見出し画像

🌿【第8話】レモンタイムの香り🍋|ジェルメの聖なる薬草辞典📔

レモンタイム🍋🌿!


なんて良い香り、レモンの強い香り🎶


あぁ、そういえば、
他の薬草と違った雰囲気だなぁ。

風にそよぐ姿は自由で、
目立っていたな、
そわそわ、
ふわふわ、
もしゃもしゃ、
アチコチにアンテナがありそう...。
香りは目立って感じたな…?

あまりに呼んでいるから、
なでたり、
揺らしたり、
喜んでいたな!💛



ジェルメは、窓辺の特等席にいました。
そこには、小さな木の机と、
石の精霊が
一生懸命に文字を書いてくれた、
あのスコップの名札が
誇らしげに立っています。

そのスコップに守られるようにして、

小さな緑の葉を
いっぱいに茂らせていました。

ジェルメは身をかがめて、
その葉にそっと触れます。

すると――

屋根裏部屋いっぱいに、
驚くほど爽やかで、
突き抜けるような甘い香りが広がりました。

"Wunderbar!

(ヴンダーバール!

「わぁ! すごい!


Es duftet wie die Sonne!" ☀️


エス ドゥフテット ヴィー ディー ゾーネ!)


まるで太陽みたいな香りがするよ!」


ジェルメはあまりの心地よさに、
目をきらきらと輝かせました。
レモンのような清々しさと、
タイムのきりっとした芯のある香り。


"Mein Zitronenthymian!" 🌿🍋
(マイン ツィトローネン・テューミアン!)
「僕の、レモンタイムよ!」


するとその時、
スコップの名札の影から、
あの、どこか心配そうだけど温かい、
低い声が響きました。

「……おお、見事なものだ」


ジェルメがそっと覗き込むと、
いつもは静かな⁈石の精霊が、
レモンタイムの小さな葉の群れを見上げて、
じっと感動に震えていました。

「あの小さかった葉が、
風にも負けず、こんなに青々と、
力強く育つとは……。
お前の手仕事は、
本当に大したものだな、ジェルメ。」


石の精霊は、
自分が不器用な手で書いた名札の文字と、
その横で立派に香りを放つレモンタイムを見比べて、
なんだかとても誇らしそうです。


ジェルメは嬉しくなって、

「えへへ、
石の精霊が、
風よけを作って、
守ってくれたおかげだよ!
ありがとう!」


と、優しく微笑むのでした。



追記~
石の精霊ベオルが頑張ったお話を、
せっかくなので一緒にどうぞ!
こちらからです。



成長したね⭐ いいね! 

風にすご~く揺れて 素敵だな🌿🐾

"Mein Zitronenthymian!"


〈ジェルメの薬草書🌿〉

名称 : レモンタイム(Zitronenthymian)🍋🌿
 

分類 : 太陽の香草 のどをいたわる万能の薬草🌿🎶


特徴 : 小さく凛と茂る緑の葉。
    触れると、お部屋いっぱいに爽快な風が吹く。



香り : レモンのような、
    すっきりとした瑞々しい香り。



備考 : 石の精霊が書いてくれた名札(スコップ)のおかげで、
    風に負けずに力強く育った、僕の頼れる相棒。

    なんだか、体を守ってくれているようだよ💕


🐾🌿「喉にも優しくて、お茶にしてもお料理にしても最高なんだ!
   わぁ、本当に魔法みたいだね🎵」




"Ein Schluck, ein Bissen — einfach herrlich!"
(アイン シュルック、アイン ビッセン —— アインファハ ヘルリッヒ!)

【意味】 ひとくち飲んで、ひとくち食べて——あぁ、とにかく最高!



📔Aufzeichnungen von Gerumer  
Moonlit Drop Atelier


Moonlit Drop Atelier
🌙月明りの雫のアトリエ


いいなと思ったら応援しよう!

Moonlit Drop Atelier ここまでお読みいただき、ありがとうございます🌙 いただいた応援は、物語づくり、画材や薬草の学び、Moonlit Drop Atelierの小さな世界を育てるために大切に使わせていただきます🌿 またいつでも遊びにいらしてくださいね☕