🧮 石の精霊の算数魔法教室|第9回🍡 🌙 『夏祭りの屋台と、くたくたエプロンの魔法』🔮
これは、
石の精霊ベオルが、
夜な夜なこっそり開講している、
不思議な数の教室――。
皆さま こんばんは!!
🪨「ふむふむ……。」
今宵の試練は、
なにやら夏祭りの屋台が
大騒ぎのようじゃが……、
惑わされるでないぞ。
ドタバタ劇の裏に隠れた、
『簡単な真実』
を見抜いてみせよ!
分厚い本の上で、
石の精霊ベオルは
ニヤニヤと楽しそうに
笑みを浮かべた。
「思考のひねりを利かせてある。
さあ、
屋台のドタバタを楽しみながら、
答えを探してみるのじゃ!」
――それでは、
ジェルメの和菓子屋、開店じゃ!
🧁🧁🧁🧁🧁🧁🧁🧁🧁🧁🧁🧁🧁🧁🧁
🍡 夏祭りの屋台と、
💦くたくたエプロン
前日、
試作品の和菓子を
持っていったジェルメ。
主催者さんは一口食べると、
目を輝かせて
大感激してくれました。
「形は不揃いかもしれないけれど、
こんなにも熱意がこもっていて、
美味しい和菓子は初めてだ!
大丈夫、
自信を持って出店してください!」
🌿🐾😊✨
――そして迎えた、夏祭り当日。
アトリエの屋台「月夜の和菓子店」
のバットの上には、
あの愛おしい和菓子が
「全部で 70個」並んでいます。
主催者さんのお墨付きもあって、
お店は大盛況!
やってきた子どもたちに、
最初ジェルメは、
「1人 3個ずつ」配りました。
すると……、
和菓子は「かなり余り」ました。
「みんなにもっと喜んでほしいな!」
そう思ったジェルメは、
「1人 5個ずつ」
配り直すことにしました。
……ところが!
ここで、
ドタバタ大パニック発生!
「あのグループは5個なのに、
僕たちはまだ3個だよ!」
「後から来た僕たちには、
届いてないよー!」
そして、
配り直している最中に、
いい匂いに誘われて
子どもが 2人 増え、
押し寄せる子どもたちに
ジェルメは大忙し!
🌿🐾「あわわっ! 待ってね、
今みんなに5個ずつ渡すからね💦」
と夢中でお菓子を配り直すうちに、
エプロンの紐は解けかけ、
すっかり「くたくた」に
なってしまいました。
けれども――
汗をぬぐうジェルメの胸元には、
昨夜、
鉱石の泉で
アンバーから贈られた、
『薬草を閉じ込めた、
小さなお守りペンダント』が、
誇らしげにキラリと
輝いていました。
「大丈夫……。
アンバーがくれた光が、
ボクを守ってくれているんだから!」
胸のペンダントにそっと手を触れ、
深く息を吸い込むと、
ジェルメの心に
じんわりと温かい勇気が
湧き上がってきます。
「あわわ……ベオル、
どうしよう〜!」
と言いつつも、
どこか凛とした表情で
汗を拭うジェルメ。
その横で、
🪨石の精霊ベオルは
腕組みをしながら、
ニヤニヤと楽しそうに笑っています。
「フフフ……
落ち着かぬか、ジェルメ。
ワシの特製クッキーも
食べさせたくてな。
和菓子10個と
密かにすり替えておいてやったのだ。」
🌿🐾「もうっ! ベオル、
すり替えるなら先に言ってよ〜〜!」
そこへ、
すばしっこく
お皿を運んでいたラブが
やってきました。
……が、
なんだかラブのポケットが
ぽっこり膨らんでいます。
🌿🐾「ラブ……?
そのポケット、なぁに……?」
🐰「あ、えっとね!
ボクもお手伝い頑張ったから……、
すごく美味しそうで、
えへへ、2個だけ...。
ポケットに入れちゃった……!」
🌿🐾「もう〜〜!
ダメでしょ〜〜!」
ジェルメは
ラブのポケットから
和菓子を2個回収して、
最後の子どもたちへ!
これで子どもたち全員に、
和菓子と
ベオルのグラハムクッキーが
合わせて「1人 5個ずつ」、
無事に行き渡り、
配るバットの上は
ピッタリ空っぽになりました!
子どもたちは、
しっとり甘い和菓子と、
ベオルのクッキーを
ボリッ! ザクザクッ!と
いい音を立てて噛み砕き、
「すごーい!
クッキーも入ってる!」
「香ばしくて美味しいー!」
と大喜び!
胸のペンダントを
そっと指先でなぞりながら、
🌿🐾「……ふふっ、
本当に良かった!
主催者さんの
言った通りだったね、
アンバー。💖」
くたくたのエプロンを
キュッと結び直して、
ジェルメもすっかり
満面の笑顔になりました。
🪨🪄🪨🩵🪨🪄🪨🩵🪨🪄🪨🩵🪨🪄🪨🩵🪨🪄
🪨 石の精霊ベオルの算数魔法教室
―今宵の挑戦状―
「さあ、屋台のドタバタ劇は
しっかり見ておったかな?
今宵は頭をフル回転させる、
4つの謎じゃ!」
【問い1】 最初にお店にやってきていた子どもは、
何人だったかな?
【問い2】 1人3個ずつ配ったとき、
和菓子は何個あまる予定だったかな?
【問い3】 子どもたちに配られた、
「ベオルのグラハムクッキー」は、
全部で何枚だったかな?
【問い4💡(思考力・アイデア問)】
「ジェルメは
大パニックになりながらも、
なんとか全員に
配り切ることができたな!
では……もし次回、
同じように
たくさんの子どもたちが
押し寄せたとき、
ジェルメが焦らず、
スムーズにお菓子を配るためには、
どんな工夫や準備を
しておけばよかったかな?
お主なら
どうアドバイスしてあげるか、
自由なアイデアを
考えてみよう!」
「計算の正確さだけでなく、
失敗から学んで、
『次はどうするか』
を工夫する知恵……。
それこそが
現実のトラブルを
乗り越える最高の魔法なのじゃ!」
――🪨 ベオル
☕🫘🥒☕🫘🥒☕🫘🥒☕🫘🥒☕🫘🥒
☕🥒 今夜のおやつタイム
ふぅ、
大騒ぎの屋台が無事に終わって、
一安心!
少し落ち着いたところで、
お隣の屋台の店主さんが、
「ジェルメちゃん、
大盛況だったね!
これ食べて一息つきなさい!」
と差し出してくれたのは――
キンキンに冷えた、
『ポリッと美味しい
棒付きの冷やしきゅうり』!

塩味きゅうり🧂
🍋🌿きゅうり 🎵
🌿🐾、🐰、🪨、
「わぁーっ! 冷たくて、
程よい塩気が美味しい〜〜!」
みずみずしい、
冷やしきゅうりを頬張って、
三人はほっと一息。
🪨「……ハハハハ、
屋台の食べ歩きというのも、
悪くないものじゃな。」
と嬉しそうにするベオル。
🐰「次は僕、
ポケットに隠さずに
最初からもらうね!」
と笑うラブ。
冷たいおやつで
頭も心もスッキリ、
冴えてきたところで……、
さあ、答えを確かめてみよう!
🌙 結論は、お茶の時間のあとに。
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🪨 石の精霊ベオルの解答
「ふむふむ!
冷やしきゅうりで
頭も冴えたことじゃし、
さっそく解説と参ろうか!
ドタバタ劇に騙されず、
筋道立てて考えられたかな?」
✨ 【各問いの解説と答え】
【問い1】最初にお店に
やってきていた子どもの人数
◆ 考え方
すり替えや
ポケットのイタズラがあっても、
ジェルメがラブから
回収して配り切ったことで、
子どもたちに
配られたお菓子の合計は
「70個」で変わりはないぞ。
◆ 式 70個 ÷ 5個
= 14人
(最終的な人数)
◆ 答え 14人 - 2人
= 12人
(2人は途中から来た子じゃ)
【問い2】1人3個ずつ配ったときに
余る予定だった和菓子の数
◆ 考え方
最初の子ども12人に
3個ずつ配る計算じゃ。
◆ 式 70個 - (12人 × 3個)
= 34個
◆ 答え 34個あまる予定だった
【問い3】子どもたちに配られた
グラハムクッキーの枚数
◆ 考え方
ワシが和菓子と
すり替えた10個分が
そのまま
配られたのじゃ。
◆ 答え 10枚
【問い4】次回スムーズに
配るための工夫のアイデア
◆ 考え方
計算力だけでなく、
「失敗から学んで
現場を良くする知恵」
を試す問題じゃ!
正解はひとつではないぞ。
◆ 解答例
あらかじめ「追加用の2個」を
紙コップなどに小分けにしておき、
3個持っている子に
すぐ渡せるように準備する。「3個もらった子の列」と
「まだもらっていない子の列」を
分けて並ばせる。お手伝いの役割分担を
決めておく。
◆ 答え 上記のような、
「現場でスムーズに
配るための自由な工夫」が
書けていれば100点満点じゃ!
🪨😊🪨😊🪨😊🪨😊🪨😊🪨😊🪨😊🪨
🪨 ベオルのあとがき
「ふむ……今夜の試練、
いかがであったかな?」
「算数の計算が
できることも大切じゃが、
問い4のように
『トラブルを体験したあと、
次はどうすればもっと良くなるか』
を工夫する力こそが、
生きていく上で役に立つ、
『考える力』なのじゃ。」
「私たちの毎日も同じじゃな。
準備不足でパニックになったり、
予期せぬハプニング(やイタズラ!)で
ドタバタすることもある。
だが、
失敗したことを
責めるのではなく、
『次はこうしてみよう!』
と工夫を重ねていくことで、
人はどんどん頼もしくなっていく。」
「アンバーから
贈られたお守りを胸に
勇気を出したジェルメのように、
そして
屋台で分け合った、
冷やしきゅうりのように……。
不揃いな毎日の中にある、
確かな温もりと、
少しずつの工夫を感じながら、
皆の明日が
少しでも軽やかになることを
願っておるぞ。」
「また次の夜、
アトリエの屋根裏部屋で
待っておるからの!」
ありがとう😊✨
――🪨 石の精霊ベオル
🪨前回のベオルの教室はこちらです
🪨1回目からの講義はこちらから、
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