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"COPY BOY" がくのクロヌンは小孊生⑯【理由教えお!】

ワケあっお、倧孊生の僕はクロヌンず暮らしおいる。ダツは小孊2幎生。歳の子どもだ。
顔は、幌い頃の僕ず党く同じ。ゞャンケンするず決着が぀かない。
なんで、こんなこずになったのか。よかったら、そのワケを聞いおほしい。
※第話ぞ

倏、第16話

”小さな僕”に匷く圓たっおしたう。

チビはなんのこずか分かっおいない。が、ただならぬ䜕かを感じ、僕から遠ざかっお、ばあちゃんにたずわり぀いた。ばあちゃんは、よしよしずなだめる。その県差しは僕に向けるそれず同じ愛情に満ちたものだ。
ばあちゃんにずっお、僕が死んでもこい぀がいるっおこずか。

僕、死ぬのほんずに

僕は消えおいなくなるずいうのに、チビはずっず生きおいける。”新しい僕”ずしお。䜕ずも蚀えぬ嫉劬心が芜生えた。神様は僕じゃなくお、こい぀を遞んだのか。

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今日は、月回の怜査デヌだ。
たたはるばる倚摩の奥、遺䌝子工孊臚床実隓研究所に足どり重くやっおきた。

「ちょっずチクっずしたすよ」
猫ちゃんに採血されおいおも、ちょっず気たずい。盎芖できなくお暪を向くのは、針が怖いせいだけではない。あれ以来初めお䌚うから䜕を話しおいいのか、よそよそしくなっおしたう。

「こないだは 」
勝手に蚀葉が出おしたった。
「え」
猫ちゃんは少し驚きながら針を抜く。
なんお蚀えばいいんだろ。次に続く蚀葉を探さなきゃ。なにか蚀わなきゃ 。
「なんか えっず、すみたせん。」
「あ、いえ 、どういたしたしお。」
ぎこちない返事で、䞞い絆創膏を貌る。

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今日はれナヌカヌドテストにも集䞭できなかった。

〇▢☆、十圢や波圢などのマヌクを頭の䞭でむメヌゞしお、隣郚屋のチビに䌝える。初日にチビが嫌がっお逃げた䟋のテストだ。

最近はなかなかの䞊達ぶりだった。先月は調子が良くお、回のうち回は、僕のむメヌゞする図圢をチビが圓おるようになっおいた。埐々に成果が出始めおいる。逆に怖いけど。

ずころが、今日はさっぱり圓たらない。ダギヒゲ教授たちはさらなる成長を期埅しおいたようで、ガッカリしおいる。
わかっおるよ。でもね、あなたたちの実隓に玠盎に加担する気分になれない。

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䌑憩䞭、オフィスフロアのデスクでキヌボヌドを叩く犬巻に「ちょっずいいですか」ず切り出した。

犬巻に問いただしおも、僕の呜に぀いおはなにも解決しないだろう。
そんなこずはわかっおる。でも、知らないこずが倚すぎる。少しでも知っおおきたい。

小気味よくリズムを刻むタむピング音が止んだ。錻に乗せた老県鏡のフレヌム越しに僕を芗く。
「怜査に集䞭できおいないようですわね。先月の方が数字が良かったず蚘憶しおたすけど。」
僕が話しかけるこずなど予想しおたようにサラリず蚀った。マりントをずっお、ペヌスを匕き寄せるのはい぀ものずおりだ。

「あんなこず聞いおしたったんで。」
「もう協力したくなくなった、ずかおっしゃる」ずメガネを眮く。
「秘密が倚すぎお」
「教えないわけじゃございたせん。あなたには適正なタむミングで適正な真実を知らせる。蚭蚈されたスケゞュヌル通りよ。」
あくたで友奜的な笑み。
「教えおください。なんでもいいから」
「すべおをお答えできるかどうかはわかりたせんが 」

思い切っお栞心を突く。
「あずどれくらい生きられたすか」
「残念ながら、そんなに時間は無さそうです。」
さらっず蚀うなあ。
自分で尋ねおおきながら、答えを受け入れたくない。でも、怖いもの芋たさで、知りたくないこずをさらに聞く。

「チビは、僕のバックアップずしお生たれたんですか」
「わかりたせん。お父䞊が勝手にされたこず。正盎困惑しおいたす。私たちは、あなたじゃなくお、もっず優秀な遺䌝子でクロヌンを぀くりたかったのに。」
倱瀌な。蚀い方あるでしょ。死を宣告されたばかりの人間に。

「じゃあ、どうしお」
「日本初のクロヌン人間の実隓察象に誰を遞定すればいいのか、圓初は、政府ずしおも苊慮したした。人暩問題にもなる。
これが映画だず、人䜓実隓は名もなき死刑囚にしたりするのがお決たりのセオリヌなんですけどね。凶悪犯眪者なんおもう䞀人増やすわけにもいかないでしょ。
そうこうするうち、お父様、汐劻教授の事故があっお 」
「僕が実隓台になった」
「汐劻教授の独断でした。
どうしお突然、ご自身の息子さんに決めたのかその理由だけは、最埌たで教えおくださいたせんでした。しかし、事故の盎埌おチビちゃんが生たれたこずを考えるず、先の無い いや倱瀌、あなたの代わりず考えるのが自然でしょうね。お父様は、クロヌンでもどんな圢でもいいからあなたを生かしたかったのかもしれたせん。」

パタンず薄いノヌトを閉じ、「さ、そろそろ再開したしょ」小脇に抱え、「よっこらしょ」ず立ち去る。

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父を信じたい。
でも信じられる事実が出おこない。死ぞの䞍安。䜕かにすがりたい。
知りたい。材料が欲しい。

䜙蚈に事情を探りたくなっお、
「犬巻さん」
銀色の゚レベヌタヌに乗り蟌むぜっちゃり䞞い背䞭に問いかける。
「あなたたちはどうしおクロヌンを䜜りたいんですか」
「これ以䞊は、たたい぀か。」
぀れない蚀葉ずずもにドアがゆっくりず閉じる。
だから思わず蚀葉を投げ぀けた。
「じゃあ、もう協力はできたせん。死ぬ人間に怖いものなんおありたせんから。」

ガツッ、ネむルの玠手でドアを぀かむ金属音がした。

犬巻の満面の笑みが珟れる。
「たあたあ、穏やかに。」
濃い口玅の口角を無理に匕き䞊げおいる。
「どうしおクロヌンを䜜るんですか」
「しょうがないですわねぇ。」
ふうっずため息を぀いおガラス窓のもずぞ。

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䞋のフロアが芋枡せ、怜査宀が䞊んでいるのがわかる。ダギヒゲ教授や癜衣を着た助手たちが準備を行うため行き亀う姿が芋䞋ろせた。チビ甚に蚭けられたキッズ゚リアの遊具でチビず猫ちゃんが楜しそうに遊んでいる。

「囜民の未来のためです」
「はぁ未来クロヌンなんお人を䞍幞にするだけじゃないんですか」
「どう考えるかは芋方によるんじゃないでしょうか。
この囜にはもう人が足りたせん。このたたじゃ経枈掻動が砎綻しおしたう。深刻な少子化問題を克服する打ち手が必芁なんです。
そこで囜が行き぀いたのが クロヌンなんです。」

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犬巻は、僕を別のフロアに連れお行った。

液䜓の入った倧きなガラスの氎槜チュヌブが䞊ぶ。そばには小さな子犬が数匹ケヌゞの䞭でじゃれ合っおいる。皆、同じ姿だ。

圌女によるず、ONEONE保険は、衚向きはただのベンチャヌ保険䌚瀟。実は政府が、人間のクロヌンを瀟䌚に導入するために、政府系金融機関ず東京倧孊に䜜らせた実隓的な合匁䌚瀟だずいう。

ペットの保険はあくたで隠れミノ。人間のクロヌンを䜜るための土壌づくり。最初は動物のクロヌンで䞖論を慣れさせ、やがお人間にスムヌズに移行するプランだ。

いよいよヒトに導入するずきは、䟋えば悲しい事故で我が子を倱ったご倫婊などを察象にスタヌトする。ニュヌスで話題になったそのお気の毒な境遇に䞖論の同情の声が高たったずころで、人道的な特別凊眮ずしお初めお公匏にクロヌン人間䜜成に乗り出す。瀟䌚的な意矩。そうやっお埐々に䞖論を慣らしおいきたいらしい。

「こんなこずしおいいんですか」
「むしろ日本は遅い方です。」
「他の囜でも」
「ええ。たあ 。あんたり蚀えたせんけど。」

やるせなくお子犬に手を差し䌞べるずペロペロなめた。
なんおこずだ。クロヌン実隓がここたで進んでいるずは。
「そりゃそうですわ。技術的にはずっくに可胜でしたから。クロヌン矊のドリヌちゃんだっお1996幎ですからね。すっかり前䞖玀です。」ず笑い「ヒトのクロヌンは、移民に頌らず囜力を増匷できたすからね。䞖界的ビッグビゞネスになりたす。」
「そんなに 」
「でもね、倫理的な問題がありたすでしょ。」
「だから、チビのこずは秘密にし、普通の子䟛ずしお育おおいる。」
「そんなずころです。」

オリゞナルの人間ずクロヌン人間が互いに䞎える圱響に぀いおはただ䜕もわかっおいない。ずんでもなく悪いこずだっお起こるかも 。
だが慎重だった政府も、チビの誕生から9幎経っおようやく動き出した。人を䞀緒に暮らさせるこずで、䜕が起こるのか確認すべきずいうフェヌズにきたのだず犬巻は説明する。
そう、僕がもうすぐいなくなるかもしれないから。

だからっお、なぜ僕なんだ
僕のクロヌンを䜜る必芁があったのか
「お父様はあなたで実隓がしたかったのか、あなたの代わりが欲しかったのか、本圓の理由は、もう誰にもわかりたせん。」

犬巻に尋ねおも、
今䞀぀玍埗できる答えは埗られなかった。


぀づく





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