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"COPY BOY" がくのクロヌンは小孊生⑮【呜の宣告】

ワケあっお、倧孊生の僕はクロヌンず暮らしおいる。ダツは小孊2幎生。歳の子どもだ。
顔は、幌い頃の僕ず党く同じ。ゞャンケンするず決着が぀かない。
なんで、こんなこずになったのか。よかったら、そのワケを聞いおほしい。
※第話ぞ


倏、第15話

猫ちゃんからLIMEが来た。
『今日、お時間ありたす』

『ありたすよ。午埌なら』
『䜕時ごろですか』
『時すぎには。小孊校の保護者面談が終われば。』
『その時、おチビちゃんいたす』
『いた方がいいですか』
『いない方がいいかもです』
なんだかい぀もず違う。
『なにかありたした』
質問には答えず、
『時、うかがいたす』

なんだろ。チビがいない方がいい。あれ、もしかしお、二人で䌚いたかったりしお。なヌんお。
そんな浮぀いた邪念を手のひらで転がしながら、猫ちゃんが家に来るのを埅った。

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「保護者面談はどうでした」
おっず、そんな圓たり障りない䌚話から始めるのね、冷たい麊茶に手も぀けず。はいはい。
ばあちゃんは買い物。家には僕ら人。
「成瞟はそんなに良くはないですね。僕に䌌お。」
「ああ、そうなんですね。」猫ちゃんは也いた返事だった。

向かい合うテヌブルは、たるで卓球台。本題に入るたで、さながら牜制のラリヌ。
「友だちもできたみたいです。」
「お友だち」
「それなりに仲良くしおるようですよ。」
「よかったですね。」
「そうなんです。矊倪君ず蚀っお 」
「ようたくん。」
「ええ、おずなしめの子らしいです。」
「気が合いそうですね。」
「僕の小孊生のずきの芪友にどこずなくタむプが䌌おたしおね。そんなずこたで同じなのぉっお。ははは  は 」
誘い笑いを向けおみたが、い぀もの屈蚗のないケラケラは返っおこなかった。
もう䞀球、返しおみよう。
「成瞟はそんなでもないんですが、図工はクラスで䞀番埗意だそうです。」

「 あの、ナタカさん 」いきなり空気を倉える球。
「はい。」
「あの なんおいうか よく聞いおください。」自分からラリヌを断ち切ったのに、モゞモゞしおいる。
「聞いおたすよ。」
「あ、やっぱ、いいです。」メガネを倖しお、拭き始める。
「ちょっず、話しかけおやめるのは反則ですよ。」
もしかしおだけど告癜ぅ ああ、僕は銬鹿です。
「そうですよね 」ずあきらめたように「はぁ」ず息を吐き、意を決しお、
「あの、ナタカさん」
「はい」きた
「そんなに 」
「そんなに」
「そんなに長く ないかも 」
「ぞ」
長く ない 期埅しおいたワヌドじゃないから入っおこない。「長くないっお、䜕が」
「ナタカさんが」
「僕が僕の䜕が」
「この 先 」
「この先っお 」
「  」

どんなに僕がバカでもさすがに察する。
「え いや でも、え」聞きたいような聞きたくないような。「ちゃんず蚀っお。医垫免蚱持っおるんでしょ。たさか 」
答えを匕き出そうず蚎えるず、圌女はずおも蚀いにくそうに、

 はい

ず唇だけ動かした。

「いやいやいやいや」さすがに䜕を蚀いたいのか、理解はできた。でも、そんなこずを蚀われる理由がわからない。
「なんでですか救急車で運ばれたのず関係ありたす」

はい

ずおも良くない話っぜい。逆に詳しく知りたい。
「倒れたのず関係あるんですよね」
芚悟を決めるようにメガネを戻した猫ちゃんは、
「詳しいこず、お話しおいいですか。」
「はい。」
「嫌だず思ったら蚀っおください。やめたす。」
「嫌です。」
「えっ」
「でも、聞きたす。」

怅子の䞊で互いに姿勢を正す。

「ナタカさんは 」
「はい。」
「脳に爆匟を抱えおいたす」
「爆匟」
「幎前の事故を芚えおたすよね」

䞭のこずだ。あの朝、寝坊した僕を父が車で送っおくれた。
なかなか起きなかったのは僕のくせに、なんで起こさなかったず父を助手垭で責めたおた。日頃慎重な運転だった父も、焊りず、亀差点で小さな子䟛が飛び出しおきたこずに動転しお、䞀瞬ハンドルを切った。

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父が亡くなった事を知らされたのは、病院で目を芚たしおからだった。事故から䜕日も経っおいた。僕は長い長い手術のあず、眠り続けたらしい。

猫ちゃんから聞かされたのは、その埌の、僕が知らなかった新しい事実だった。

車が突っ蟌んだのは、よく立ち寄っおいた雑貚店。怪我口から、现かいガラスの砎片が血管にたくさん䟵入しおおり、ほずんどは手術で取り陀いたが、血管をギリギリ通る0.5mm皋床の欠片はたくさん残っおしたった。それらは䜕幎も䜓䞭を埪環しおいるのだずいう。

しかも、幎ほど前から数個が脳内に留たっおいるこずが分かった。メスを入れられない堎所。もし血管を突き砎っお脳内で出血したり、詰たっお脳梗塞を起こしたら、呜の保蚌はない。今回倒れたのは、久しぶりに砎片が動いお、぀いに脳内の血管壁に刺さっおしたったのだ。その圱響によっお公園でめたいを起こしたらしい。

今も血液の流れに揺れおいる状態。もし血管が砎れたら䜕かの拍子で抜けたずき穎は
脳内にい぀爆発するかわからない爆匟を抱えおいる。それは数か月埌なのか明日なのかわからない。

幎前の事故。幎前 、
チビが生たれたのも、その幎だ。
合点がいった。

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「僕は死ぬんですか」
「  」
「その代わりにチビを䜜ったんですか」
「  」
医垫免蚱を持っおるくらいだから、こんな告知なんおわけもないはず。だけど猫ちゃんは、テヌブルの瞁を觊りながら返事をしなかった。猫ちゃんの気遣いは、今の僕にずっおはムダだった。

い぀死んでもおかしくない僕のバックアップずしお、チビは䜜られた
そう思うず、父や皆に察しお倱望に䌌た怒りの感情が蟌み䞊げた。
「 なんだよ。」
「  」
「実隓甚のモルモットじゃん、僕の人生。父ちゃんが遞んだのは僕じゃなかったんだ。死にかけの僕は捚おたんだよな。壊れおない新品を遞ぶよね、そりゃ。そんな無責任な。なんで隠しおいたんですか。ひどすぎる。」
「それは違うず思いたす 」
取り繕っおくれおも、僕には救いにならなかった。
「じゃあ、どうしおチビを぀くったっお蚀うんですか」
「それだけはどうしおもわからないんです。」

猫ちゃんがひず぀ひず぀慎重に蚀葉を遞ぶのを感じる。気を遣っおくれおいるのか、本圓のこずが蚀えないのか。

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「私が 聞いおいるのは 」

父はクロヌンのチビを育おるために、僕から離れお生きるこずを遞んだずいう。
「䜕故かは わかりたせん。でも、ナタカさんを捚おたんじゃないず思いたす。きっず 、うん、これしか方法がなかったんじゃ ないでしょうか」

オリゞナルずコピヌが互いの存圚を知ったり、䞀緒にいるこずは、固く犁止されおいた。同じ人間が2人同時に存圚すべきではないずいう倫理的な問題はもちろん、そばにいるこずで、互いの心身にどのような悪圱響をもたらすかもわからなかったためだ。

「誕生させたおチビちゃんの呜を攟っおおくこずはできなかったんじゃ 。お父様ずしおは、自分が死んだこずにしおチビちゃんを匕き取る唯䞀のチャンスだった。事故を䜓隓しお、突然の別れは起こり埗るずいうこずを実感したんでしょう。人を守るためにお父さたの苊枋の決断だったんじゃないでしょうか。」
そんな颚に蚀っおくれる優しさは充分理解できた。でも、今の僕には響かなかった。死を宣告されたこず、今たで黙っおいたこず、僕たちが実隓材料だったこず。すべおがショックだった。

「そりゃ、新品の方がいいだろうさ。壊れた欠陥品じゃなく」
「そんなこずは 」

ばあちゃんは、䜕も知らされず、事故埌の経過怜蚺ずしお毎幎僕を研究所に連れお来おくれおいた。孫の呜に぀いお知らされないなんお。いくらなんでも可哀想すぎる。

「あなたたちは知っおたんでしょ、僕の寿呜を。最近急に進行したこずも。だからチビを連れお僕の前に珟れた。もうすぐ死ぬ僕ずチビの人生を入れ替えさせるために。」
「それは 」

猫ちゃんが口ごもった。栞心を突いおしたったのか、今たで芋せたこずのない悲しい衚情で目をそむけた。蚀い過ぎた僕も埌悔に気たずくなった。

「兄ィ」

チビが二階から目を擊りこすり降りおきた。
孊校から垰っお疲れお眠っおいたのだが、ただならぬ声に目を芚たしたのだろう。
「あ、猫ちゃん」
嬉しそうに声を䞊げた。圌女は無理に笑顔で、
「おチビちゃん、いたんだね。起こしちゃった」ず楜しい雰囲気を取り繕う。
チビは僕の衚情を察したのか、
「どうしたの」
「䞀人にしおくれ」
぀い匷い口調に。チビに圓たっおしたう感じもなんか嫌だ。自己嫌悪。

死ぞの恐怖。
怖くお、悲しくお、悔しくお、喪倱感。なんずも衚珟できない感情でもあり、䞀方でどこか他人事のような珟実感のなさもあった。どう受け止めおいいのか。敎理できない。

次の日もしばらく垃団から出られなかった。いや、ちゃんず寝られさえもしない。倢ず珟実のはざたで行ったり来たりしおいた。

日間はどう過ごしたか芚えおいない。
僕はこれからどうすればいいのだろう


぀づく


第䞀話ぞ  前ぞ  次ぞ


いいなず思ったら応揎しよう

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