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家族の絆

こんにちは。muruです。
本日、AI実話小説「そうして咲く」ひと休みの回。

私は、15年前に夫が脳炎を発症し、3歳と1歳の子供を抱えて看病の日々を送ってきました。当時3歳だった長男くんが4年生の時、夏休みの宿題で「二日月」という課題図書を読んで読書感想文を書き、地方の新聞社から最優秀賞をいただいた感想文が出てきたのでご紹介します。
病を抱える家族の気持ちがにじみ出ている作品です(;^ω^)

「家族の絆」
~課題図書「二日月」読書感想文~

 この本は、五年生の杏さんとその家族のお話です。杏さんが四年生の時、妹の芽生ちゃんが生まれました。芽生ちゃんが二カ月の時、何かの病気であることが分かりました。お母さんは芽生ちゃんの世話ばかりで、杏さんの事を気にかけてくれませんでした。もしかしたらしょう害が残ったり、死んでしまうかもしれない芽生ちゃんのことを、杏さんは恥ずかしいと感じる事もありました。お父さん、お母さんとけんかしながらも、家族で協力し合って芽生ちゃんを見守っていきました。

 ぼくが三才の時、ぼくのお父さんも病気になりました。全く聞いた事のない脳の病気でした。たまに見舞いに行くと、お父さんも芽生ちゃんと同じように鼻にチューブを付けていました。ぼくのお母さんも毎日病院に行ってばかりで、杏さんのさみしい気持ちがよくわかります。僕はあの東日本大震災の時も、弟とおばあちゃんと一緒でした。グラグラゆれる中、とっても不安だったことをおぼえています。お父さんは、長い間入退院をくり返していました。ぼくの運動会も、おゆうぎ会も見に来ることができませんでした。初めて来てくれた幼ち園の行事では、車いすに乗って優先席に座りました。ぼくはそれを、はずかしいとは思いませんでした。

 今でもお父さんは、時々発作を起こします。脳の病気の後い症だとお母さんは言っています。発作が起きると、お父さんはガタガタ震えます。僕はその時、急いで電話を取りに行きます。お母さんが救急車を呼ぶかもしれないからです。他にも、お母さんに言われた通り、タオルや洗面器を用意します。発作の後に吐いたりする時に使います。救急車を呼んだ時は、僕と弟は外に出て、救急たいのおじさんを呼びに行きます。大体は僕がねた後に起こされるので、とても眠いのをがまんします。お父さんが吐くと自分も吐きそうになるのをがまんします。お父さんがあばれるとお母さんが大変そうなので、ぼくも今何をすべきかな?と考えます。お父さんの様子が落ち着くと、お母さんもぼくも、弟もホッとします。お父さんは病院から帰ってくると「ごめんね。」と言います。お父さんは悪くないのになと思います。

 家族の中に病気の人がいると苦しいな、辛いなと思う事があります。がまんしないといけない事もあります。この本の中で杏さんが、友達と二日月を見上げて言いました。
「まっくらで、なにも見えなくなる時があってっも、かならずまた満ちていく。明るい明日が、あたしの上にもやってくる。」
ぼくはこの言葉を読んで心がポカポカしました。今はがまんすることが多くても、ぼくにも明るい明日がやって来る!と楽しみになりました。ぼくもいつか、元気になったお父さんと、家族四人でキャンプをしたり、海外旅行に行ってみたいです。

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muruのひとりごと
この感想文が最優秀賞に選ばれた際、図書室の先生からお電話がありました。「素敵な作文なので、図書便りに掲載したいのですが、プライベートなお話なので了解を得てからと思いまして…」とのこと。
「全く問題ありません!ぜひ掲載してください!」とお願いしました。
家族の中にサポートが必要な人がいることって、隠すことでも恥ずべきことでもないと思います!旦那さんは、息子の思いに感動し表彰式にも一緒に出席しました(;^ω^)素直な感想文を読み返して心が癒されるmuruです。
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