一体何をやってんだか... - 日本人にも欲しい相手を「利用」する "強かさ"
さすがの破壊王 "Tariff Man" も何でもかんでも思い通りとはいかないようだ。次期FRB議長がウォーシュ元FRB理事と報じられた事でマーケットの様相は一変。ハト派に転じたとはいえ▼1~2%の大幅利下げを実施するような人物では無く、過剰な利下げ期待は一気に剥げ落ちている
おおよそ起こった事は:
1.ドル - 売り込まれた所から強烈な買い戻し
2.米国債 - 利下げ期待剥落から下落(長期金利を中心に上昇)
3.ビットコイン - 利下げ期待剥落で急落
4.金(Gold)- ドルの買い戻しを受けて急落
一体何をやってんだか...
不思議の国・日本 - 各国の「文化」が反映する通貨相場|損切丸 で "Yダヤ資本主導でトラップだらけのドル" と書いたがこういうのが典型。南北戦争(1861~1865)でわざと北軍劣勢を装い急落した株価を拾ってその後勝利に持ち込み株価は急騰。Yダヤ資本が莫大な財を築いたのは有名な話。「ドル」絡みの相場はいつもそう。筆者も現役時代から何度も溜息をついてきたが、最近の「TACO」トレードはあまりにあからさま
「煽るだけ煽って喰いついてきたらズドン!」が常套手段。|損切丸 が基本だが、一見儲かりそうに見えて胴元の手口を知らない人はまず儲からない。 飛び交う ”偽情報” ー ほとんどは誰かの ”都合” |損切丸 1日で▼30%も落ちた銀(Silver)↓ なんて酷い有様だ

余計なお世話かもしれないが、日本人としては60兆円以上に積み上がっている「新NISA」が心配。米株が上がったと思ったらドル円が下がったり、その逆だったり。ここ数十年繰り返されてきたパターン。色々な仕掛けで心理的に揺さぶってくる。相場に参加するなというつもりはないが、相手の手の内を想定して「利用」するぐらいの "強かさ" が日本人にも欲しい(イギリスやヨーロッパはその辺は理解している)

これで「金利」の行く末が読みにくくなった
まず米国だがTIPS(米物価連動債)でジワジワBEI(Break Even Interest Rates、予想物価率)が上がっている ↓ 事を考慮すると、ECB同様次のアクションは「利下げ」ではなく「利上げ」かもしれない。いわば「スタグフレーション」シナリオの復活。これは投資全体にとって好ましいものではなく、30年米国債はまたぞろ@5%目指しに転換している



東京のコアCPI(除.生鮮食品)が@2%まで低下した事は日銀の利上げ前倒しを難しくしそう。次回3/19+0.25%利上げを見込む向きも増えていたがこれで4/28に戻った感じ。ただ中立金利の下限と目される@1.5%までは多少の日程変更があっても淡々と進むだろう(おそらくそれが為替レートの水準に関する米財務省とのアコード)



逆にFRB( and/or ECB )が利上げに反転する場合は日銀による利上げ前倒しが進むことになり、ターミナルレート(利上げの到達点)も現在の@2%程度から上振れする可能性が出てくる。@160円以上の「円安」を日米とも望まないなら自ずとそうなる
しかし今回のマーケットの顛末を見ていると "Tariff Man" の内外の政治力の衰えは否めない。「政策金利を@1%にしろ」とか「グリーンランドをよこせ」とかそもそも滅茶苦茶なのだが、それでも支持率が高ければまだ威力もあった。ここで次期FRB議長が元理事になったりカナダ、イギリスが中国に接近したりするのは中間選挙後のレイムダック化を見越した動きにしか見えない。その内「TACO」は見向きもされなくなるだろう
それでも中間選挙に向けてあれこれ暴れる可能性は残る。ここはじっくり腰を落として「自分にとって一体何が適正投資なのか」。株が得意な人は個別株を分析するのもいい。「損切丸」専門の「金利」に関しては*政策金利@2%到達を織込んでいるJGBは少なくともかつてのような「超低金利」ではない。CPIが2%なら金利水準は妥当で、買えば必ず損という訳でも無い
*「お金」に余裕のある人は償還までの持ちきりで個人国債を討するのも選択肢の1つ。ただし金利が▼4割引きになる10年変動はあまりお薦めできない。イールドカーブが「ベアフラット」して長期金利が上がらなくなった場合不利になる可能性がある。3年後、5年後、期日償還後の「再投資」を考えれば期間の短い債券が有利な事もある。名目金利だけ見て判断してはダメ
日米欧ともに大きな課題になりそうなのが「長期金利」。金融政策を誤れば利下げしても上がってしまう。なかなか厄介な代物だ。かといって日米のように発行国債を1年以内に短期化すれば 「資金繰り」の "鉄則" - "金利が安いから" → "短期傾斜" では「借入」が雪ダルマ式に増えるだけ|損切丸 そう長く続けられる方策ではない。「資金繰り」上はむしろ危険度が高まる
ドル円を買ったと思ったら金(GOLD)を売ったり、米国債を売ってビットコインも売ったり、これだけ右往左往するのを見るとさすがのYダヤの「お金持ち」も気の迷いがあるのかもしれない。彼らが損する時は市場参加者のほとんどが損する時 ≓「金融危機」。ここは「利用」すると同時に「守り」も固めておきたい。荒れ模様の相場はそう告げている
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