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「会社を辞めたい」から「会社を辞めよう」に変わった日

私が会社を辞められないのはいつだって自分のせいだ。

これまで何度も今の会社を辞めることを考えてきた。

私が勤めているのは、社員が15人しかいない小さい会社だ。
3年前に入社してから、すでに14人を見送った。4月末にまた一人、15人目が辞める。
人がこれだけ辞めるということは、いい会社ではないのだろう。

私が辞めたい理由も、すでに辞めた彼らと同じような理由だ。

でも、今回こそ絶対に辞めようと決意すると、自分の心を無視した残るべき理由が次々と出てくる。

今月こそ妊娠が発覚するかもしれない。産休育休をとってから辞めたほうがいいよな。
今辞めても妊活中の私はどこにも雇ってもらえないかもしれない。雇ってもらえたとしても妊娠や出産ですぐ辞めることになるかもしれない。

今の会社では、かなり優位なポジションにいるので融通が利く。将来的にリモートワークに移行するために、現在システム化に奮闘中だ。
紙主体の業務に会社全体にも限界がきているのは事実だが、私きっかけで始まったこの大規模な改革を途中で投げ出していいのか。

経理事務の仕事は案外向いていると感じている。せっかくここまで覚えたのに、また最初からだぞ。

20代で2回の転職なんて、続かない人と思われないだろうか。

家のローンも始まり、生活は豊かとは言えない。


くたびれた心には新しい環境や出会いが、とてつもなく重い。

とにかく今すぐここから抜け出したいはずなのに、これらの理由を羅列して、今はまだ辞めないほうがいいよと言ってくる別の私がいる。

その私にいつも説得される。確かにな〜と素直に納得し、私はいつまでも会社を辞められない。

それを繰り返し、自分を誤魔化し続けて、3年も経過してしまった。




今日は欠勤遅刻マンはやっと出社してきた。

↓昨日の続きなのでまだの方はこちらから

しかし、今日のお昼頃、社長から理不尽な指摘を受けた。

2日間大変だった労いなど一切なく放たれた理不尽な発言に、心がぷつんと切れた。

会社にいるのに涙が止まらない。

昨日の記事を投稿をした時点で本当はもう限界だったのかもしれない。

今日はそこから定時まで、ほぼ仕事をしていない。今日はやらなくてもいいという計算の上なのだけど。こんなときでもちゃんとやってしまう自分が大嫌いだ。

モヤモヤしながら退社。帰り道、運転しながら涙が溢れ出してきた。会社への不満を通り越し、自分の価値の無さを痛感する。

会社をやめたら、私は無価値だ。
何も生み出せない。私には何もない。
このまま何の生き甲斐もなく死んでいくのは嫌だ。

一度出た涙はもう止まらない。

身体中の水分が、目から出続ける。

いつか母に言われた「あなたは強い」という言葉を思い出す。私は全然強くない。
全然強くないし、ダメダメだ。



夫より先に帰宅した。さぁ夜ご飯作るか。

涙はまだ止まらない。手元が涙でぼやけて何も見えない。
もう何も考えられない。
手が止まる。キッチンに立ち尽くす。


夫が帰ってきた音がする。

夫はビックリした顔で私を見る。
私は夫の胸に顔を埋め、か細い声で、「もう無理かも……」と伝える。

夫はすぐに察してくれた。

「ここまでよく頑張ったよ。もう辞めていいよ。」

その言葉を聞きたかったはずなのに、その言葉を聞いた途端に罪悪感が押し寄せる。

「まだ辞めないほうがいいよ」と例の私がまた言ってくる。今度こそちゃんと振り切る。

もうすでに手取り15万の安月給の底辺正社員だ。どうにでもなる。

泣き腫らした私に夫がアイス買いに行こう、と誘ってくれた。

好きなの選んでいいよ。
優しい。お言葉に甘えて、私はピノを選んだ。

家に帰って二人でアイスを食べる。
ピノがいつもより甘くて、美味しくて、また涙が出る。

もう何の涙かわからない。
何をしても涙が出る。

もうこんなに涙を流さなくてもすむ場所を見つけよう。怖いけど、一歩踏み出してみよう。

私がお風呂に入っている間、夫が求人をLINEに送ってくれた。

全然そそられる求人ではなかったけど、また涙が出てきた。

大丈夫。私にはこの人がいる。
大丈夫。私は無敵。
大丈夫。大丈夫。




感情のままに書き殴ったので、文章がぐちゃぐちゃだけど、許しておくれ……。


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