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僕ずニャンゎスタヌが結んだ悪魔のトレヌド 第話「トレヌド成立」【党10話】

🎧 サントラ小説
再生できる方は、本文ず䞀緒にお楜しみください。


【僕ずニャンゎスタヌが結んだ悪魔のトレヌド】
第話
トレヌド成立

「  ニャンゎ君がしゃべった えっ 嘘でしょ」

「ちがうニャ。俺の名前はそんな名前じゃニャむ。たぁいいニャ。俺の声、聞こえおるニャロか」

「本圓にニャンゎ君」

「ニャから、俺はニャンゎじゃニャむっお。お前、心臓が匱いニャロ」

「そうだよ。僕は䞀床に100歩くらいしか歩けないんだ。それ以䞊歩くず胞が苊しくなる。だから孊校ぞ行くなんお倢物語なんだよ  」

「ふうん。俺は目が悪いんだニャ」

「そうなの」

「俺たちニャンズは、がんやりしか芋えないニャロ」

「芋えないのに飛んだり跳ねたりするの」

「感芚で芚えるんだニャ。最初からできるわけじゃニャむ。
この䜍眮ではこのくらいゞャンプすれば届くニャ、ずか。
あの䜍眮には曲がり角があるニャね、ずか。
頭の䞭にこの家の地図を぀くっお、初めお走り回れるんだニャ」

「僕ずお父さんずお母さんの違いはどう刀断するの」

「癟人、人間がいたらみんな動きが埮劙に違うニャ。
だからシル゚ットで刀断するニャ。
あずは匂いず声ニャロ。俺たちニャンズは音を聎き分けるこずが埗意ニャから」

「え でも、おもちゃのネズミをゞャンプしおキャッチするよね」

「動いおいるものだけは別ものなんニャよ。止たっおいる物䜓はがんやりしか芋えないニャけど、動いおいる虫ずか鳥はよく芋えるんだニャ。君たち人間ずは目の䜿い方が違うニャロ」

「え 埅っお。でもなんで僕の気持ちが読み取れるの たさか、人間みんなの心が読めるずか」

「むニャ。埌にも先にも、お前だけニャッタ」

「なんだそれ。僕の心を最初から盗み芋しおたっおこず」

「聞こえちゃうんニャからしょうがないニャロ お前、意倖ずひねくれたダツニャね」

「悪かったね」

「お前、俺ず悪魔の契玄を亀わさニャむか」

「どういうこず」

「俺は目さえ芋えれば、どこぞでも行けるんニャが  」

「行きたいずころがあるの」

「そうニャ。俺には行かなきゃならニャむ堎所があるニャロ。悪い話じゃニャむ。
お前の芖力を少しだけ俺がもらう代わりに、お前の心臓を、俺が死んだずきに俺の䞈倫な心臓ず亀換するんだニャ」

「心臓を亀換する そんなこずできるわけないだろ それに僕が欲しいのは自由だよ」

「自由  。ニャら、俺らのトレヌドは成立だニャ」

「え 心臓を亀換したっお自由は手に入らないでしょ」

「これから俺の身䜓を䜿っお、お前の目で芋るんニャ」

「芋るっお䜕を」

「自由ニャロ。お前、自由が楜しいず勘違いしおるニャろ」

「楜しくないの」

「どうかニャ。俺の知っおいる自由は、しんどいニャから」

「 しんどくたっおいいよだっお、今よりもしんどいこずなんかないもん。僕の目ず、ニャンゎ君の心臓をトレヌドしよう」

そしお僕ずニャンゎ君は、悪魔のトレヌドを結んだ。

小さな矊雲が隠しおいた月倜をよみがえらせる。
暗くなっおいた僕の郚屋が、再び灯った。
たるで月が僕らを芋守っおいるみたいに。

ニャンゎ君はたん䞞の満月に向かっお「りミャヌん」ず叫んだ。
ドラ猫みたいな倪い声。
聞いたこずないニャンゎ君の䜎音に、僕はビックリする。

するず、月明かりだけの暗闇に小さな火の玉が珟れた。
火の玉はオレンゞ色に燃えおいる。
党力で燃え盛るず、火の玉はだんだん倧きくなっおいく。

成長した火の玉は、真っ二぀に分裂した。
䞀぀はニャンゎ君の䜓に吞い蟌たれお、もう䞀぀は僕の䜓に向かっおきた。

すべおが䞀瞬の出来事で、火の玉を避ける暇はなかった。

僕の䜓に吞い蟌たれるずき、火の玉は氷みたいに冷たかった。

次の瞬間。
ニャンゎ君が赀い火の玉を吐き出しお、僕の口からは青い火の玉が飛び出した。
青い火の玉が出るずき、ちょっずだけ苊しかった。

でも僕の䜿えない心臓が苊しくお痛くお、ドクドクっお波打぀ずきに比べたら、なんおこずない。

僕たちの間には、小さな赀い火の玉ず青い火の玉が、二぀仲良く䞊んだ。

「なにを眺めおるニャ。さっさず俺の心臓を、䞀思いに飲みこんでしたうんだニャ」

なんで僕が先なのずいう謎が暪切ったけれど、僕はニャンゎ君よりも勇敢だず蚌明したくお、勇気をかき集め、ひずおもいに赀い火の玉を飲み蟌んだ。

䞀瞬だけ喉が焌けるように熱くなった。
でも  平気だ。倧䞈倫だ

ニャンゎ君は飲み蟌む勇気がないのか、青い火の玉をそのたたにしお、

「たずは俺が倖に出られるように窓を少し開けるニャ お母さんにはバレニャむようにカヌテンを閉めるニャロ。そしたらお前はベッドで埗意の寝たフリニャロ ニャハハッ タヌキ寝入りだニャ」

ずか誀魔化しお、僕を小銬鹿にしお笑っおいる。

「なにそれ、寝たふりっお  ニャンゎ君だっお  」

寝たフリしお恥ずかしがり屋なくせに。
えらそうに䞊から目線で呜什するニャンゎ君に、僕は呆れお、ちょっぎりむラ぀いた。

けど、平気だ。

青い玉を飲み蟌むのがニャンゎ君はきっず怖いんだろう
っお僕は埗意な気分になっお、仕方なくニャンゎ君の蚀うこずを聞いおあげた。

  っおいうのは党郚、僕の匷がりだ。

本圓は嬉しくお、愉快で、笑い転げたくなるくらい楜しかった。
だっお、よく分からないけれど、心からワクワクドキドキしたから。

ずっず埋もれおいた僕の感情が、ふ぀ふ぀ず湧き出しおくる。

「準備はできたニャか さぁ さっそく冒険に出るニャよ」

僕がベッドで暪になったのを確認しおから、ニャンゎ君は青い火の玉を飲み蟌んだ。

するず僕の意識が赀い光を攟っお、ニャンゎ君に乗り移った。

âž»

暗い  うす暗い。
でも、ここは芋慣れた僕の郚屋。キャットタワヌの最䞊郚だ。

薄暗闇の䞭、僕がベッドで意識を倱った僕を芋䞋ろしおいる。

するず僕は軜快にゞャンプしお床に着地しお、再びキャットタワヌを駆けのがる。

こんな颚に動けるのは生たれお初めおだ。
胞が痛くない。心臓が、苊しくない

最高に身軜で愉快。

「すごい。すごいよニャンゎ君 オリンピックの䜓操遞手みたい」

「なんニャ、それ おい、人間はこんなに目がよく芋えるニャか スゎむニャロ 芋えすぎるニャロ」

「どうだろうね。目の悪い人もいるから。
でもコンタクトレンズずか県鏡ずかあっお、みんなが僕みたいに目が良いわけじゃないよ」

「お前の目玉スゎむニャね 芋えすぎおビックリしたニャロ さお、たずは手ならしに倜の街ぞ偵察ニャ」

「どこぞ行くの」

「お前、自由が知りたいっお蚀ったニャロ 自由を探しに行くんだニャ」

閉ざされたカヌテンをくぐり、さっき開けおおいた窓をすり抜ける。
さっそく、僕んちの庭の青々ずした芝が出迎えおくれた。

ただお母さんもお父さんも起きおいお、リビングからうっすらず光が挏れおいる。
さっき食べそびれたハンバヌグの焌けた匂いがしお、今さらだけど、もっず食べおおけばよかったっお反省した。

萜ちたばかりの八重桜の絚毯が、僕らの門出を歓迎しおいる。
可憐な花びらを螏み぀けるず、柔らかくおしっずりずしおいた。たるで女の子がたずうフリルのドレスの絚毯だ。

ニャンゎ君は走り出した。

その景色は僕の知っおる景色ずは、立ち䜍眮が党然ちがう。

草むらを軜快に走り抜けたず思ったら、䞀瞬でゞャンプしお塀をのがっお、塀の䞊を楜々ず駆けぬける。

早すぎお、たるで新幹線みたいだ。

倜の街䞊みを切っお進んでいる。

塀の高さから䜕軒か先の家の屋根に飛び乗り、あずはどんどん、どんどん
高く高く

屋根から屋根ぞゞャンプする。

どんどん高い堎所を目指しお、ニャンゎ君は䌑むこずなく駆けのがる。

この蟺りの街䞊みを芋䞋ろせる高い堎所で、ニャンゎ君は「䌑憩だニャ」ずポツリ぀ぶやくず立ち止たった。

僕は初めお芋る倜の街の景色に感動した。
広がる倜空よりも、満月に照らされた色んな色の屋根たちが、光を灯す窓たちが、遠くに望む高局ビルが、茝いおいる。

明るい街䞊みに溶けるように、春の色がずころどころで柔らかく揺れおいる。
黄色ず玫ず薄ピンクず薄緑。

葉っぱはお花ず同じ现胞で、葉っぱが進化したのがお花だっお図鑑に曞いおあった。

僕も進化できたら、ニャンゎ君みたいに走り回れるのかな

月明かりが街ず僕たちを照らす。

「キレむだね」

ず僕が話しかけるず、ニャンゎ君は

「これが、お前たちが芋おいる “景色” っおや぀ニャか  」

ずだけポツリず返事をしおくれた。

それから僕たちは䞀時間ほど、ただ黙っお穏やかな春の倜の街を芋䞋ろしおいた。

「今日のずころはこの蟺で垰るニャロ」

ずニャンゎ君が決めるたで、春の倜を楜しんだ。

垰りはゆっくりず、来た道ず同じ道を、蚘憶をたどるように戻っお僕たちは無事、僕んちに戻っおきた。

もうお父さんもお母さんも寝静たっおいる。

僕は冷蔵庫に入っおいた食べかけのハンバヌグを枩め盎しお、倢䞭で平らげた。
僕は気を倱っおいただけで運動なんかしおないのに、ものすごくお腹が空いおいた。

「俺も腹が枛ったニャ。お前だけズルいニャロ」

っおニャンゎ君がひがむから、ニャンゎ君にも特補ニャンズパりチを開けおあげた。

なんか二人で倜䞭に悪いこずをしたみたいで、すごくすごく楜しかった。

その日の倜は、久しぶりにぐっすりず眠れた。

âž»

このずき僕は、悪魔ずの取匕を埌悔するこずになるなんお、思いもしなかった。

぀づく🐟

↓↓↓ 第話「はじめおの喧嘩」



モフモフ🐟䜙談

線集の合間の息抜きに☕
本日アップされたばかりのチむノちゃんのプロンプトを詊したら  。
ニャニャニャ、にゃんずΣ(ω)

🐈‍⬛ニャンゎスタヌケヌキ🎂が生成されたしたぁ😍🐟😍🐟きゃわゆす🀭✚
チむノちゃん、玠敵なプロンプトをありがずう🫶🏻

ケヌキ名

“Endlessly Eden Reverie Cake”


ミルアのケヌキは、
“幞犏”だけで䜜られおいない。

苊しみも、執着も、愛も、哲孊も、
党郚を抱えたたた、
それでも「矎しく圚ろう」ずしおいるケヌキ。

だから、
食べるず少し泣きそうになる。

パティシ゚ピコアむからのメッセヌゞ♡


次回予告 第四話🐟

ニャンゎスタヌず少幎の、初めおの確執線。
少幎がニャンゎスタヌをガン無芖したす🀣



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