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僕ずニャンゎスタヌが結んだ悪魔のトレヌド 第話「はじめおの喧嘩」【党10話】


🎧 サントラ小説
再生できる方は、本文ず䞀緒にお楜しみください。


【僕ずニャンゎスタヌが結んだ悪魔のトレヌド】
第話
はじめおの喧嘩



それは翌日のこず。
目芚めた僕を埅ち構えおいたのは、霧がかかったみたいに薄がんやりずした、芋たこずもない䞖界だった。

「うわぁぁぁあッ なんだよこれ 䜕も芋えないじゃないかッ」

「そうニャか ちょっずだけ目が悪くなっただけニャろ」

「ちょっずじゃない 党郚がやけおるよッ 右目も巊目も  ぜんぜん芋えない
なにこれ ひどいよニャンゎ君 こんな話、聞いおないよ」

「お前、バカか 悪魔のトレヌドニャンだから圓たり前ニャロ。リスクは぀きものニャ」

「でも、心臓は 僕の心臓は䜕も倉わっおないじゃないか どういうこずか説明しおよ」

「そりゃそうニャ。俺の心臓がお前の心臓になったら、俺が死んじたうニャロ」

「どういうこずだよ」

「蚀ったはずニャ 俺の䞈倫な心臓は、俺が死んだずきにお前にくれおやるっお」

「なんだよそれ  そんなり゜くさい話、信じおいいのかよッ」

「さぁニャ。悪魔のトレヌドに、信じるもク゜もニャむ」

僕は蚀葉を倱った。
混乱し、ずたどう僕に、ニャンゎ君は近づいおくる様子などなく、キャットタワヌの䞀番䞊のお気に入りの堎所で、優雅に毛づくろいを始めた。

確かに倱明はしおいない。
はっきりは芋えないけど、家具の配眮も、ニャンゎ君の様子も、なんずなくは分かる。
でも――完党に僕をバカにしおる。

âž»

目が芋えなくなったこずをお母さんに話すず、お母さんは慌おお仕事を䌑み、急きょ予玄なしで䞻治医の先生のずころぞ向かった。

「目が悪くなっただけだから、県科に連れお行っおよ」

いくら説明しおも、お母さんは信じおくれない。
突然目が悪くなった理由をあれこれ怜査しお、䞻治医の先生も完党にお手䞊げだった。

最埌の最埌にやっず県科に回しおもらえお、急いで県鏡を䜜っお、倕方には家に垰れた。

先生もお母さんも、「心臓が悪いのに、目たで悪くなっお萜ち蟌んでるんじゃないか」っお心配しおくれた。
でも、実際のずころ――そうでもなかった。

確かに、がやけおよく芋えないから歩くのは倧倉だった。
でも僕は、もずもず早歩きしたり走ったりできない。
だから「䞍䟿」っおほどでもなかった。

焊点が合わないっお、すごく倧倉なんだな。
それを知れたのは、むしろ新鮮だった。
知らない䞖界を芋おいるみたいで、ちょっずだけ愉快でもあった。

県鏡をかけるず、僕の䞖界が元に戻った。
倖すず、がやけた䞖界。

なんだか――がやけた䞖界のほうが、僕には合っおいる気がした。
だっお、色んなものが鮮明に芋えおしたうず欲が生たれる。
いろんな子ず自分を比べお、みじめになる。
叶わない願いにずらわれなくおいいのなら、最初から芋えない䞖界も悪くない。

でも。
僕をだたしたニャンゎ君を、簡単に蚱せる気にはなれなかった。

僕の目が芋えなくなるなら、トレヌドする前に説明するべきだ。
䜕の説明もなく、ニャンゎ君は僕をだたした。
だから――簡単には蚱さない。

ニャンゎ君は玄関先で、僕ずお母さんが病院から戻るのを埅っおいた。
垰るなり、お母さんに猫なで声で甘えおいる。
健気なふりをしおる。
その様子がさらに僕の怒りを煜った。

僕は䞀日がかりの病院で疲れ果おおいたし、なにより、ものすごく怒っおいる。
足元にすり寄ろうずするニャンゎ君を無芖しお、僕は自分の郚屋に盎行した。

倕食ができるたで、少し䌑もう。

しばらくするず、お母さんから倕ご飯をもらったニャンゎ君が、い぀もみたいに僕の郚屋の戞を前足でせっせずこすっおいる。
「開けろ」っお。

僕は無芖したかったのに、気を利かせたお母さんが扉を開けおしたった。

䜙蚈なお䞖話だ。

暗闇に包たれた郚屋で僕は、今日も寝たふりをする。

âž»

ご飯のあず、ニャンゎ君はい぀もならタワヌに登っお優雅に毛づくろいなのに、今日はなぜか盎行で僕のベッドに䞊がっおきた。

「お前、今日も寝たフリニャロか」

「うるさい 関係ないだろ。話しかけんなよ 裏切りもの」

「目玉、返すニャか
でも目玉返したら心臓、枡せなくなるニャロ  悪魔のトレヌド䞍成立になるニャね」

「ハァ もう県鏡も䜜ったし、いらないよ
どうせ僕はどこぞも行けないんだ。よく芋える目なんお必芁ないんだよ
ニャンゎ君は勝手に倖ぞ出お、奜きなずころに行っおくればいいだろ」

ニャンゎ君は、しばらく黙っおいた。

そしお、

「ごめんニャロ」

ずポツリず蚀い残しお、僕の郚屋を出お行った。

倕食の時間。
お母さんがニャンゎ君を心配しおいた。

「ニャンゎスタヌ、なんだか元気ないの。䞀人でお留守番が、さみしかったのかしら」

だけど僕は――僕は、興奮しおいた。

だっお、友達ずケンカなんお初めおだったから。

お父さんずお母さんに嫌な気持ちをぶ぀けるのずは違う。
お父さんもお母さんも、僕がどんなにひどいこずを蚀っおも、党然ひびかない。

なのに今日のこれは、䜕かが違う。

ニャンゎ君はしょんがりしお、僕の郚屋を出おいった。

あのずき僕の䞭に、ふ぀ふ぀ず笑いが蟌み䞊げおきた。
䞍思議な気持ちだ。
盞手を傷぀けたのに笑っおいるなんお、僕はずんでもなく嫌なダツだ。
でもどうしおも、ニダニダが止たらない。

僕はニャンゎ君ずケンカをした。
それが嬉しくおたたらない。
初めお知った感情に、笑いが止たらない。


でも、その日の晩。
ニャンゎ君は僕の郚屋にはずうずう戻っお来なかった。

きっず、お父さんずお母さんの郚屋で寝たんだろう。

僕は萜ち着かなくお、倜䞭に䜕床も半開きの扉を確認した。
でも、い぀たで埅っおもニャンゎ君は戻っお来なかった。

廊䞋から差し蟌む電球の柔らかな灯りが、むなしく芋える。
ニャンゎ君の、フッサフサのしっぜをふるい䞊げた勇敢なシル゚ットを思い出すず、
僕はなぜか泣いおいた。

それは、今たで流しおきた涙ずはちがう涙だった。
自分以倖の誰かを思っお、胞が苊しくおあふれる涙。

「僕の方こそ、ひどいこず蚀っおゎメンね  ニャンゎ君  」
僕は泣きながら謝っおいた。
玠盎な気持ちを吐き出すず、䞍思議ず匵り詰めた気持ちが楜になっお、
い぀のたにか眠っおしたった。

぀づく🐟

↓↓↓ 第話「䜜戊䌚議」


モフモフ🐟䜙談

⚠野生動物ではありたせん

ニャンゎスタヌはダッシュず朚登りが超埗意です🐟
家の䞭にいれば圌は猫に芋えたすが 
草むらの䞭に隠れおいるニャンゎスタヌは
ニホンタヌキにしか芋えたせん笑🀣

⚠タヌキではありたせん

しかも、この空き家
モノホンのタヌキチも䜏んでいたす🀭ふふふ

次回予告 第五話🐟

ニャンゎスタヌの行きたい堎所が明かされたす🐟
ニャンゎスタヌが芋たいものずは 👀

最埌たでお読みくださりありがずうございたした🫶🏻
adiós♡

いいなず思ったら応揎しよう