考えるための視点を学びました。
しかし、本当にその価値を実感したのは、実際の仕事の中で活用した時でした。
新しい部署へ異動してからは、これまで経験してこなかった業務やシステムに関わることになり、分からないことも多くありました。
以前の自分であれば、分からないことに直面した時、「まず答えを探す」ことに意識が向いていたと思います。
しかし現在は、
「何が分かっていないのか」
「不足している情報は何か」
「誰に確認すれば全体像が見えるのか」
というように、状況を整理してから行動することを意識するようになりました。
また、課題に対しても、単純に解決策を考えるだけではなく、
「この課題によって影響を受ける人は誰か」
「優先すべきことは何か」
「将来的なリスクはないか」
という視点で考えるようになりました。
もちろん、今でもすべてを完璧にできているわけではありません。
迷うこともありますし、経験不足を感じる場面もあります。
しかし以前と大きく違うのは、「考え方を整理するための軸」を持てるようになったことです。
ロジカルシンキングやクリティカルシンキングは、一部の優秀な人だけが自然にできる特別な能力ではありません。
まずは、目の前の状況を整理すること。
何が問題なのか、どのような情報が不足しているのか、誰に確認すべきなのか。
一つひとつ整理することから始めることで、少しずつ論理的に考える力につながっていくのだと思います。
正しい答えを最初から出すことよりも、情報を整理し、問いを立て、より良い判断につなげていくこと。
その積み重ねによって、少しずつ身につけていけるものなのだと、今は感じています。
以前は「自分には向いていない」と思っていた考え方が、今では仕事を進める上で自分を支えてくれる力の一つになっています。
PMPの学習を通じて得た一番大きなものは、資格そのものではなく、物事を見る視点が変わったことでした。
おわりに
今回の記事では、私自身がロジカルシンキングに苦手意識を持っていた経験と、PMPの学習を通じて考え方が変化した過程について書きました。
以前の私は、ロジカルシンキングやクリティカルシンキングは、もともと得意な人が持っている能力だと思っていました。
しかし、実際にはそうではありませんでした。
物事を整理すること。
必要な情報を集めること。
さまざまな視点から考えること。
こうした一つひとつの積み重ねによって、少しずつ身につけていけるものなのだと感じています。
もちろん、今でもすべての場面で論理的に完璧な判断ができるわけではありません。
迷うこともありますし、経験不足を感じることもあります。
それでも以前とは違い、課題に直面した時に「どうすれば解決できるか」だけではなく、「なぜその課題が発生しているのか」「周囲にはどのような影響があるのか」と、一度整理して考える習慣が身についてきました。
PMPの取得を通じて得た一番大きなものは、資格そのものではなく、物事を見る視点が変わったことでした。
資格や知識は、取得した瞬間に価値が生まれるものではありません。
実際の経験と結びつくことで、自分自身の考え方や行動を変える力になるのだと思います。
これからも、技術的な知識を磨きながら、物事を広い視点で捉える力も伸ばしていきたいと思います。
この記事が、過去の私のように「自分は考えることが苦手なのではないか」と感じている方や、新しいことに挑戦している方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
皆さんは、仕事や学習を通じて考え方が変わった経験はありますか?
もしよろしければ、コメントで教えていただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今後も、SEとしての経験や資格取得、新しい環境への挑戦を通じて感じたことを発信していきたいと思います。
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10年間SEとして経験を積んだ私が、PMという新しい役割に挑戦する中で感じたことをまとめています。
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