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挫画原䜜「カメレオン」䞉話シナリオ

【シナリオ本文 䞉話】

〇瀬戞家 二階の葵の郚屋

物眮代わりだった郚屋を片付けおいる玲叞ず葵。
葵は玲叞が䌚瀟から持っお垰っおきたダンボヌルから、ノヌトPCやお絵かきタブレットやカツラ、メガネなどを取り出した。
以䞋、二人で郚屋を片付けながらの動きで

葵 「カツラを手にしおなんですかこれ」
玲叞「家の䞭で垜子っおのも倉かなず思っお」
葵 「倖出甚にわざわざ買っおくださったんですか」
玲叞「いや  」

玲叞が葵からボブカットのカツラをずりあげ頭にかぶせ、目枬でメガネを葵に぀けようずしお。

葵 「そここめかみです」
玲叞「ああ、暪向きなのか」

葵がカツラをぐるっず半呚させ、メガネを自分でかけた。
玲叞はカツラの乱れをなんずなく盎す。

玲叞「うん、それでいい。これは俺のためだ」
葵 「玲叞さんの 必芁ですか 服着おるし、死んだばあちゃんは気配でなんずなく䜍眮を察しおたしたよ」
玲叞「おばあさんは目が悪かったんだろ だから仕方ないけど、俺はおたえず話す時、どこを芋お話せばいいのかわからない。芖点が定たらないんだ」
葵 「あ、あぁ  」
玲叞「ガキの頃、人ず話すずきは盞手の目を芋お話せっお蚀われたろ でも、おたえの堎合それができない。だからせめお、メガネでもあれば目の䜍眮がわかるなず思っお」
葵 「  なるほど。でもこのカツラ、ボブ  」
玲叞「商店街の店でそれが䞀番短いのだったんだよ。たぁ、ニット垜でもいいけどな」
葵 「  」

二人の間に短い沈黙が流れおいるが、メガネにカツラだけの葵は䜕を考えおいるかわからない。

玲叞「  その、䞍安なんだよ」
葵 「䞍安」
玲叞「うん、俺は口が悪いから、無闇におたえを傷぀けおるんじゃないかず思っお」
葵 「え  」
玲叞「䜜業しながら人っお蚀葉通りじゃないだろ 蚀葉ではキツむこず蚀っおおも、本圓は逆なこずもある。嘘もごたかしも本圓のこずも、そういうのはみんな、声のトヌンずか衚情ずか目぀きずか仕草ずか、いろんなものを芋おなんずなく察する。なのにおたえには肝心の顔がない」
葵 「  」
玲叞「傷぀けたかなあ、えっず  」
葵 「  なんか、すみたせん」
玲叞「苊笑しおなんで謝るんだよ おたえは䜕も悪いこずしおないだろ」
葵 「  」

〇安アパヌトの䞀宀葵の過去の回想

氎商売颚の掟手な身なりの葵の母28が、携垯に向かっお泣き喚いおいる。

葵の母「なんでよっ ひどいよ ねえ、たヌくん、考え盎しおよっ」

そばでヒダヒダしながらお絵描きしおいる䞃歳の葵。
母芪が唐突に携垯を投げ぀けた。
葵がびくっずなる。

葵の母「泣きながらねえ、あんたどっか行っおくんない あんたさえいなければママは幞せになれるのに」
葵 「ご、ごめんなさい」

〇葵の祖母の家回想

叀がけた和宀の居間で、䞭孊校の制服を着た葵が、目が癜く濁った祖母にき぀く小蚀を蚀われおいる。

祖母「テスト 今日はあたしの病院だっお蚀っおたろ 思いやりのない子だね あんたの母芪もそうだったよ い぀もい぀も男のあずばっか远っかけお、誰の子かもわかんない子䟛産んだ挙句私に抌し付けお家出だ。こっちは幎金暮らしだっおいうのにたったく  」
葵 「  ごめんなさい」

〇回想戻る 再び瀬戞家 二階の郚屋

葵、過去の思い出からハッず芚めお、箱の䞭身を芋お銖を傟げる。

葵 「  ん なんすかこれ」

葵が手にしおいるのはピンクロヌタヌなどのアダルトグッズ。

玲叞「芋おん ああ、ピンクロヌタヌだ。資料で持っおきた」
葵 「ピンクロヌタヌっお ディルドなどを手に取りこれは」
玲叞「なんだよおたえ知らねえの アダルトグッズだよ」
葵 「あ、ああ  」

実は凍り぀いおいるが玲叞は気づかない。

玲叞「たあ、23じゃただ必芁ないか。んふず考え蟌み高二で完党に透明になったっお蚀っおたよな じゃあ、初䜓隓がその前だずしお、たさかおたえ  」

葵 「な、なんすか」
玲叞「䞭孊生で」
葵 「い、いや、その  」
玲叞「マゞかヌ。やるなヌ」

蚀いながら荷物を持っお郚屋を出お行っおしたった。

葵 「  」

玲叞、すぐ戻っおきお。

玲叞「でも逆にそれ以来ご無沙汰っおこずだよな よし、わかった。その䞭から奜きなの䜿っおいいぞ」
葵 「あ、あヌ  、ありがずうございたす」
玲叞「それ、おすすめだ」

葵、手にTENGAオナホヌルを持っおいた。

玲叞「それず、髪剃るのも犁止な。犯眪者じゃあるたいし、無闇に隠れるな。なんかあったら俺が党力で守っおやる」
葵 「胞を打たれお  はい。ありがずうございたす」
玲叞「ん。うちの瀟員だしな。さヌ、こんなもんか呚囲を芋枡し」
葵 「はい」

葵の目元ず頬の蟺りで䞀瞬ビビっず゚ラヌが起きおいるが、玲叞は芋おいない。
やっず郚屋らしくなった葵の郚屋。ベッドもある。
ず、むンタヌフォンの音。

玲叞「お」

階䞋に降りおゆく玲叞。
葵が片付けを続けおいるず、階䞋から賑やかな声。

玲叞の声「お、なんだおたえら」
マサトの声「おじゃたしたヌす 新人の歓迎䌚に決たっおるじゃないっすかヌ」
黒田の声「酒ず食い物持っおきたぞヌ」
玲叞の声「ちょちょちょちょ埅おおたえら」
䜐田の声「二階っすか 盞銬葵くヌん 䞀緒に飲もヌぜヌ」

ガタガタず階段を䞊がっおくる音。
ずっさにニット垜ずメガネにマスクをかけお、慌おお取り繕う葵。
バンずドアを開けお真っ先に笑顔で飛び蟌んできたマサトが、葵が手にしおいるTENGAを芋お、

マサト「新人歓迎 かい  あ、あぁ、倱瀌したしたヌ」

そっずドアを閉じ出おゆくマサト。

葵 「自分の手を芋お焊るわヌ 違う違う違う」

ドタドタずマサトが階段を降りおゆく足音。

黒田の声「なんだよマサト」
マサトの声「いヌからいヌから 今取り蟌み䞭でした」
䜐田の声「取り蟌み䞭」
玲叞の声「え もう䜿っおた」

〇同 キッチン 

しょっちゅうここに出入りしおいるらしく、黒田たちが慣れた様子で鍋の甚意をしおいる。

マサト「瀟長ず葵さん、もう飯食っちゃったあずでしたか」
䜐田「じゃあ、俺らだけでいっか」

黒田がラップされた煮物を぀たみ食いし。

黒田「やべ。うちの嫁より矎味いぞこれ」
䜐田「なんだよ瀟長、最高の居候じゃないっすか〜」
マサト「これで可愛い女の子だったら完璧でしたね」
玲叞「あはは、そうだなヌ」

ず、そこぞおずおずずやっおきた葵。
カツラにどこで芋぀けたのかサングラスをかけおマスクをしおいる。
その異様な圢なりに、䞀瞬気たずい沈黙が萜ちる䞀同。

葵 「す、すみたせん、颚邪気味でおたけにものもらいで  」
マサト「あ、ああ、俺らも急に来おごめん」
葵 「そんなわけで、せっかくなんですが、自分は二階の郚屋で䌑たせおもらいたすね。すみたせん」
黒田・䜐田「どヌぞどヌぞ」
マサト「お倧事に」
葵 「ありがずうございたす。じゃあ、ごゆっくり」

二階に䞊がっおゆく葵を芋送る䞀同。

黒田「小声で䜐田にあい぀はあれだ。コミュ障拗らしおるや぀だ」
䜐田「小声でだな。たぁ、ああいうタむプはじっくりだ。じっくり」
黒田「たずは逌付けからかなヌ」
玲叞「野生の獣か」

〇葵の郚屋

ドアを閉じ、ほっず䞀息぀く葵。

──時間経過──

階䞋で賑やかな宎の気配がする。時蚈はすでに深倜近く。ずっずタブレットで絵を描いおいた葵だが、そろそろ寝ようずしおパゞャマに着替えようず服を脱いだずたん、階䞋から誰かが䞊がっおくる足音。
ずっさに、党裞になっお郚屋の隅にじっず固たった。
小さくノックの音。

黒田の声「盞銬くヌん」

酔っ払っおいるので少し倧胆になっお、「開けるぞヌ」ず蚀いながら郚屋に入っおくる。

黒田「颚邪に効くもん持っお  あれ トむレかな」

手に持っおいるお盆の䞊にはキムチ鍋の雑炊。
それをテヌブルの䞊に眮いお。

黒田「た、眮いずきゃわかるか」

黒田が郚屋を出おゆく。
葵が雑炊を芋お腹がぐうっず鳎る。

葵 「矎味そ」

䞀口食べ、ビビッず身䜓䞭に走査線が入り、雑炊の矎味さに身を震わす坊䞻頭の党裞の女性の姿が䞀瞬あらわになる。

葵 「うたヌっ」

雑炊を食い終わり、ペットボトルのアク゚リアスを飲んで䞀息。「ご銳走様」ず手を合わせお小さく呟くが、ほんのりその茪郭だけが芋える。
着替えお盆を返しに行こうずしお、再び人が䞊がっおくる気配で慌おおベッドに朜り蟌む。
玲叞がノックもせずに入っおきた。だいぶきこしめしおいる。

玲叞「うぃ〜、酔っ払った。あおいヌ、泊めおくれ〜」

葵が寝おいるのも構わずベッドに無理やり入っおくるず、端に寄れずばかりにぐいぐい背䞭で抌しおくる。

玲叞「俺の垃団、マサトに奪われた。他に垃団はこれっきりでっお、あれ おたえ裞で寝るタむプ パゞャマ着ろよ。颚邪匕くぞ」

葵は緊匵で䜓を固くしたたた、できるだけベッドの端に寄ったが、壁際なのですぐに逃げられない。
すぐに玲叞の寝息が聞こえ、もう少し埅っおから逃げようずしお、うか぀にもそのたた眠っおしたう。

〇玲叞の倢

なぜかギリシャ神話の神殿で、半裞の矎人女神たちに济びるほど酒を飲たされ錻の䞋を䌞ばしおいる玲叞。
そのひずりを抱き寄せ、豊満な胞に顔を埋め至犏。
が、女神にバシッず頬を匵られ、スルッず逃げられた。

玲叞「いおっ、あ、埅っお  」

だがその女神は、銖のないニケの圫像だった。

玲叞「あれ ニケの圫像半分目が芚め」

ずころどころマダラの矎しい党裞の葵が、月光に照らされ驚いたように玲叞を芋䞋ろしおいる。

玲叞「寝がけおああ、女神様の銖芋぀かったんだなぁ。ぞえ、矎人だ。よかったなぁ  」
葵 「  っ」

蚀っおそのたたコテンず再び眠りに぀いた。
その玲叞を、真っ赀な顔で芋䞋ろす党裞の葵。
毛垃を胞に握りしめながら必死に萜ち着こうずしおいる。


四話以降に぀づく──

䞀話

二話


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いいなず思ったら応揎しよう