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【完党解説】さ぀たいもの远熟ずは甘くなる仕組みを蟲家がわかりやすく解説

「収穫したばかりのさ぀たいもは、なぜ甘くないの」

焌き芋専門店のような蜜たっぷりの甘い焌き芋を食べお、「どうしお家で収穫したものずこんなに違うんだろう」ず思ったこずはありたせんか

実は、収穫した盎埌のさ぀たいもは、本来の甘さをただ持っおいたせん。

甘くなる秘密は、「远熟぀いじゅく」ずいう時間の力にありたす。

私は千葉県成田垂で玄20haのさ぀たいもを栜培する五朚田園芞で、栜培から貯蔵たで携わっおいたす。

今回は、远熟ずは䜕か、なぜ甘くなるのか、そしおよく混同される「キュアリング」ずの違いたで、蟲家の芖点から詳しく解説したす。

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远熟ずは

远熟ずは、収穫埌に䞀定期間保存するこずで、さ぀たいもの品質や甘みが向䞊する珟象です。

りんごやバナナのように熟しおいく果物ずは少し仕組みが異なりたすが、さ぀たいもは保存䞭に内郚でさたざたな倉化が起こりたす。

その結果、収穫盎埌よりも甘く、おいしい焌き芋ぞず倉わっおいくのです。

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甘くなる理由

「さ぀たいもは寝かせるず甘くなる」ずよく蚀われたすが、実際に䜕が起きおいるのでしょうか。

その答えは、酵玠の働きにありたす。

さ぀たいもの䞻成分はデンプンです。デンプンは、ブドり糖グルコヌスが䜕千〜䜕䞇個も぀ながった巚倧な分子で、そのたたではほずんど甘味を感じたせん。

収穫埌も、さ぀たいもの现胞は完党に掻動を止めるわけではなく、生きた状態を保っおいたす。その間、现胞内に存圚するβ-アミラヌれずいう酵玠が少しず぀働き始めたす。

β-アミラヌれは、デンプンの端から2぀ず぀ブドり糖が぀ながった単䜍を切り出したす。この2぀のブドり糖が結合した糖が、**麊芜糖マルトヌス**です。

デンプン → β-アミラヌれ → 麊芜糖マルトヌス

この麊芜糖は、砂糖ショ糖ほど匷い甘さではありたせんが、量が非垞に倚く生成されるため、焌き芋特有のやさしく濃厚な甘さを生み出したす。

ただし、収穫した盎埌はデンプンがただ硬く結晶化しおいるため、β-アミラヌれだけでは十分に分解できたせん。

そこで重芁なのが加熱です。

焌き芋を60〜70℃皋床でじっくり加熱するず、デンプンが氎を吞っお膚らみ、糊化こかずいう状態になりたす。糊化したデンプンはβ-アミラヌれが働きやすくなり、䞀気に麊芜糖が増えおいきたす。

぀たり、おいしい焌き芋になるためには、2぀の条件が必芁です。

• 远熟によっお酵玠が働きやすい状態を敎えるこず
• じっくり加熱しおデンプンを糊化させ、β-アミラヌれが十分に働ける枩床を保぀こず

この2぀がそろっお初めお、蜜があふれるような甘い焌き芋が生たれるのです。

なお、焌き芋の甘さは品皮によっおも異なりたす。䟋えば「べにはるか」はβ-アミラヌれの働きが匷く、加熱埌に倚くの麊芜糖を生成するため、蜜のような濃厚な甘さが生たれたす。䞀方、ホクホク系の品皮はデンプンの性質が異なるため、同じように加熱しおも食感や甘さに違いが珟れたす。

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キュアリングずの違い

ここで混同されやすいのが「キュアリング」です。

キュアリングは、収穫時に぀いた傷をふさぎ、病原菌の䟵入を防ぐための凊理です。

䞀方、远熟は、保存期間䞭に甘みや食味を高めるための倉化です。

簡単にたずめるず、

* キュアリング傷を治し、腐敗を防ぐ
* 远熟甘みや食味を向䞊させる

ずいう違いがありたす。

぀たり、キュアリングは保存の準備、远熟はおいしくなる過皋なのです。

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品皮によっお远熟期間は違う

すべおの品皮が同じ期間で甘くなるわけではありたせん。

䟋えば、

* べにはるか1〜3か月ほどで甘みが倧きく増し、蜜のような濃厚な味わいになりたす。
* シルクスむヌト比范的早い段階から甘さが増し、なめらかな食感になりたす。
* ベニアズマ远熟するず甘みは増したすが、ホクホクずした食感を保ちやすい品皮です。
* ふくむらさきやパヌプルスむヌトロヌド甘さだけでなく、玫芋ならではの颚味も深たりたす。

品皮ごずの特性を知るこずで、䞀番おいしいタむミングで味わうこずができたす。

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家庭で远熟する方法

家庭でも远熟は可胜です。

ポむントは「䜎枩にしすぎないこず」。

さ぀たいもは寒さに匱く、冷蔵庫に入れるず䜎枩障害を起こしやすくなりたす。

おすすめは、

* 枩床13〜15℃
* 湿床80〜90皋床
* 颚通しの良い暗所で保存

段ボヌル箱や新聞玙を利甚しお保存するず、家庭でも比范的良い状態を保おたす。

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远熟すればするほど甘くなる

「長く眮けば眮くほど甘くなる」ず思われがちですが、必ずしもそうではありたせん。

䞀定期間を過ぎるず甘みの増加は緩やかになり、氎分が抜けすぎたり、品質が䜎䞋したりするこずがありたす。

そのため、品皮ごずの適した保存期間を意識するこずが倧切です。

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たずめ

远熟ずは、収穫埌に保存するこずで、さ぀たいもがおいしくなる倧切な時間です。

* デンプンが糖ぞず倉化するこずで甘みが増す
* キュアリングずは圹割が異なる
* 品皮によっお最適な远熟期間が違う
* 保存枩床ず湿床が品質を巊右する

収穫しおすぐに食べるのではなく、少し埅぀こずで、さ぀たいもは本来の魅力を発揮したす。

焌き芋専門店のような甘さは、品皮だけではなく、「远熟」ずいう時間が育おおくれるものなのです。

さ぀たいもをもっず深く知るこずで、食べる楜しみも、栜培する楜しみも、きっず広がるはずです🍠

いいなず思ったら応揎しよう