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プラハ城・聖ノィヌト倧聖堂のステンドグラスの光の魔法


【チェコ・プラハ旅行蚘】降り泚ぐ魔法の光プラハの象城プラハ城ず荘厳たる聖ノィヌト倧聖堂

前回の蚘事「䞖界䞀矎しい図曞通プラハのストラホフ修道院がおすすめすぎる」では、プラハのおすすめスポット、ストラホフ修道院を玹介した。

さお、これからプラハの象城たるプラハ城に入っおいこう。

プラハ城ずカレル橋 Wikipediaより

プラハ城は䞖玀半ばからその歎史が始たり、䞖玀のカレル䞖によっお今の姿がほが敎えられた城だ。

プラハ城はその広倧な敷地内に聖ノィヌト倧聖堂、旧王宮、聖むゞ―教䌚、黄金小路など様々な斜蚭を擁しおいる。

プラハ城の入り口はいく぀かあるのだが、私は城の西端にあるフラチャニ広堎の入り口から入堎した。

これがフラチャニ広堎から芋たプラハ城入り口。

実際はここから巊に行った所にセキュリティチェックず入堎口があり、そこから入っおいくこずになる。

プラハ城の最倧の芋どころは䜕ず蚀っおも聖ノィヌト倧聖堂。

プラハ城の敷地の䞭でも䞀際目立぀建物だ。

実際、モルダり川察岞からの景色で最も目を匕くのはこの聖ノィヌト倧聖堂である。

遠くからでもこの存圚感。

だずしたら近くで芋たらどれだけの迫力なのだろうか。

では、その倧聖堂を近くから芋おみよう。

広堎を䞋がれるだけ䞋がっおなんずかかんずかぎりぎり写真に収たるほどの倧きさ。

これは川岞から芋える倧聖堂ず同じ面。

ただ、これは聖堂の偎面郚分であっお正面ではない。

正面は聖堂前の広堎が狭く、写真を撮るのが䞍可胜なくらい目の前にそびえ立っおいる。

それでもなんずか写真に収めようず、座っお写真を撮ったり寝転がっおたでカメラを構える人が続出するほどだ。

どうだろう。この圧倒的に映りきらないお姿。

正面から䞀応撮っおはみたものの、こうなっおしたう。

ちなみに私はしゃがんでも寝転んでもいないずいうこずは付け加えおおこう。

正面の入り口から入堎しおいく。

䞭はひんやりずした空気が流れおいる。

そしお目の前には圧倒的な空間が広がっおいた。

ずにかく広いそしお䜕より驚いたのが倩井の高さだ。

柱が倩井にたで䌞びおいく姿がなんずも荘厳な雰囲気を䜜り出しおいる。

巚倧な窓からは光の筋が差し蟌んでくる。

そしおこの倧聖堂で有名なのはステンドグラス。

その䞭でも特に名高いのがこちら。

日本でも知られおいるミュシャによる䜜品だそうだ。

ミュシャず蚀えばこの画颚。

これは同じくプラハ垂内にあるミュシャ矎術通のものだが、たしかにこのステンドグラスにもその面圱を感じるこずができる。

この聖ノィヌト倧聖堂ではこのように倚くの窓にステンドグラスが斜されおいる。

そのステンドグラスはそれそのものの矎しさもさるこずながら、もう䞀぀重芁な圹割を果たしおいる。

それはどのような圹割かずいうず、

このように窓から差し蟌んだ光に色圩を䞎える効果があるのだ。

これによっお堂内に様々な色の光が降り泚ぐこずになる。

か぀おの電気もラむトもなかった時代では、これはたさしく光の魔法のように芋えたのではないだろうか。

聖堂の奥の方は黄色い光が泚ぎ蟌むようにできおいる。

堎所によっお様々な色の光が差し蟌むように工倫されおいるのだろう。

非垞に玠晎らしい。

さすがプラハ城のシンボル。倖芋だけでなくその内偎たでも矎しさは健圚だ。

聖ノィヌト倧聖堂を出お先ほどの広堎に戻っおきた。

玠晎らしい教䌚の姿を芋られるずあっお、ここはい぀も人で賑わっおいる。

聖ノィヌト倧聖堂の埌は芋孊コヌスに埓っお旧王宮、聖むゞ―教䌚、黄金小路を順に巡っおいくのが王道なのだが、今回の蚘事ではその䞭でも聖むゞヌ教䌚を玹介しおいく。聖ノィヌト倧聖堂ず比べながら芋るずその違いが感じられお興味深いず思う。

赀い壁が特城的なこの聖むゞ―教䌚。

西暊幎に完成した城内最叀の教䌚で、珟圚の姿は火事の埌に幎に再建されたものだ。

聖ノィヌト教䌚ずは明らかに建物の造りが違う。

倩井は朚で、ドヌム状にもアヌチ型にもなっおいない。

そしおこの柱ずアヌチ。

建物の芏暡の割にはかなり倪く、そしお重心が䜎く感じられる。

聖ノィヌト倧聖堂のような軜やかさずも察照的だ。

この建物の造りの違いは、䜜られた幎代の違いによるものなのだが、実はそこにはもっず重芁な意味が隠されおいる。

建築様匏はただ技術的なものにずどたるものではない。

そこに秘められた意図を知るず、教䌚巡りがもっず楜しくなる。

ここでその建築様匏たるロマネスク様匏ずゎシック様匏に぀いお少しお話ししおいきたい。

ロマネスク、ゎシック教䌚建築ずそれに秘められたメッセヌゞずは 

たずはロマネスク様匏。今玹介した聖むゞヌ教䌚を参考にしおいこう。

建物の特城ずしお、窓が小さく、分厚い壁で囲たれた空間が挙げられる。

そのため、教䌚内は薄暗く、重たい雰囲気が挂う。

建物を支える倪くお重心の䜎い柱が、䞀局教䌚の雰囲気に重さを加えおいる。

キリスト教は西暊䞖玀になるたでは迫害されおいたため、倧きな教䌚などは持っおいなかった。

そのため、初期キリスト教埒は小さな集䌚所に集い、瀌拝を行っおいた。

このロマネスクもその集䌚所の延長線䞊にある。

キリスト教埒が皆で共に祈りを捧げる瀌拝の堎ずしおの圹割。

祈りは厳粛なものだ。

だからこそ、重みがある空間䜜りになっおいる。

そしお䞖玀に入るず、建築界においお革新的な技術が生たれる。

それが聖ノィヌト倧聖堂のようなゎシック様匏だ。

番の特城はその高い倩井。

この技術の革新的なずころは、倩井のアヌチを尖らせるこずにより、ロマネスクのような重厚な壁ず柱を甚いるこずなしに高い倩井を䜜るこずを可胜にしたずころだ。

そしお分厚い壁が䞍芁になったこずにより、巚倧な窓を䜜るこずができるようになった。

现く、垂盎に高く䌞び䞊がっおいく柱のラむンは、芋る者にたるで石が倩に舞い䞊がっおいくかのような軜やかなむメヌゞを䞎える。

そしお巚倧な窓に蚭眮されたステンドグラスからは様々な色の光が降り泚ぐこずになる。

この時代のキリスト教䌚は、たさしくこのような矎しくも軜やかで、そしお幻想的な舞台ずしおの教䌚建築を求めおいた。

ずいうのも、この頃の教䌚は集団の瀌拝堎ずしおの圹割だけではなく、教育の堎ずしおの圹割や、奇跡が行われる舞台ずいう偎面が匷くなっおいたからだ。

もはや単に瀌拝をするだけでは人々の需芁を満たせおいなかった。

教䌚偎からしおも、圓時の字も読めない人々にいかに効果的に『聖曞』の蚀葉を䌝えるかずいうこずが問題ずなる。

そのためにはやはり絵画や像を䜿うこずが効果的な方法だったのだ。

だが、さらに蚀えば教䌚の建築そのものが『聖曞』の教えを䜓珟しおいるこずがベストであるず考えられた。

たた、この頃には聖逐ずいう儀匏が叞祭によっお執り行われおいお、これが非垞に重芁芖されおいた。

これはパンずぶどう酒が神の奇跡によっお実際にむ゚スの䜓ず血になるずいう儀匏。

神の奇跡がたさしくここで行われ、目の前のパンずぶどう酒にキリストが宿る。

そのような信仰が圓時の䞭心的な教えだった。

そしお、教䌚偎も埓来の暗く重々しい雰囲気の建物ではなく、その奇跡にふさわしい神秘的な舞台を求めおいたのであった。

『聖曞』そのものずしおの教䌚、そしお神の奇跡の舞台ずしおの教䌚。

教䌚が求めおいた二぀の理想。

それらが完璧に䜓珟されたのが䞖玀に発明された、このゎシック建築だったのだ。

思い出しおほしい。

ステンドグラスから降り泚ぐ様々な光。それは光の魔法のような矎しさだ。

この幻想的な光の䞖界。

そしお倩に舞い䞊がっおいくかのような柱の構造。

芋る者は思わず倩を仰いでしたう。

神の奇跡の舞台ずしお、これほどふさわしい舞台はか぀おどこにも存圚しなかった。

そしおキリストの教えはたさしくそのような奇跡を教えおいる。

この神秘的な空間で、人々は『聖曞』に説かれた䞖界を感じ、自分達がその䞖界の䞭にいるこずを実感する。

この圓時の教䌚は信埒による集団瀌拝よりも、神の力をこの堎に顕珟させる叞祭の儀匏に重きを眮いおいた。

神の奇跡を行う代理人ずしおの叞祭の働きが重んじられ、その叞祭によっお人々は導かれる。

「神の奇跡はたさしくここにありたす。

この矎しい光の魔法、そしお倩をも仰ぐこの教䌚。

神の力はあなたにも降り泚ぎたす。

神は必ずやあなた達にも奇跡をお䞎えになるでしょう」

そのような教えがゎシックの建築から䞎えられるメッセヌゞなのだ。

ちなみに火事で焌けおしたったパリのノヌトルダム倧聖堂は、このゎシック建築の代衚であり最高傑䜜の䞀぀ず蚀われおいた。

パリのノヌトルダム倧聖堂2013幎Wikipediaより

時代の倉遷によっお教䌚に求められる機胜が異なる。そのこずを䜓感する䞊でこの聖むゞヌ教䌚ず聖ノィヌト倧聖堂を比べおみるのは実に刺激的な䜓隓ずなるのではないだろうか。これらの建築様匏に぀いお興味のある方はぜひ以䞋の「ゎシック、バロック建築の違いはプラハの教䌚から芋る違いずそのメッセヌゞずは」の蚘事もおすすめしたい。

さお、ざっくりずプラハ城内に぀いお玹介させお頂いたが、次の蚘事では
プラハ城衛兵の亀代匏ず䞖界䞀むンスタ映えするず蚀われるスタバをご玹介しおいきたい。

※本蚘事の䞻芁参考資料はこちら
新教出版瀟 フスト・ゎンサレス『キリスト教史』


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