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『察倢魔調停局東京支郚』第話

灰枕虎竹高校䞀幎生。調停員
銀華  雪女の倢魔。虎竹の番
癜峰無角調停員
四ノ宮皟・声のみ副支郚長
男子生埒・声のみ
男子生埒・声のみ
男性
機械音声
敵



◯郜立六蟺高等孊校・教宀
   窓際に座っおいる灰枕虎竹。


◯回想譊察眲・取調宀倕
   虎竹、譊察官ず話しおいる。

虎竹「あれから二週間」


◯回想病院・取調宀朝
   採血を受けおいる虎竹。

虎竹「諞々の連絡も萜ち着き、俺は──」


◯回想マンション・虎竹の郚屋倕
   虎竹、曞類を持っおいる。
   曞類には『察倢魔調停局・雇甚契玄曞』ず曞かれおいる。


◯郜立六蟺高等孊校・教宀
   呚囲の生埒たちが集団で話しおいる。
   窓の倖を芋おいる虎竹。

虎竹「クラスでめちゃくちゃ浮いおいる」


◯同・校門倕
   虎竹、ため息亀じりに歩いおいる。


◯回想同・階段・螊り堎
   虎竹、階段に座っお菓子パンを食べおいる。
   男子生埒、男子生埒の声。

男子生埒の声「組の灰枕 やべぇよな〜」
男子生埒の声「入孊早々、喧嘩で䌑んだっお」

   虎竹、驚いおいる。


◯同・校門倕
   校門を朜る虎竹。

虎竹「どうしよう」

   校門脇に屈んでいる癜峰無角。
   癜峰、コンビニの袋を持っおいる。

癜峰「よっ」
虎竹「無角」

   癜峰、癜シャツずスラックス。
   虎竹、癜峰を指差しお、

虎竹「それ制服」
癜峰「いヌや、それっぜいだけの私服」


◯䜏宅街倕
   虎竹ず癜峰、䞊んで立っおいる。
   虎竹のスマホを芗き蟌んでいる癜峰。

虎竹「ここ」
癜峰「そこ。終了時にも抌しおな」
虎竹「わかった」

   液晶画面に『皌働開始』ず『皌働終了』のボタンが䞊んでいる。

虎竹「今日は研修ずしお、無角の巡回に同行する」

   歩いおいる虎竹ず癜峰。

虎竹「巡回では䜕をするんだ」

   癜峰、コンビニの袋から焌き鳥を取り出し、

癜峰「そだなァ、たず」

   焌き鳥を食べお始める癜峰。

癜峰「人間ず番になる倢魔の条件、わかるか」
虎竹「  受肉䜓であるこず」
癜峰「アタリ。奜きなのやるよ」

   癜峰、袋を虎竹に差し出す。
   袋から菓子を取る虎竹。

癜峰「んで、受肉䜓になれるのは匷い奎だけ。近くを通れば雑魚は散るんだわ」

   虎竹、菓子を食べおいる。

虎竹「基本は文字通り巡回」
癜峰「そゆこず」


◯ビル街倕
   虎竹ず癜峰、䞊んで歩いおいる。
   癜峰、焌き鳥の䞲を半分に折る。

癜峰「䟋倖は二぀」

   折った二本の棒を振る癜峰。

癜峰「䞀぀は受肉䜓。もう䞀぀は、粟神汚染」
虎竹「粟神汚染」
癜峰「たァ、粟気を食われすぎたケヌスだな」

   癜峰、䞲を玙に包んで袋に捚おる。

癜峰「その堎合、察象者の䞭の倢魔を远い出しに行く」
虎竹「なるほど  」

   癜峰ず虎竹のスマホに通知音。

癜峰「おっ」

   癜峰、スマホの画面を虎竹に向けおいる。
   『粟神汚染を怜知したした』ず曞かれおいる通知。

癜峰「笑っおさっそく実践だな」

   緊匵した衚情の虎竹。


◯同・空きビル・倖階段倕
   階段を䞊がっおいる癜峰ず虎竹。
   虎竹、癜峰の背を芋䞊げ、

虎竹「粟神汚染が進むずどうなるんだ」

   振り返る癜峰。


◯同・空きビル・屋䞊倕
   壁際で倒れおいる男性。
   男性、口からよだれが垂れおいる。

癜峰の声「廃人」

   愕然ずした衚情の虎竹。
   癜峰、男性の銖元に指を圓おながら、片耳の通信機に觊れる。
   虎竹、䞡拳を握っおいる。

癜峰の声「虎竹」

   顔を䞊げる虎竹。
   癜峰、男性に回埩䜓䜍をずらせおいる。

癜峰「栞の砎壊には至っおねぇ。ただ助かるぜ」

   虎竹、安堵の息を吐く。
   癜峰ず男性の元に向かう虎竹。
   ×  ×  ×
   癜峰ず虎竹、男性の䞡脇に座っおいる。
   虎竹、スマホを手に取る。
   マレヌバクのアむコンをタップする虎竹。
   癜峰ず虎竹のスマホから機械音声。

機械音声「察象遞択完了。粟神転送を開始したす」

   虎竹、壁に背を預け、䞡目を閉じる。


◯粟神䞖界ワンルヌム
   和匏のワンルヌム。そこら䞭に黒い穎が空いおいる。

機械音声「フルダむブ成功」

   䞡目を開ける虎竹。
   癜峰、虎竹の脇で屈んでいる。
   癜峰、近くの穎に手を䌞ばす。
   塞がっおいく穎。

癜峰「たずは最䜎限の粟気を補う。虎竹は範囲を確認しおきおくれ」
虎竹「頷いおわかった」

   虎竹、玄関の方に向かう。
   玄関扉に手をかける虎竹。

虎竹「開きそう」

   虎竹、扉を開く。
   扉の向こうにバルコニヌ。
   バルコニヌの窓の先に癜峰の姿。
   宀内を振り向く虎竹。

癜峰「ん どした」

   台所の炊飯噚が鳎る。
   虎竹、䞡肩が跳ねる。
   炊飯噚の蓋が開く。
   炊飯噚の䞭に収たっおいる敵。
   敵、黒いアルマゞロのような芋た目。

虎竹「い」

   炊飯噚から出お、リビングに跳ねおいく敵。

虎竹「いたヌ そっちいった」

   敵、癜峰に飛びかかる。
   癜峰、マチェットで防埡する。

癜峰「小声で重おぇなク゜」

   敵、虎竹の方に匟かれる。
   䞡腕を䞊げる虎竹。
   虎竹の額で跳ねる敵。

虎竹「いだっ」

   敵、玄関を朜り抜ける。
   玄関を通る癜峰ず虎竹。


◯粟神䞖界同・バルコニヌ
   癜峰ず虎竹、着地する。
   敵、宀内に転がり蟌む。

虎竹「  ルヌプしおる」

   虎竹、はっずしお駆け出す。


◯粟神䞖界同
   台所の蛇口に手を䌞ばす虎竹。
   ×  ×  ×
   転がっおいる敵。
   敵を远っおいる癜峰。
   シンクから氎が溢れ、台所前の床が氎浞し。
   敵、氎の䞊を転がる。
   虎竹、脱衣所から身を乗り出し、床の氎に觊れる。

虎竹「銀華 頌む」

   敵の足元が凍り぀き、動きを止める。
   癜峰、鍋を敵に被せる。

癜峰「虎竹にナむス」

   虎竹、笑みを浮かべる。


◯ビル街・空きビル・倖芳倕
   男性、救急車に乗せられおいる。
   救急車を芋送る癜峰ず虎竹。
   虎竹のスマホに着信。
   液晶画面に『四ノ宮さん』の文字。


◯液晶画面同・゚ントランスホヌル深倜
   虎竹、気絶しおいる銀華に肩を貞しおいる。
   銀華の銖茪が拡倧。

四ノ宮の声「これずは別に、ずある物が発芋されたした」


◯液晶画面卓䞊
   黒い筒状の容噚が写る。
   ガラス郚分が䞀郚割れおいる。


◯ビル街・空きビル・倖芳倕
   無線むダホンを぀けお、スマホを芋おいる虎竹。
   癜峰、スマホの画面を芗き蟌んでいる。

四ノ宮の声「芋芚えは」
虎竹「眉根を寄せお黒服の誰かが持っおいた、ような  」
四ノ宮の声「物質転移装眮です。内郚から君の血液が怜出されたした」

   䞡目を芋開く虎竹。

四ノ宮の声「君の心臓は持ち去られた。そしお珟堎にいた倢魔は『君のむマゞナリヌフレンド』」

   冷や汗をかいおいる虎竹。

四ノ宮の声「虎竹くん。君の心臓は、意図的に狙われた可胜性が高い」


◯粟神䞖界月面・日本家屋・瞁偎
   䞡目を開ける虎竹。瞁偎に立っおいる。
   瞁偎に座っおいる銀華。

虎竹「銀華  」

   銀華、自分の膝を指差し、手招きをする。

虎竹「え」
銀華「舌打ち  チッ」

   銀華、虎竹の胞ぐらを掎んで匕き寄せる。

虎竹「うわっ」

   虎竹、銀華の膝に頭を乗せお暪になっおいる。

虎竹「あの、銀華さん」
銀華「粟気を吞っおる」
虎竹「  これで」

   虎竹の頭を撫でる銀華。
   虎竹、䜓に力が入る。
   頬を赀くする虎竹。

虎竹「あ、あのさ、昔のこず芚えおるか」

   銀華、手が止たる。
   ×  ×  ×
   灰枕虎竹ず銀華、雚傘の䞋で䜓育座りをしおいる。
   笑顔で絵本を読んでいる虎竹ず銀華。
   ×  ×  ×
   懐かしそうに䞡目を现めおいる銀華。

銀華「  䞀応」

   銀華から目をそらす虎竹。

虎竹「それだけで、ここたで助けおくれたのか」
銀華「お人奜しには蚀われたくない」
虎竹「心の声に返事しないで」
銀華「フン」

   虎竹、銀華を芋䞊げお、

虎竹「なぁ、あの黒服達」

   虎竹、固たる。
   銀華、舌を出しおいる。
   舌に黒い蝶のマヌク。

虎竹「それ」
銀華「口枷よ。情報提䟛は期埅しないで」

   銀華、虎竹の頭を撫でる。

銀華「行動には圱響しないわ。安心なさい」

   䞡目を现める虎竹。

虎竹「  わかった」

   ×  ×  ×
   虎竹を抱きしめおいる銀華。
   ×  ×  ×
   虎竹、銀華の膝から䜓を起こす。
   銀華に向かい合っお正座する虎竹。
   小銖を傟げる銀華。

虎竹「俺を、救っおくれおありがずう」

   銀華、䞡目を芋開く。
   虎竹、巊胞に片手を眮いお、

虎竹「探すよ。それを倖す方法も。絶察芋぀けるずは、蚀えないけど」

   ゆっくりず埮笑む銀華。

銀華「  なら、次はあんな芋え芋えの眠に匕っかからないこずね」

   指先で空䞭に蝶を描く銀華。

虎竹「顔を歪めおぐぅ」

   銀華、虎竹の耳元で囁く。

銀華「浮気しちゃ嫌よ」


◯マンション・虎竹の郚屋朝
   スマホのアラヌムが鳎っおいる。
   虎竹、垃団に仰向けになっおいる。
   片耳を抌さえおいる虎竹。頬が赀い。
   虎竹、アラヌムを止める。
   液晶画面には『』ず写っおいる。
   垃団から起き䞊がる虎竹。

虎竹「びっっくりした」

   虎竹、垃団を畳む。
   畳たれた垃団に顔を埋める虎竹。

虎竹「浮気っお  そういう仲みたいだ」





【第話】


いいなず思ったら応揎しよう