"スポーツファーマシストを感じる"薬学生おしごと体験💊
先日、健やか薬局主催のもと三重県津市で開催した、
プロバスケチームの
ヴィアティン三重マッチデーイベントでは、
スポーツファーマシストに興味のある薬学生さん向けに
おしごと体験を同時開催していました!
▼マッチデーイベント全体の様子はこちらから▼
今回はそのおしごと体験の内容について
詳しくお伝えしていきます!!
気になる部分だけでもぜひ、読んでみてくださいね♪
◾️全国から集った薬学生が津駅に集合!!
今回、富山県や和歌山県など、全国から
2年生〜5年生の薬学生が参加してくれました✨
津駅に集合していただき、
そこから車で会場まで移動しました🚗
車の中でもいろいろなお話ができ、
楽しい時間となりました☺️

◾️スポーツファーマシストトークセッション
健やか薬局のスポーツファーマシスト💊と
ヴィアティン三重トレーナーさん🏀との
トークセッションを実施しました!
「スポーツファーマシストって
実際なにをしているのかよくわからない」
と思っていませんか??
リアルなスポーツファーマシストの仕事内容について
お話ししているトークセッションの内容を
今回、特別にお伝えしていきたいと思います!

●スポーツファーマシストとドーピングについて
スポーツファーマシスト:
スポーツファーマシストの仕事というと、
アンチドーピング規則に関しての知識や、
スポーツ薬理学、 スポーツ医学、スポーツ科学に関する知識を用いて、
アスリート、指導者、スポーツを楽しむ人に対して
アドバイスをするという仕事です。
その中でも1番大事なのが
「ドーピングからアスリートを守る」
という仕事です。
そのドーピングにどんなものがあるのかというと、
・スポーツで禁止されている物質を使うこと
・ルールに反する方法を使って意図的に競技能力を高めること
・これらの行為を隠すこと です。
<うっかりドーピングについて>
スポーツファーマシスト:
わざとしたドーピング以外にも
「うっかりドーピング」というものがあります。
たとえば風邪になった時に
普通の風邪薬を市販で買ったり、病院でもらったりした薬が
実はアスリートとしては
ドーピング違反になる物質や薬物ということがあります。
これが「うっかりドーピング」ですね。
わざとではないのに使ってしまうという
「うっかりドーピング」を防ぐためにも
日頃からアスリートの方やトレーナーの方が
都度都度相談してくれています。
<アスリートとドーピングについて>
スポーツファーマシスト:
スポーツの価値というのは実績だけではなくて、
社会的にも個人的にもいろんな目標を持って
アスリートは取り組んでいらっしゃいます。
スポーツにおいて勝利することはとても大事なことですが 、
ドーピング違反によって
その勝利全部がリセットされるとか
今まで小さいことから頑張ってきた成果が
全て無駄になってしまうという事態にもなりかねません。
ドーピング違反となった場合、
事例によっては4年間の出場停止などの処罰があります。
出場停止となってしまえば、
練習も十分にできず運動能力を維持することもできないですし、
もうトップ選手としてはやっていけない、
将来的にもその世界では生きていけなくなってしまいます。
1回でもドーピングは防止しなければいけないですし、
それがアスリートの人生全てを守ることにもなります。
けれども薬としては、
知らずに飲んでしまう可能性があるので、
普段からスポーツファーマシストに相談してもらうと
選手は普段の練習やチームが強くなるためのこと、
自分が強くなることに集中できますよね。
そういう環境をつくるために
スポーツファーマシストの仕事はあると思います。
興味がある方はアンチドーピングやスポーツファーマシストについて
ぜひ学んでいただければと思います。

●ヴィアティン三重とは
トレーナー:
ヴィアティン三重は、
総合型地域プロスポーツクラブというちょっと珍しい形態で、
三重県内でいろんな種目を展開してるクラブです。
目的はシンプルに、「子どもたちを笑顔に」というところで、
地域に根ざして、スポーツを通じて貢献する
ということを目指しています。
そのために何をしていこうかと考え、
いろんな種目、いろんなチームができて、
三重県内各地で各競技が活動しているようなクラブになりました。
<スポーツファーマシストとの関わり>
トレーナー:
スポーツファーマシストさんが実際に関わっているのは
私たちトレーナーや普段試合に出ている選手たちで
いろんな相談や、どうしよう、、と悩んでいることを
スポーツファーマシストさんに相談しています。
普段現場にいるのはトレーナーで、
選手のコンディションを大体見ています。
突発的な怪我などもたくさん起きる中で、
薬が関わってくるようなことになった時に、
スポーツファーマシストさんに
直接いろんなご助言をいただいてるっていう風に
考えていただいたらいいかなと思ってます。
<スポーツ界で勝つために>
トレーナー:
スポーツ界って、10年経つと、
本当にレベルが上がっているんですよね。
バスケットも同じで、どんどん技が高度になってくる。
選手達もどんどんそうしたプレーやフィジカルを
ギリギリまで上げていかないと勝てない。
そんな状況でわざとドーピングする選手はいないですが、
トレーナーもギリギリと戦っています。
たとえば選手が突然怪我をしてしまって
明日の試合、この選手は出場できないかもしれない、という事態で
他の選手は?何か飲んでいる薬はあるのか?まだ確認できていない中で
出場決定!となる場面があったりもします。
応援してくださるお客さまに楽しんでいただくためにも
勝っていかないといけない。
そういう世界の中で、
スポーツファーマシストさんをはじめ、
本当にありとあらゆる分野のスタッフが
チームとして支え合いながら、
今日も戦っているというところを
試合で見ていただけたらなと思っています。
そして、もうひとつ。
スポーツ・インテグリティということで
選手にもちゃんとした教育をしないといけなくて、
そのためにも今回のドーピングのお話は
大切な要素の1つになってくると思いますので 、
一緒にサポートしていくという形で
健やか薬局さんと連携をさせていただいてます。

スポーツ・インテグリティ:
様々な脅威からスポーツの安全・公正・公平などを守る取組を実施することにより、スポーツ及びスポーツ団体の価値や高潔性が損なわれることなく、社会の中で存続・発展し続けるための土台づくりに貢献すること
●薬学生からスポーツファーマシスト✖️トレーナーに質問TIME
<歯科治療での麻酔も相談の必要があり>
薬学生:
なにか具体的な相談事例はありますか?
スポーツファーマシスト:
先日、歯科治療の麻酔の相談がありましたよね。
トレーナー:
整形外科などはドーピングについて意識していただく先生も多いですが、
歯科はドーピングについて意識されていないこともあるので、
今から麻酔を打つっていうタイミングで相談させてもらいましたよね。
スポーツファーマシスト:
そうですね、すぐ調べて回答しましたが、
その時のケースは外国人選手で身体が大きい方だったので、
日本人の通常量の処方で痛み止めが効くのかという心配もありましたが、
普段どれぐらい飲んでいるかを聞いたりして、
量を確認しましたね。
トレーナー:
選手のシーズンって10ヶ月ぐらいなんですけど、
その10ヶ月の間の生活のこと全てがかかってくるので、
虫歯一つでも気にする必要があります。
<ドーピング検査はいつ来るのかわからない>
薬学生:
ドーピング検査ってどんな感じなんですか?
トレーナー:
ドーピング検査は事前に
「あなたたちのこの試合に検査しに行きますよ」
なんて一切言ってもらえないんですよ。
なので日常生活から気をつける必要があります。
スポーツファーマシスト:
もしドーピングの薬を使っていた場合、引っかかってしまい、
出場停止や権利剥奪とかになっちゃうんですよね。
トレーナー:
そうなんです。
本当に急に呼ばれて、誰が当たるか分からないです。
なのでそこまでの10ヶ月の間に
スポーツファーマシストさんと連携を取りながら
選手本人の意識もそうですし、
トレーナー陣もドーピングしないように心得ておく必要性を感じます。
いつ何があるかわからないから
基本薬を飲む時は毎回チェックしてもらうように言っています。
例えば病院に行って処方してもらった薬に関しても
1 回確認をしてから飲むように促しています。
スポーツファーマシスト:
ドーピングのルールも
毎年1月1日に新しく更新されていて、
去年まで大丈夫だった薬が
1月1日以降は禁止薬物に変わるということもあるんです。
そういう情報も発信はさせてもらいますが、
それをアスリート全員が知識として持っておくのは
ほとんど不可能なぐらい膨大な量なので
やはり逐一、薬を飲む時に1 回相談してもらうっていう流れがあると
安心してスポーツに打ち込んでもらえる環境になると思うんですよね。
<飲んでも良いけれど、試合時間に残っていてはダメな薬もある>
薬学生:
仕事中に相談が来て、レスポンスはどれぐらいで返信されるのですか?
スポーツファーマシスト:
薬局の仕事もしているので、
遅くとも半日以内で、早い時は数時間という感じですね。
薬学生:
じゃあ返信が来るまで薬が飲めないんですね。
トレーナー:
そうなんです。
でも逆に、「こんな薬を飲んじゃったけど、
どれぐらいで消えますか?」って聞いたこともあります。
スポーツファーマシスト:
絶対ダメな薬もあるけれど、
飲んでもいいけど試合時間に残っていてはダメな薬もあるので、
その場合は薬が体外に排出される時間を確認します。
また花粉症の時期に我慢しすぎて、
鼻炎で鼻が苦しいまま試合にのぞむよりかは
大丈夫な薬を飲んで試合にのぞんだ方が
パフォーマンスは上がることもありますしね。
トレーナー:
病院を受診する前に
この症状に対して、ドーピングの可能性のある薬があるのか
事前に聞いていたこともありますね。

<風邪薬の相談が多い>
薬学生:
スポーツ選手だと、
整形などの怪我のイメージが多いですが、
実際はどういう薬の相談が多いのですか?
トレーナー:
風邪薬が多いですかね。
スポーツファーマシスト:
単純に風邪薬と思うかもしれないですけど、
アスリートの方って結構風邪を引きやすくて。
限界まで身体を鍛えているので、
免疫力が落ちている方が多くて
結構風邪を引きやすい傾向があります。
市販の風邪薬って
トーピング違反のエフェドリンが入ってるものがほとんどなので、
普通に選ぶと全部引っかかる分野なので、
そこはより注意して発信してますね。
トレーナー:
あとは痛み止めに頼りたい選手も多いですね。
スポーツファーマシスト:
痛み止めはほとんど問題ないですけど
中には風邪薬のように、複数の成分がなにか入ってるのもあるので
しっかり成分を確認する必要がありますね。
最近、キラキラしてる効きそうな箱の風邪薬がいっぱいあって
とても効きそうなんですけど
そういう市販の薬は強い成分が入っていて、ダメなことも多いですね。
<服用している薬から薬の副作用を伝えることも>
薬学生:
たとえば眠くなりやすいなど、
パフォーマンスを下げてしまうから、
ドーピングではないけど使わない方が良い薬を伝えたことはありますか?
スポーツファーマシスト:
まず服用している薬を確認しますので
教えてもらえれば「その薬はこういう問題があります」と
伝えることはありますね。
たとえば、アレルギーの薬とか
鼻水は止まって息はしやすくなるけども
眠くなるので、パフォーマンスが下がることがありますよね。
「眠くならないのはこういう成分ですよ」ということを
アドバイスはしたりします。
<選手との信頼関係について>
薬学生:
選手にそういうことを伝えるときに意識されていることはありますか?
トレーナー:
選手も人間なので、知らない人から急に
「そのプロテインやめときなよ」とか
「その薬はダメだよ」って言われても
やっぱりすぐに「はい。そうですね。 分かりました。」
とはならなくて。
スポーツファーマシストの先生も
ちょくちょく顔出していただいていて、
関係性ができた上で
「先生がこうやって言ってたよ」と伝えると
納得感がありますね。
「先生はちゃんといつものあなたの身体のことを知ってるから
あなたのためにこれが必要」っていう
アドバイスをすることが大切で。
人間から人間に言わないとダメで
文字づらで伝えても「そんなことは知っている」って感じなんですよ。
やっぱり人って本当にあなたのことを知っているから、
あなたのためにこれが必要だっていうことまで伝えないと
ドーピングだけに限らずどんなことでも意外と伝わらなくて。
現場で「この痛いのとめたいだけやねん」っていう
気持ちをとめて、勝手に薬を飲むことを防ぐためには
やっぱり人の力が必要で
そういうところでスポーツファーマシストさんっていう人がいることが、
すごく大事なのかなと思ってるんです。
相談した時に良いのか悪いのかは判断できるんですけど、
それを継続するメンタルの部分は
ただ単に飲んでも良いかに対して、
イエス、ノーを言っているだけではいけないと思います。
AIに聞けばわかることも増えてきていますが、
そこはその人だからっていう大事さはあると思います。
だからこそ選手とサポートするトレーナーや
スポーツファーマシストさんも
みんなコミュニケーションをとって、
信頼関係を築いていくことが大切だと感じます。

◾️健やか薬局ブース見学
つづいて、健やか薬局のブース見学です💊

管理栄養士ブースでは、
管理栄養士から栄養相談についての話も聞いていただきました!
健やか薬局では患者さんへお薬の説明をするときに
管理栄養士を呼んで、
栄養相談がはじまることもよくあります☺️
健やか薬局の強みである
薬剤師、管理栄養士、事務の
それぞれの職種の強みを掛け合わせた仕事について、
学生さんにお伝えしました!
また、健やか薬局が運営している薬局併設カフェ、
管理栄養士が手作りメニューを提供する
「みんなのカフェ」からランチ弁当をご準備しました✨
塩分、カロリー、たんぱく質など
栄養を気遣いながらも美味しいメニューを
実際に味わっていただきました😋
みなさんにご準備したランチは
鈴鹿医療科学大学医療栄養学科の学生さんとコラボしたメニューでしたよ♪
▼コラボメニューについてはこちらから▼

◾️試合観戦
そしていよいよ試合観戦🏀

ベンチ裏の特設シートで臨場感抜群!!
白熱した試合で観客の方はもちろん、
薬学生さんもその熱量をたくさん感じ、
みんなで興奮しながら観戦しました✨

興奮冷めやらぬまま、
試合終了後は懇親会🍺
みんなで普段の生活のこと、
今日感じたこと、
健やか薬局のことなど
たくさんのお話をして、
楽しい時間をすごしました☺️

◾️まとめ
いかがでしたでしょうか?
「スポーツファーマシストって
具体的にどんなことしているの?」
と思われていた方も、
少しでもイメージが伝わったなら嬉しいです☺️
健やか薬局では今後も、
さまざまな活動を通して
地域のみなさまに健康をお届けしたいと考えております。
ぜひあなたの目指す「薬剤師像」について教えてください!
健やか薬局では既存の枠にとらわれず、
挑戦を今後も続けていきます!!

健やか薬局の取り組みに興味を持っていただいた薬学生さんはぜひ!
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他にも様々なイベントを展開中!
参加したいイベントと日時を選んで、
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