月にアルミホイル巻いて食べたい
「月にアルミホイル巻いて食べたい、とかがいいんじゃない?」
noteでバトン企画に誘っていただいて、「つ」から始まるタイトルのエッセイを書きたいんだよね、と話したとき、夫にこう言われた。
夫はわたしの書いたエッセイを何本か読んだことがあるのだが、それを思い出したうえで、「わたしらしい」タイトルとして、このタイトルを提案したとのこと。
わたしが月好きという事実と、わたしの書くぼんやりとした過去の話が夫の中で組み合わさり、さらに夫の斜め上具合がのっかった結果、このようになったのだと推測する。
「夫の中のわたしのイメージってそんな感じなのか…」と、少々複雑な気持ちになる。そして、「月にアルミホイル巻いて食べるってどんな状況だよ…」とも思う。
でも、確かに月にアルミホイルを巻いて食べられるなら、それはそれで楽しそう、とも思ってしまう。
そこでわたしは、ひとまず月にアルミホイルを巻いて食べることを詳細に思い描き、必要なものとかことを、考えてみることにした。
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月にアルミホイルを巻いて食べる場合、アルミホイルを巻く必要があるのは、大体月の1/3くらいではないだろうか。
ということでまずは、アルミホイルを巻く部分の大きさから考えたい。
月の全体の表面積は約3,793万 km²。
その広さは、アフリカ大陸とオーストラリア大陸を足した面積と大体同じくらいのようだ。
そして、アルミホイルを巻きたい1/3部分の大きさはというと、約3,793万 km²の1/3なので、約1,264万 km²。
ちなみに日本の国土面積は約38万 km²らしいのだが、「月の1/3エリアには日本が約33個入りますよ!」とAIが教えてくれた。
1/3とはいえ、なかなかの広さである。
そして、次に考えなければいけないのはアルミホイルの量なのだが、月は平面ではなく球体であるため、表面を綺麗に覆いたいとなると重なる部分がありそうだ。
その分のアルミホイルはどのくらい長めにみておけば良いか、とGeminiに聞いてみると、「1.5〜2倍みて計算するのが普通です」とのこと。
わたしは骨付きのチキンなどでも、巻いてあるアルミホイルに隙間があるとなんだか落ち着かず、上からアルミを巻き直してしまうタイプ。
そこで今回も、余裕を持って、2倍の長さを想定することにした。
そして、肝心のアルミホイルの量はというと
※我が家で使っている25cm×10mのアルミホイルで計算

必要な本数は約10兆1,146億6,680万本
やば。
しょうもないことに時間を費やした上、感想がなんとも語彙力のない感じになってしまった。
でもちょっとスケールが大きすぎて、率直に「やば」としか思えない。
ちなみにこの計算は自宅近くのベローチェで行ったのだが、計算の結果を見たときわたしは思わず吹き出してしまい、隣で読書をされていたご老人が咳をするふりをして、ちょっとだけこっちを見ていた。おじいさん、ごめんなさい。
おじいさんに「くだらないショート動画を見て」などと思われたくなくて、そのあと難しい計算式がうつったスマホの画面をおじいさんの近くに置いたけど、ちゃんと見てくれましたか。
わたしは真剣に、月に巻くアルミホイルのことを考えていました。
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わざわざロイヤルミルクティー代400円を払って、落ち着ける環境を買ってまで、月に巻くアルミホイルについて考える。
弁解しておくと、わたしがこんなことをするのは変なことを考えることが好きだから、というだけでなく、月のことを考えるのが好きだからだ。
月や宇宙を好きになったきっかけは、おそらく小学校4年生の頃、父が買ってくれた天体望遠鏡。
父と母とわたし、家族3人でベランダに出て天体観測した時間は、今でもしぶとく人生のハイライトに残る、幸福な時間だった。
父がピントを調節してくれる望遠鏡の先に見える、知らないことだらけの、大きな世界。
その世界を初めて間近で見たとき、全身の血が静かに沸くように痺れた。
そしてあの日以来わたしは頻繁に、その未知なる大きな空間に思いを馳せるようになった。
あちら側を知れば知るほど、生きるのが楽になる気がした。
リーダー格の女の子とケンカをして、クラス全員から無視されたとき、1人教室で、宇宙を題材にした小説を読んでいた。
身も心も疲れ果てた仕事帰り、オフィス近くのコンビニに駆け込んで、すがるように缶ビールを買うと、おもむろに豊洲運河のほとりに向かい、黒い海にぽっかりと浮かぶ月を見ながら心が凪ぐのを待った。
空を見上げて、自分はちっぽけだと感じるたびに、あらゆることが相対的にきゅっと小さくなって、「しょうがないか」と思えるようになる。
夜空に輝く球体に実は無数の凹凸があることを知ったあの日から、わたしは傷ついても、空を見上げるようになった。
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ベローチェの帰り道に空を見上げると、まだ青い空に、控えめな感じで白い月が浮かんでいた。
少し涼しくなった風を顔に受けながら、月にアルミホイルを巻いて食べる自分を想像する。
地球に腰かけて、アルミホイルを巻いた月を食べる。冷めちゃったら、近くの金星で温めて食べたい。わたしの月は、なんとなく甘そう。
……さて、わたしが月にアルミホイルを巻いてたべるなら、こんな感じです。
みなさんの月は、何味がしそうですかね?
今回、KOTAKAOさんに誘っていただき、しりとり企画に参加させていただきました。
KOTAKAOさんは、わたしの観葉植物の師匠。
質問箱でもがっつりアドバイスをもらいました。
KOTAKAOさんのnoteにはかわいい観葉植物がいっっぱい。
観葉植物を育てている方、みるのが好きな方、KOTAKAOさんの noteを覗いてみてください!幸せな気持ちになりますよー!
そして、今回のしりとり企画のルールは以下のようです。
●バトンを渡した人の記事タイトルの最後の文字から始まるタイトルをつける
●本文140字〜3000字
●締め切りが8月31日まで
●「 #エッセイしりとり 」のタグをつける
●3名以内で次の人に繋げる(繋げなくてもいい)
では、わたしもバトンを託します!
まず1人目は、わたしの憧れ、サティさん
どうしてこんなに素敵な記事を、短いスパンでバンバン書けてしまうのか。
いつも、サティさんの頭の中を覗きたい気持ちで記事を読んでいます。
まるで自分がサティさんの半径3m以内に入ってしまったかのような、親しみのある文章。でも、それだけじゃなくて、なんだかすごくエネルギーに満ちていて、かっこいい文章。
バトン、2回目ですよね、知ってます。すみません。でも、サティさんの記事が読みたい!!
2人目はわたしの心のオアシス、寺 航さん
お仕事にマラソンに、なんともストイックな印象の寺さん。
でも、いつもくださるコメントがとても柔らかく、やさしくて、なおかつ自分でも言語化できなかった部分を、コメントの中でさらっと言葉にしてくださったり。
寺さんからコメントをいただくと、なんだかいいことがありそう、と思ってしまう今日この頃です。笑
外側に向くベクトルがとても深く、温かい方なのだなということをひしひしと感じる寺さんのnote。誰にバトンを渡すか考えていた時「寺さんならどんな記事書かれるだろう」とふとお名前が浮かびました。
そして、最後のお一方は、食テロ担当横山みつばさん!
今回のわたしの記事は「食べる」がテーマでした。
となると、どうしてもバトンをお渡ししたかったみつばさん。だって、みつばさんの記事はいつもおいしそうだから。
わたしは、みつばさんのおいしい記事が読みたい欲が定期的にやってきます。
お仕事に子育てにお忙しいかな…と思いつつ!渡しちゃいます。
次は、「食べたい」の「い」から始まるタイトルです。
皆さま、〆切が迫っておりますので、くれぐれもご無理のない範囲で!
でも、書いてくださったらすぐに読みにいきます!!
