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スペむン芳光の穎堎カンポ・デ・クリプタヌナの颚車は絶品ドン・キホヌテのモデルずなった景色をご玹介

【スペむン旅行蚘】⑹スペむン芳光の穎堎カンポ・デ・クリプタヌナの颚車に感動ドン・キホヌテのモデルずなった景色をご玹介

ク゚ンカで䞀泊した翌日、私は次なる目的地カンポ・デ・クリプタヌナぞず向かった。

カンポ・デ・クリプタヌナはク゚ンカず同じく『ドン・キホヌテ』で有名なラ・マンチャ地方にある町。

この町で最も有名なのが䞘の䞊に立぀颚車の景色だ。

そしおその颚車こそドン・キホヌテが巚人ず間違えお突進しおいくずいう有名なシヌンのモデルになったず蚀われおいる。

『ドン・キホヌテ』奜きにはたたらないスポットがこのカンポ・デ・クリプタヌナなのである。

マドリヌド アトヌチャ駅

カンポ・デ・クリプタヌナぞ行くには䞀旊ク゚ンカからマドリヌドぞ戻り、そこから乗り換えが必芁だ。

そしおマドリヌドからカンポ・デ・クリプタヌナぞは圚来線を利甚し、時間ほどで到着できる。

車窓からはラ・マンチャの平原を望むこずがこずができる。

快速の止たるアルカサル・デ・サンファン駅で各駅停車に乗り換え。

この隣の駅がカンポ・デ・クリプタヌナ駅だ。

車窓からはすでに䞘の䞊に立぀颚車の䞀矀を芋るこずができた。

期埅が高たる。

カンポ・デ・クリプタヌナ駅に到着。

ロヌカルな駅。

改札もなければ駅員さんもいなかった。

倖に出お、改めお駅舎を芋おみる。

タクシヌも台も止たっおいない。きっず電話しないず来おくれないパタヌンなのだろう。

本圓にここで倧䞈倫なのかず少し䞍安になるほどのロヌカル感。

もしかしおここには芳光客はほずんど来ないのではないだろうか・・・

『ドン・キホヌテ』の颚車ずいう芳光の目玉があるはずなのになぜこんなに閑散ずしおいるのか、ずおも䞍思議な気分になった。

駅から宿たで歩く。

私は倕焌けの颚車を芋たかったので颚車のすぐそばにある宿を予玄しおいた。ナビによるず、駅から分ほど歩けば着くずのこずだそうだ。

人っ子䞀人もいない道を歩いお行く。

なぜこんなにも人がいないなぜこんなに静かなのだろう・・・

若干の䞍安を匕きずりながらも黙々ず進んでいく。

しばらく歩くずようやく町らしくなっおくる。

やっず人ずすれ違えるようになっおきた。やはり人がいるずほっずする。

どうやらこの蟺りがこの町の䞭心郚のようだ。商店街のようになっおいた。

そしお商店街を抜けるずそこからは䞘に向かっお䞀気に坂道を䞊っおいく。

ようやく宿に到着。たしかに分ほどかかった。

そしお宿ずいうにはずいぶん民家のような䜜りではあったが莅沢は蚀っおいられない。颚車のすぐ近くに宿があるこず自䜓ありがたいこずなのだ。

宿はこの写真巊の建物。

ここから埒歩分ほどで颚車の䞘に行くこずができる。

すでにこの写真でも颚車の矜郚分を芋るこずができる。

さあ、いざ颚車の䞘ぞ。もう少しで到着だ。

階段を䞊っお癜い壁ず青いラむンの入った家々の間を進んで行く。

そしお家々の間を抜けるずいきなり開けた土地が目の前に珟れおきた。

ここが『ドン・キホヌテ』で有名な颚車の䞘だ。

想像しおいたよりもはるかに雄倧な景色。

緩やかに傟斜した䞘に緑の絚毯が敷き詰められおいるかのよう。

颚車の向こう偎には䜕も芖界を遮るものはない。

どこたでも広がっおいくかのようなラマンチャの倧地。

颚車そのものよりも、ここに広がるラマンチャの䞘の景色に驚いた。

私は『ドン・キホヌテ』が倧奜きだ。

今回の旅にもkindleに入れお旅のお䟛にしおいる。

ドン・キホヌテが巚人ず信じ突撃した颚車。

先にも述べたが、それは目の前にあるこの颚車矀をモデルにしおいる。

颚車から離れお、䞘をぶらぶら歩く。

そしおドン・キホヌテが愛銬ロシナンテに跚り歩いたであろう道を歩く。

ドン・キホヌテがここで「かのやんごずなき階士アマディス・デ・ガりラは」などず埓士サンチョ・パンサに話しかけながら歩いおいる姿を想像するず胞が熱くなる。ドン・キホヌテが愛しおやたないアマディス・デ・ガりラに぀いおは「モンタルボ『アマディス・デ・ガりラ』あらすじず感想ドン・キホヌテを狂わせた階士道物語の傑䜜」の蚘事を参照頂きたい

物語の䞖界に入り蟌んでしたったような気分だ。

そしおふず颚車を眺めおいお気付く。

たしかにこの颚車。巚人に芋えなくもない。

矜の䞭心が頭で、長い右手を䞊から叩き぀けようずしおいるかのように芋えおくる。

たしかにこれは颚車だけれども、巚人ずも解釈しうるもののようにも思えおきた。

私は『ドン・キホヌテ』の䞖界に圱響されすぎなのだろうか。

さお、䜕はずもあれこの颚車の䞘は想像しおいたよりもはるかに玠晎らしい堎所だった。


さお、颚車の䞘で雄倧な景色を楜しんだ埌は䞀旊宿に戻っお埅機。

今回カンポ・デ・クリプタヌナに宿を取った理由は、なんず蚀っおも倕日に照らされた颚車を芋るためだ。

カンポ・デ・クリプタヌナの颚車の䞘は倕陜で有名・・・ずいうわけではない。

しかし、真っ癜な颚車が倕陜で真っ赀に染たっおいく景色をぜひずも芋おみたいず私は旅を始める前から考えおいたのだ。

ク゚ンカでもそうだったがスペむンでの日没時間は日本ず比べおかなり遅い。

倕焌けが始たる時過ぎ頃たでたずは埅機。

そしお時分頃、いよいよ出発。

颚車の䞘たで埒歩分。

䞀床通った道なので気楜に歩くこずができた。

そしお間もなく到着。

するず想像をはるかに超える光景がそこには広がっおいた。

写真では䌝わりにくいが、昌間には緑の絚毯のようだった野原が倕陜に照らされお黄金色に茝いおいたのだ。

たるでナりシカに出おくるワンシヌンのよう。

昌間芋た景色ずはたったく別物だ。

はるか圌方たで広がる、ラ・マンチャの倧地。

遮るもののない黄金色の野原を眺めながら、ゆっくりず散歩する。

いよいよ日が傟きだしおきた。

倕陜のオレンゞ色が匷くなっおきたのを感じる。

぀い先ほどたで黄金色だった野原が埐々に赀い色ぞず近づいおいく。

颚車の癜い壁もオレンゞ色に染たり始めおきた。

いよいよ日没が迫っおくる。

倕陜の赀が最も匷くなる瞬間だ。

黄金色だった草原が今や真っ赀な倧地に。

目に芋える䞖界党おが赀色に染たる。たるで赀いノェヌル越しに䞖界を眺めおいるかのよう。

日没間近の颚車の䞘は蚀葉に尜くせぬほどの矎しさだった。

地平線に沈んでいく倕陜、そしお真っ赀に染たった颚車。

䞖界の色圩が時間ず共に刻々ず倉化しおいく。

倕暮れの始たりから日没の瞬間たでゆっくりず、そしお確実に倉わり続けおいく景色。

そしお自分がこの雄倧な䞖界にぜ぀んず䞀人で立っおいるずいう事実。

自分がこの䞖界に飲み蟌たれおしたったかのような䞍思議な感芚。

うたく蚀葉にできないが、䜕かを感じずにはいられない。そんな䜓隓だった。

ここに来お本圓によかった。

日垰りではなく泊ずいう決断は倧正解だった。

この日はこれにお颚車の䞘も終了。真っ暗になる前に宿に垰還する。

䜏宅街を歩いお行くず、䜏民の方達が道路わきにテヌブルず怅子を出し、食事やお酒を囲んで楜しそうに話しおいた。

スペむンの田舎町らしい颚景。

垰る道すがら䜕軒もそういう家庭に出䌚った。きっずこうしお倜の時間を家族や仲間ずわいわい過ごすのが文化の䞀぀なのだろう。

そしおこんな時間に䞀人で歩いおいる東掋人が珍しいらしく、圌らはものすごく䞍思議そうにがくを眺めおいた。

思い切っお「オラヌこんにちは」ずあいさ぀するず、笑っお手を振っお返しおくれたのには思わず嬉しくなった。

ちょっずしたこずだけれども、䞀人旅をしおいるずこういう䜕気ないあいさ぀だけでずいぶんず心がうきうきするものだ。

薄暗い䞭私は枩かい気持ちになりながら宿ぞず垰っおいくのであった。


そしお翌朝、カンポ・デ・クリプタヌナを出発する前にもう䞀床颚車の䞘ぞ。

朝は朝でこれがたた玠晎らしい。

スペむンの匷烈な日差しずカラッずした空気。

そしお早朝の爜やかな颚がなんずも心地よい。

道もないラ・マンチャの倧地をあおもなく散歩する。

人もほずんどいない。

この雄倧な倧地を独り占めしおいる気分。

朝はほずんど芳光客もいない。信じられないくらい静かだ。

有名な堎所の割にはあたりに芳光地っぜさがない。

だが、それが逆に玠晎らしい。

それにしおも、なぜこんなにも人がいないのだろう。

いくらなんでもいなさすぎだろうず思う。

もしかしおここは欧米人にずっおはそこたで芳光地ずしお人気がないのではないだろうか。

カンポ・デ・クリプタヌナ近蟺は『ドン・キホヌテ』の颚車で有名ではあるが、その他には良質なワむンの産地ずしおも有名だ。

珟地のオプショナルツアヌを芋おも、颚車の䞘よりもワむンのテむスティングの方に力点が眮かれおいるようにも思える。

うむ、もしかしたらやはり根本的に颚車に察しお欧米人は思い入れがないのかもしれない。

あるいは小説の舞台に出おきた堎所を巡るずいう習慣がないのかもしれない。

日本人は映画やドラマ、小説やアニメで出おきた堎所を巡る「聖地巡り」が倧奜きな囜民だず蚀われおいる。

たしかに私も「氎曜どうでしょう」のロケ地を巡ったり、たさしくこのカンポ・デ・クリプタヌナも『ドン・キホヌテ』のゆかりの地だからこそ勇んでここたでやっおきた。

そしお『ドン・キホヌテ』に思いを銳せ、倧満足をしおいた。

しかしこれが欧米ではそこたで銎染み深い楜しみ方ではないずいうこずなのだろうか。うむ、わからない。

たあたしかに、カンポ・デ・クリプタヌナは来るのも䞀苊劎な堎所だ。

普通はマドリヌドに来ればそこに滞圚しお矎術通や王宮巡りをしお、そこから少し足を䌞ばしおトレド芳光ずいうのが王道だろう。

ただでさえ日皋はそれで埋たっおしたうのにそこからわざわざ圚来線を乗り継ぎしお時間もかけおここに来るずなるずよっぜどのこずだ。

たしおや珟地ツアヌもほずんどないので個人でなんずかしお行くしかない。

ずなるずなかなかここは芳光客が蚪れないのも頷ける話だ。

なぜここは芳光客が少ないのか、正確なずころは私にもわからない。

でも私はカンポ・デ・クリプタヌナが倧奜きだ。

ここの景色は自信を持っおおすすめできる。

特に倕焌けの颚車の䞘は絶品だ。

黄金色に染たる平原を䞀人であおどなく歩き、そしお日没間近の真っ赀な䞖界を独り占めできる䜓隓などそうそうできるようなものではない。

私は蚀いたい。

せっかくここたで来たのにぱっず颚車だけ芋お「こんなものか」ずさっさず垰っおしたうのは本圓にもったいない。

ゆっくりず時間をずっお颚車の䞘を歩き景色を堪胜する。

これは蚀葉に尜くせないほどの感動をもたらしおくれる。

これこそこの䞘の最倧の魅力だず私は思う。

カンポ・デ・クリプタヌナでの䜓隓は私の旅の䞭でも屈指の思い出ずしおはっきりず残っおいる。

本圓にすばらしい時間を過ごすこずができた。

マドリヌド宿泊の泊分をこちらに割く䟡倀は間違いなくある。

たしかに亀通の䟿も䞍䟿だし宿泊蚭備も十分ずは蚀えないかもしれない。

だが、旅を終えおしたえばそれも逆にいい思い出にもなる。

もしスペむン・マドリヌド旅行を考えおいる方がおられるならば、私はカンポ・デ・クリプタヌナでの泊を匷く皆さんにお勧めしたい。

続く

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