初夏の六甲山 | 神戸の絶景と「きみょい植物展」を楽しむ【旅と写真】
六甲山で出会ったのは、大きな目玉でこちらを見つめ続ける「ミマワリ」だった。
私は神戸が好きだ。
十分すぎるほど便利な都市でありながら、少し足を延ばせば山にも海にも出会える。その自然との距離の近さは、東京都心で育った私にとって、今でも大きな魅力だ。
2026年6月、神戸のシンボルとも言える、六甲山を訪れた。
ケーブルカーを降りた先に広がる景色
六甲ケーブル下駅から、レトロなケーブルカーに乗り込む。
窓の外には緑が流れ、少しずつ高度が上がっていく。街の喧騒から離れていく感覚が心地よく、「山へ向かっている」という実感が湧いてくる。
山上駅を出ると、眼下には神戸の街並みと大阪湾が広がっていた。「山と海が近い街」とよく言われる神戸だが、そのとおりだと感じた。

「六甲ガーデンテラス」には展望台やカフェ、ショップが並び、景色を眺めながらゆっくり歩くだけでも十分楽しい。

リーズナブルなフードコート「六甲ビューパレス」からでも、神戸の絶景を楽しめる。

「自然体感展望台 六甲枝垂れ」では、木漏れ日の中を歩きながら街を見下ろすことができる。

空へ飛び出していくようなブランコもあり、心が躍る。

きみょい植物展
自然や眺望の美しい六甲山だが、2026年4月17日~8月16日まで、きみょい植物展が開催されている。
きみょい植物展では、六甲山に潜む「宇宙植物」の世界を味わえるのだ。きみょい、不思議で、怪しい植物たちが、あなたを出迎えてくれる。
会場には植物が整然と並んでいるわけではない。歩いていると突然現れたり、少し見落としそうな場所に隠れていたりする。「あれ、こんなところにいた!」と探しながら歩く時間も楽しい。
私たち人間の動きに合わせて目玉が追いかけ、監視してくる「ミマワリ」


人の頭が浮いているように見える「ウツボカツラ」

次々と挑発的な言葉を投げかけてくる「煽リンゴ」

さぼっている人間のような「サボッテン」

延々と笑い続ける「ゲラナダケ」

きみょい植物たちの不思議な世界観を感じていただけただろうか。どれもくだらない。ゆるい。でも、それがいい。
これら以外にも、多くの「きみょい」植物が楽しめるので、皆さんもぜひ訪れてみてほしい。
夕暮れから夜へ
植物たちを楽しんでいるうちに、空の色が少しずつ変わり始めた。

神戸の夜景は「1,000万ドルの夜景」と呼ばれる。
昼間は青かった街並みがオレンジ色に染まり、やがて建物に少しずつ明かりが灯っていく。夕方から夜に変わりゆく様子を、ぼーっと眺めている時間は贅沢だ。


神戸がもっと好きになった
神戸といえば、ポートタワーやメリケンパーク、北野異人館、南京町を思い浮かべる人が多いだろう。もちろん、どれも魅力的な場所だ。
しかし私はそれよりも、神戸の自然もぜひ知ってほしいと思う。こんなにも市街地から近く、自然と、絶景を味わえる。そのうえ、今なら唯一無二の宇宙植物にも出会える。
私はそんな神戸が好きだと、改めて感じた。
皆さんもぜひ六甲山を訪れてみていただきたい。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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