将来の夢を娘が見つけたと言った日
車の前にわたし、隣に長女、後ろの席に二女。
二女の友達のダンス発表会の帰り道。
みんな本当に素敵だった。
わたしは、二女の友達のダンスのファンだ。
あんなに楽しそうに、軽やかに踊れるなんてすごいなと、何度も見に行っている。
踊る姿から、「好き」がそのまま溢れている。ママも声をかけてくれて、ありがたいつながりだなと思う。そんな姿を見て、長女は何かを伝えようと意を決したのかもしれない。わからない。
「将来のことを考えると、頭が痛くなる」そう言いながら、学校にテレビの取材が来た時の話をしてくれた。将来の夢を書く画用紙に、「悩み中」と書いて出し、「悩んでいます」と発表したという。
うまいな、と思った。
でもわたしは、「なんでもいいから言えばいいのに」と言ってしまった。
けれど、頑固な長女は納得しなかった。
「決まらないものは、決まらない」
その姿に、わたしは少しワクワクしていた。ちゃんと自分の気持ちに嘘をついていないな、と。一ヶ月前の話だ。
そして、、、
「じゃじゃーん。発表します。将来、音楽の仕事がしたいです」
半分くらいは、わかっていた。
ピアノ、バンド、音楽に向き合う時間。毎日音楽の中にいる。夢中ってこういうことだと日々思っていた。
それでも、本人の口から聞いた瞬間、胸がじんわりと熱くなった。
好きなことを見つけて、そこから歩き出していくんだな、と。
これからは、わたしが長女の手を引くんじゃなくて、少し後ろから背中を見て、一歩ずつ進んでいく足跡を見守っていくんだな。
そう思うと、少し寂しくて、
でも、それ以上に嬉しかった。
よかったら、ポチッとお願いします🙏励みになります!
