「中村晋也美術館」を訪ねて
少し前のことですが、鹿児島市郊外にある中村晋也美術館に行ってきました。
中村晋也氏について
中村晋也氏は、現代日本を代表する彫刻家の一人で、全国各地の公共の場にある、数多くの記念碑的な銅像を手がけています。
2007年には文化勲章を受章されました。

《鹿児島市石谷町》
(Photo by ISSA)
氏は、
「彫刻には詩がなければならない」
と語っています。
彫刻にも、「詩」のように、美、感動、躍動感、真心、メッセージ性といったものが込められていなければ、それは彫刻とは呼べない、ということなのでしょう。

を描いたステンドグラス
《鹿児島市石谷町・中村晋也美術館》
(Photo by ISSA)
というわけで、今回の記事は、敢えて言葉少な目で整えてみました。
その分、作品の写真を多めに掲載しますので、中村氏が言う「詩」というものを感じ取って頂ければと思います。
若き薩摩の群像
薩摩スチューデントをモデルにした17体の群像です。

《鹿児島中央駅前》
(Photo by ISSA)

《鹿児島市石谷町・中村晋也美術館》
(Photo by ISSA)

《鹿児島市石谷町・中村晋也美術館》
(Photo by ISSA)
大久保利通公像

《左:鹿児島市西千石町》
(Photo by ISSA)
川路利良大警視

《左・中:鹿児島市鴨池新町・県警本部前》
(Photo by ISSA)
天璋院(篤姫)像

《左:鹿児島市城山町 鶴丸城跡・黎明館》
(Photo by ISSA)
坂本龍馬新婚の旅碑

《鹿児島市天保山町》
(Photo by ISSA)
種子島時尭像

《左・中:鹿児島県西之表市・赤尾木城跡》
(Photo by ISSA)
西郷どんのツン

《左:鹿児島県薩摩川内市・藤川天神》
(Photo by ISSA)
西南の役官軍戦没者慰霊塔

《鹿児島市祇園之洲町・祇園之洲公園》
(Photo by ISSA)
そのほか

《鹿児島市石谷町・中村晋也美術館》
(Photo by ISSA)

《鹿児島市石谷町・中村晋也美術館》
(Photo by ISSA)

《鹿児島市石谷町・中村晋也美術館》
(Photo by ISSA)

《鹿児島市石谷町・中村晋也美術館》
(Photo by ISSA)

《鹿児島市石谷町・中村晋也美術館》
(Photo by ISSA)

《鹿児島市石谷町・中村晋也美術館》
(Photo by ISSA)

《鹿児島市石谷町・中村晋也美術館》
(Photo by ISSA)

《鹿児島市石谷町・中村晋也美術館》
(Photo by ISSA)
西郷隆盛と菊池武光について
氏のもとには、再三、西郷隆盛像の制作依頼が舞い込んだようですが、氏は西郷さんの銅像だけは、ずっと断り続けてきました。
というのも、既に鹿児島市城山の麓や、東京上野に西郷隆盛の国民的な銅像が確立している中で、「今さら自分が作る必要があるのか」という芸術家としての矜持を持たれていたからです。
他方で、氏は西郷隆盛のルーツである南北朝時代の武将・菊池武光の像を制作しています。

《熊本県菊池市隈府・菊池公園》
(Photo by ISSA)
私は、我がふるさと熊本にそびえるこの菊池武光像が、数ある銅像の中で、最も感銘を受けたクールな銅像だと思っていたのですが、
中村晋也氏の作品だったとは、この美術館を訪れるまで知らなかったので、(なるほど、銘板を再確認すれば、確かに中村晋也氏の名が書いてある…)

《熊本県菊池市隈府・菊池公園》
(Photo by ISSA)
美術館に入ったら、目の前に見覚えのある菊池武光公の騎馬像がそびえ立っていたので、意表を突かれました。

《鹿児島市石谷町・中村晋也美術館》
(Photo by ISSA)
写真だと上手く伝わらないかもしれませんが、どうでしょう。カッコよくないですか~💡
まさに、熊本弁でいう「武者んよか」(カッコいい)という言葉が、ぴったりの銅像です。

《鹿児島市石谷町・中村晋也美術館》
(Photo by ISSA)
西郷さん自身も「菊池源吾」(吾が源(ルーツ)は菊池なり)という変名を使うほど、菊池一族に精神的な繋がりを感じていた人なので、
氏は、西郷さんそのものを創るのではなく、むしろ西郷さんが拠り所とした先祖や、その精神文化にスポットを当てて、形にしたかったのだと思います。

《熊本県菊池市隈府・菊池公園》
(Photo by ISSA)
「言葉少な目」と言いつつ、結局、最後は語りたがりになってしまいましたが、今回は、以上となります。
機会があれば、中村晋也美術館や、菊池公園をはじめとする各地に建つ中村晋也氏が制作した銅像を訪れて、それらの銅像から「詩」を感じてみて下さい。
いつも、ありがとうございます🍀
