続・Victim(犠牲者)を探し回るマーケット - 「ゼロサムゲーム」の根本
参照:おかしな相場 - Victim(犠牲者)を探し回るマーケット|損切丸
イライラが募るマーケット(苦笑)|損切丸 でウジウジした相場(苦笑)が続いているが、そんな中一生懸命仕掛けているのがビットコイン(BTC)。今年に入ってからの急落で大分ロング(買い)ポジションが捌けたので仕掛け易くなっていた面もあるが、何とか@8万ドル以上を維持しようと躍起。だが半年前と金利水準は大きく違っており ↓ 「金余り」は解消気味。何かを買い増すには何か別のプロダクトを売る必要が出てくる


まさに「ゼロサムゲーム」。現状BTCは金(Gold)辺りとキャッチボールしているように見えるが、いずれにしろ Victim(犠牲者)を探し回っている

こういう相場では「エントリーポイント」(どこで買うか)が肝要。BTCもここから@8万ドルで買う人と@6万ドル台で拾った人では雲泥の差。日経平均も@7万円台で掴んだ人とここから押し目買いを狙う人では運用成績がまるで違ってくる。大事なのは Victim にならないこと。ここ数年の「金余り」で "ガチホ" が通用したバカチョン相場と違い、よりプロフェッショナルなスキルが必要になる。これはFXや他の市場も一緒
「金利上昇」≓ 使える「お金」の量の減少
そんな中最も重要なのが 続・「過剰流動性」の総本山は日本 ー 気になる「円キャリートレード」の行方|損切丸 その象徴が「円キャリートレード」だが、直近の6ヶ月~2年JGBのプライスアクションを見ると9/18の+0.25%利上げはほぼ決まり(その後3ヶ月毎に+0.25%)。米株価にしてもドル円にしてもよくぞここまで持ち上げてきた、というのが筆者の正直な感想だが、おそらくAIやHFT(高頻度取引)等々のテクノロジーの発展なしでは成し遂げられなかったであろう



だが "クラッシュ" はマーケットの "リブート" -「金利」@5%時代の到来|損切丸 の状況で、テクノロジーや投資銀行の "都合" だけでは「金余り」相場を支えきれないステージに入ってきた。だからこそかつての "ヘッジファンド(HF)の雄" ≓ Bッセント米財務長官も「円安危機」を感じ取って「日米協調介入」に踏み切ったわけで、事態はかなり進捗している
そもそもこのままでは▼6,000兆円を超える「借金」(≓40兆ドル)を抱え利払いだけで年間▼200兆円近く支払わなければいけない米政府自体が Victim になってしまう。「お金」に詰まると人も企業もそして「国」さえも豹変してしまう。「借金」の負担が軽くなるならリセッション(景気後退)も株価の下落もドル安も意に介すまい。そのぐらい「資金繰り」は逼迫しており、ウォール街から株価の下落予想が出て来ているのもそのせいだろう
ただ1つ留意点があるとすれば、現米政権はあからさまに自らの「利益」を追求している点。 "TACO" が典型だが、一族郎党、あるいはJダヤ人脈のいわゆる「お仲間」が儲かるなら何でもする。過去の政権でもそういう動きがあったのは否めないが(アメリカはそういう国)、これだけあからさまなのは見た事が無い。それだけ大統領権限が強い事の証だが、今の世の中なら「コンプライアンス」(法令遵守)でアウトな事案ばかり。例えば暗号資産を大量に抱えているならどんな手を使っても高値を維持しようとするだろう
その辺りはウォール街や米政財界のトップは周知しており、自らが Victim にならないよう「お金」を動かしているはず。中東で戦争を仕掛けているのも同様に「お金」を流すためであり、中間選挙に向けての選挙対策とも読める。だからどんなに "TACO" っても止めたりしない。証券会社が顧客にお薦めする銘柄株ように業績とか景気動向とかの単純な理屈ではない
それでも尚、米政権の思惑通りいくかどうかは定かではない。それ程市場の "歪み" は巨大に膨らんでおり、きっかけ1つで破裂しかねない。いわば「過剰債務の時限爆弾」。ドル円もAI半導体関連株もBTCもどう動くか判らない要素が30%は残る。やはり政治権力でもコントロール仕切れない「金利」が鍵を握るだろう
これは日本も同様。「円安是正」に向けて3ヶ月毎に+0.25%、政策金利を@2%まで持って行くのが "アメリカとの約束" だろうが、これも途中でどうなるか不確定要素も多い。最右翼は1,000兆円単位で積み上がっている「円キャリートレード」でLTCM破綻時(1998)のようにドル円が3日間で▼25円も急落する展開だって無いとは言えない。そしてもっと怖いのが買い手が細っているJGB(日本国債)の暴落。だから日銀はあんなに利上げに慎重を期している。「金融危機」だけは避けたいのが本音だ
ここからは全てのマーケットに目を凝らし、ささいな「変化」を見逃さない事が重要。紙一重で Victim になるか逃げおおせるか、運命の分かれ道。「長期投資」なんて言っている余裕はなくなるかもしれない
