『地獄は善意で出来ている』第1話ネタバレ感想
|第2話▶▶▶|
美穂ちゃん出演のダークなドラマ、いよいよ始まりました!
前科者が集められた「元受刑者特別支援プログラム」
合格者には社会復帰に必要な支援が約束されるとあって、
人生逆転のチャンス到来に胸を躍らせる彼らは、
とある施設で一カ月の共同生活を始める。
合格するために、全員で協力しよう
そう誓い合い、希望に満ちた日々が始まったが…
人生のやり直しをかけた“更生プログラム”は、
救いか、それとも地獄のはじまりか―
仕掛けられた残酷な罠と彼らの運命を描く、
手に汗握るヒューマンサスペンス!
こういったデスゲームを思わせるストーリーは大好物なので、いろいろ妄想を逞しくしておりました。
個人的には「ソウ5」の、「人を出し抜かずに協調していればゲームクリアできる系」かなと想像していました。
しかしどうやら違ったようです。
言うなれば、犯罪を犯して罪は償っても、心の底からは反省していないクズは、この世ではなく地獄で更生してくださいね系?
長文ですが最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
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富樫統晴(佐伯大地)
爽やかイケメンの元ジムトレーナーで、顧客からカバンを強盗したらそこに薬が入っていて、それを飲めなかった被害者は発作を起こし転倒し失明してしまい、しかもその人は画家だったと。
薬の事は知らなかったのでその点では罪に問われなかったが、画家の命である視覚を奪った事を深く後悔し、できるだけの金を被害者に渡したいとのこと。この時点ではすごく良い人。
リーダーシップ発揮して皆を取りまとめていた好青年でした。
しかしプログラム開始後に起こった食材盗難事件の真犯人で、それを見抜いた高村樹(草川拓弥)にゲスい本性を見せる。
一つの反省もなく、(被害者の画家が)「なんで死なないんだよ、薬も捨てたのに」と吐き捨てる真正のクズでした。
薬の事は知らなかったというのは嘘で、狭心症の薬であるニトログリセリンであることを分かったうえでカバンと一緒に川に捨てていました。
あまりのクズさ加減に絶句する樹。
その後野外作業中に富樫の姿が見えなくなり、皆で探し回った末に見つかったのは、川べりにうつぶせに倒れこむ彼の姿。どうやら死んでいるよう。
驚く皆を制し富樫の死を確認する特別支援プログラム主催者側のカトウ(細田善彦)。
一瞬見えた彼の顔が何故か焼きただれていたことに一人だけ気づく樹。
富樫殺害の犯人は?
おっと、これは他の五人のうちの誰かが犯人か?と思いましたが、視聴者にはすぐに犯人が明かされます。
犯人はカトウでした。
カトウは富樫の首筋に注射針を突き刺し、体が麻痺し身動きが取れず怯える富樫の顔を真っ赤な焼き鏝で焼きます。
その様子をリモートで息を弾ませながら眺める黒いメガネの被害者の画家。
失明と言っていたけど、被害者に最低限の視力は残っているのでしょうか?
もしくは音声だけを聞いていたのかも?
ともあれ自分をひどい目に遭わせた富樫の殺害シーンに溜飲を下げている様子には鬼気迫るものがありました。
高村樹(草川拓弥)
主演の草川拓弥さん、美穂ちゃんが出演していたドラマ『SHUT UP』で好青年を演じていたんですよね。
ドラマ内で美穂さんとは絡みはなかったので、きちんとした共演は初めてかも。
そんな樹ですが、他のメンバーとはぎくしゃく、握手を求めてきた小森琥太郎(高野洸)にも握手せず、堂上翔太(吉田健悟)にいたっては最初から折り合いが悪く、食材盗難騒動時には立花理子(渡邉美穂)をかばって殴られています。
彼も傷害罪で捕まっていますが、きっとやむを得ない事情があったのではないかなあ?とぼんやり思っています。
今回のプログラムで「権利を取り戻したい」と言っているのは、きっと普通の人間としての「権利」ではないでしょうか?
でもそれなら当たり前すぎるのでもうひと捻りあるかも。
そんな樹ですが、野草を判別して採集したり、富樫が食材盗難の犯人だと彼の様子から看破し、針金を使って富樫の部屋の鍵を解錠して食材を見つけたり、富樫の死に動揺するメンバーの中で唯一、富樫の顔が焼かれていることに気づいたりと、かなり有能な人物。
おそらく彼にもなにか秘密がありそうです。
ただのいい人ではないかもしれませんね。
立花理子(渡邉美穂)
堂上翔太(吉田健悟)に髪掴まれたのは本当に痛そうだったし、富樫の死体を見た時は声にならない驚きの表情だったけど、それ以外は徹頭徹尾不機嫌そうにしていた彼女。ブスッとしていても可愛い。
先日出演した晩酌の流儀4でもメガネ女子で出演してました。
小森琥太郎(高野洸)や一ノ瀬夢愛(井頭愛海)から六千万横領女と言われて、「59,286,000円」と言い直すあたり、金銭に対する偏執性を感じさせる女性です。
まだドラマ内では詳細は語られていませんが、公式インスタグラムによれば、
一流大学を卒業するも周囲のマウントに負けたくない想いから自分を着飾るために巨額のお金を横領してしまった女性
とのことですね。
おそらくこれから彼女の犯罪の詳細や、彼女の反省の有無などがこれから語られるのでしょう。
富樫のように反省がなければ彼女も殺される?
きゃーーーーー!
あまり一喜一憂しないタイプの理子ですが、これから過去の犯罪についてが明らかになり、命の危険に対峙した時に、むき出しの感情をどう演じてくれるか非常に楽しみにしています。
ご自身も手ごたえを感じられている新境地の役、注目です!
小森琥太郎(高野洸)
実家が太いけれどドラッグパーティー開いて実刑の末、親に縁を切られた見るからにボンボンの琥太郎。
軽い気持ちで薬物に染めた感じで、あまり反省もしていない感じでしょうか。
「実家が太い!」と夢愛にロックオンされた模様。
あまりに裏表が無さそうな彼ですが、琥太郎掘り下げ回で意外な彼の本性がわかるかもしれませんね。
一ノ瀬夢愛(井頭愛海)
未成年を装って男と共謀して美人局をしていたおバカ可愛い女の子。
こちらも反省ゼロの能天気ぶり。
資産家の息子の琥太郎にあからさまにアプローチしている感がわかりやすい。
こちらはこちらで完全に何も考えていなさそうな子なので、周囲の環境が違っていればすごくいい子だったかもしれません。
堂上翔太(吉田健悟)
元闇バイトの指示役で、窃盗を指示したバイトが老人を殺害したことで4年の実刑を受けています。
こいつも自分の罪が重くなったのは馬鹿なバイトのせいだと責任転嫁しています。
粗暴で自分を大きく見せたがり、食材盗難で自分を疑った理子の髪を掴んだり、それを制止しようとした樹を殴ったりしています。
「あー、こいつは更生の余地はないかも」と思わせる典型的な悪者っぷりですね。
えてしてこういう人間はピンチに陥るとみっともなくジタバタしそうなので、今から楽しみです。
インターミッション
というわけで、比較的あっさりと富樫を殺した犯人は主催者側のカトウだったことが、我々視聴者にはわかったわけですが、樹や理子達にはまだわかっていません。
これから樹達がどう立ち向かっていくのか、もしくは裁かれていくのか、これから二転三転あるのは間違いなさそうで続きが非常に楽しみです。
ここから先は、1話だけ見た限りでの考察・今後の展開(妄想)を書いていきます。
が!
こういった考察なしにまっさらな頭で観る方がきっと面白いです。
ですからできれば読まないことをお勧めします。
どうしても考察を読みたい方はこの先にお進みください。
さて、ここからは私の妄想です。
後々的外れなことがわかるかもしれませんが、ご容赦ください。
元受刑者特別支援プログラムとは
まだ1話目で判断を下すのは性急かもしれませんが、運営者側のカトウが自ら手を下していることから判断すると、このプログラムは被害者が加害者を罰するためのものではないでしょうか。
富樫は口では綺麗ごとを並べていましたが、その実は1ミリも反省をしていない最低の人間でした。
食材の盗難を咎めた樹に見せた本性が、運営側に隠しカメラなどでバレて、更生の余地なしとして罰せられたのかもしれません。
カトウが主催者なのか、ただの現場監督なのかはわかりません。とはいえ元受刑者特別支援プログラムが、ただの聞こえの良い更生プログラムではなく、犯罪者を法を超えたところで裁くプログラムであることは間違いないようです。
プログラムの目的
ここで問題になってくるのがプログラムの目的ですね。
1.元犯罪者は被害者によってもれなく復讐される
2.元犯罪者は反省の有無によって支援されるか復讐されるかが決まる
『地獄は善意で出来ている』というタイトルから考えると、2の元犯罪者にも救いがあるほうを個人的には採用したいです。
もれなく復讐されるのであれば、こういったプログラムを設けなくても一人ずつ殺していけば済む話ですしね。
主催者側の正体
そんなプログラムを遂行する主催者の招待ですが、三通り考えられますね。
1.激増する犯罪者を淘汰するため国が運営している
2.正当に裁かれなかった犯罪者を被害者のために裁く組織
3.元犯罪者を利用した金持ち達のゲーム
ただ1話の最後で富樫の強盗によって失明した画家が出てくるので、やはり被害者の復讐という面はあるのでしょうから、2の可能性が高いかもしれません。
タイトルの意味
『地獄への道は善意で舗装されている』
このドラマのタイトルを聞いたときにまっさきに思い出したのがこの警句?ことわざ?でした。
まあ言葉を知っているだけで、意味はあんまり知らなかったですので、wikipediaを読んだけど、やはりあまりピンときませんでした。
おおまかに、三つの意味があるみたいです。
1.悪意を善意によって隠している。例えば高額な情報商材を、あなたの成功のために必要だと親切心を装い売りつける、など。
2.あくまで善意でやったことが、意図せず悪い結果をもたらす。例えば、野生生物の保護のため狩猟を制限した結果、野生生物が増えすぎ餌を求めて畑を荒らすようになった、など。
3.善行は、なしとげるまでに悪事(怠惰や先延ばし)があって最後までそれを成し遂げることが難しい。例えば、健康のために禁酒を始めても、ついつい一杯くらいと飲んでしまったり、人に勧められて断り切れなかったり、など。
脚本家や監督がこの警句を元にドラマのタイトルを決めた可能性は大いにあると思います。
しかし「地獄への道は善意で舗装されている」と「地獄は善意で出来ている」では主語が違います。「地獄への道」=「善意」、「地獄」=「善意」の違いですね。
ですので、上の3つの意味をそのまま当てはめるわけにはいかない。
ではタイトル『地獄は善意で出来ている』の意味は?
<主催者側と被害者は真摯に元犯罪者の更生を目指している=善意>
ただの短絡的な被害者の復讐ではなく、元犯罪者の更生を第一に考え、更生の余地がある場合には被害者も元犯罪者を許し援助をする。
これは被害者サイドからの「善意」=「あなたは私を傷つけた、しかし心底反省しているのであれば、私はあなたを許しましょう」ということです。
集められた元犯罪者が全員若者なのも、若年層の方が更生の可能性が高いとされたのかもしれません。
<元犯罪者は被害者の復讐で殺される可能性がある=地獄>
更生の余地がない場合は、元犯罪者を罰する。生きていても正しい心は取り戻せない。だから死を持って償わせる。
映画『ソウ』シリーズでも、犯人ジグソーが仕掛けるデスゲームには必ず生き残る道がありました。そして命を粗末にする人々に罪と向き合い生きることへの尊さを教えようとしていました。
今回のプログラムにも「真の更生の先には生が待っている」そのような公正性がある方が物語に深みが出るように思います。
それぞれの地獄
とはいえ、真の更生に辿り着けなかった場合、待つのは地獄です。
メンバーそれぞれに待ち受ける地獄はどんなものでしょうか?
基本的には犯した罪に対して因果応報の罰が下されるのではないかと予想しています。
富樫の地獄(済)
富樫の被害者は転倒し、失明しています。
富樫はカトウによって薬を注射され転倒し、真っ赤に焼けた金てこが目に近づいてきていましたね。
つまり目を焼かれて失明させられた。
被害者と同じ目に遭わされています。
立花理子の地獄
約六千万円を横領した理子。
あくまで予想ですが、その横領の管理責任を問われた会社の上役が首を吊って亡くなったなどの事件があったなら。
理子が反省をしていなければ、同じように首吊りの刑になるかもしれません。
小森琥太郎の地獄
ドラッグパーティーを開いていた琥太郎のせいで、ドラッグ漬けで廃人になった友人がいたかもしれません。
そうなると当然、琥太郎は麻薬の過剰摂取で死亡でしょうか?
一ノ瀬夢愛の地獄
愛人と共謀して多数の男から金を巻き上げてきた夢愛。
信じていた愛人に裏切られ殺されるといった、肉体的にも精神的にも抹殺される運命が待っているかもしれません。
堂上翔太の地獄
命乞いをしながらも殺された老人の恐怖を味あわせるため、筋弛緩剤を打たれ、よぼよぼになった状態で大勢にリンチされて、虚勢の鎧も剥がれて命乞いをしながら死亡といった結末が相応しそうです。
ジョーカーとしての高村樹
権利を取り戻したい。
権利を取り戻してただ普通に生きていきたい。
樹は他のメンバーと雰囲気が違います。
善人だが不運や誤解の連鎖から犯罪者になった雰囲気がします。
傷害罪も冤罪、もしくはやむを得ない事情があったのではないでしょうか。
ただ非常に有能で、実は犯罪者としての適性が一番高いのは彼かもしれません。
第1話ではただ一人富樫が目を焼かれていたことを確認しており、富樫の話しと合わせて被害者による復讐という線に一番に辿り着きそうです。
彼が元受刑者特別支援プログラムの真実に迫り、地獄を乗り越えて、普通の生活に戻る。もしくはカトウの後釜に座る、そういった未来予想図も期待できますね。
もっと言えば彼のような罪のない人間をも犯罪者に仕立て上げ、罪を償った後も認めない社会に対する復讐者と化す可能性もあります。
最後に
長々と妄想を書きました。
きっと的外れな意見も沢山あると思いますが、こうやって先の展開予想するのも、原作無しのオリジナルドラマの楽しみ方だと思っています。
すでにFODで第2話は観られるようですが、来週のカンテレ放送を待ちたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
(END)
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