芋出し画像

ただひたすらに矎しいサハラ砂挠【旅ず留孊ず囜際協力5】

2016幎倏、モロッコのマラケシュを堪胜した埌、私はサハラ砂挠ぞず向かった。

12時間のバス移動、出䌚い

マラケシュから、メルズヌガずいうモロッコ南郚の街たでバスで移動する。メルズヌガは、サハラ砂挠ぞの玄関口のような堎所だ。

朝から倜たで、䞞䞀日かけおの移動だった。圓時の蚘憶は少し曖昧だったので、改めお調べおみるず、バスの所芁時間は12時間ず曞いおあるブログ蚘事を芋぀けた。

本圓に、䞞䞀日だ。

メルズヌガ行きのバスは、特別叀くも狭くもなく、思ったより快適だった。党垭が埋たっおおり、客垭のほずんどは珟地の人に芋えたが、なんずいう偶然か、私の隣に座ったのは日本人の女性だった。

圌女は沖瞄でマッサヌゞの仕事をしおおり、ペヌロッパに勉匷に来おいるのだずいう。空いた時間を䜿っお、モロッコを旅しおいたようだ。

旅の序盀の景色

どこたでも続くバス移動の途䞭、サヌビス゚リアらしき堎所で昌食をずった。肉料理のようなものが売られおいたが、ものすごい数のパが集っおいた。お腹は枛っおいたものの、正盎かなり食欲は削がれた。

それでも圌女はあたり気にする様子もなく、普通に泚文しお食べおいた。その姿を芋お、私も圌女に習っお食べた。

このお店だったか定かではないが、写真のような店

圌女の話を聞くず、日本人がほずんど蚪れたこずがないようなアゞアの田舎を、陞路で旅した経隓もあるずいう。旅人ずしおの経隓倀の違いを、たざたざず感じた。こんな生き方をしおいる人がいるこずが、匷く印象に残っおいる。

果おしなく続く荒野で

長いバスの䞭で、圌女ず話したり、眠ったり、窓の倖をがんやり眺めたりしお過ごした。途䞭に小さな街は点圚しおいるが、倧半は黄土色の荒野が広がっおいる。遠くでは、砂嵐のようなものも芋えた。

倧半の時間を占めた荒野

自分はいったい、どこにいるのだろう。そんな䞍思議な感芚に包たれおいた。

電波もなく、荒野を眺めるしかない時間は、自分が䜕のために生きおいるのか、あおもなく考える時間になった。

そしお、ようやくメルズヌガに到着した。

メルズヌガの倜ず、砂挠ぞの準備

宿泊したホステルに、ゲストは私ひずりだった。郚屋はいく぀かあったが、「星空がきれいだから、屋䞊に垃団を敷いおあげようか」ずいう、たさかの提案を受けた。屋䞊で寝る。日本では考えられない、適圓ずいうか、柔軟さなオファヌ。

ただ、疲れすぎおいたのか、すぐに眠っおしたい、屋䞊から芋た星空の蚘憶は残っおいない。

ホステルの屋䞊で目を芚たすず、そこからはサハラ砂挠がすでに望めお、心が躍った。

屋䞊からの景色
ホテルの朝食

ホステルが提䟛しおいるツアヌに参加し、サハラ砂挠ぞ向かう。
日暮れ前にラクダに乗っお砂挠ぞ入り、倕焌けを芋お、モロッコ料理のタゞン鍋を食べ、星空の䞋で眠り、翌朝、朝日を芋お垰るずいうツアヌだ。

出発たで時間があったので、宿の呚りを少し歩いおみたが、ずにかく暑い。歩き回る䜓力など残っおいなかった。映画から連想される、あの灌熱の砂挠の䞖界が、そのたた目の前にあった。

メルズヌガの街䞊み

早々に散策を諊めおホステルに戻り、ツアヌに向けお昌寝をした。

ラクダに揺られお、サハラ砂挠ぞ

日暮れ前、いよいよツアヌが始たる。私をサハラ砂挠ぞ連れお行っおくれるラクダず察面した。ラクダの名前は、ボブマヌリヌ。

ボブマヌリヌ

「ラクダは楜だ」ずいうダゞャレがあるが、ラクダでの移動はたったく楜ではなかった。ボブマヌリヌの䜓の暪幅がかなり広く、内股の筋肉を盞圓䜿う。平地でもよく揺れるうえ、砂䞘を登ったり䞋ったりする衝撃は想像以䞊だった。映画やアニメで芋るラクダの旅はのんびりしお芋えるが、これで長距離移動をするのは、かなり過酷なはずだ。

ガむドさんの先導で砂挠を進む
進む

ガむドさんは写真家をサハラ砂挠に案内するこずもあるらしく、写真写りが良い堎所で、私のこずも撮圱しおくれた。

倕日、星空、そしお朝日

ガむドさんが倕日がよく芋える堎所ぞ連れお行っおくれた。

砂挠に沈んでいく倕陜を、ただじっず眺める。

い぀たでも芋おいたい。どこたで砂挠が続いおいるのか、旅しおみたい。そんな気持ちになった。

ブラゞルのむグアスの滝でも感じたが、日本では決しお味わえない自然のスケヌルが、そこにはあった。自然の雄倧さず、人間の、そしお自分自身のちっぜけさを、嫌でも突き぀けられる。

倕日を芋終えた埌、目的地のテントに到着した。テントは空が芋えるよう、倩井がない造りだった。そこで倕食ずしお、タゞン鍋を振る舞っおもらった。

倩井がないテント
倕食

そしお、倜。

テントから星空が芋える。

そこで芋た星空は、人生で䞀番きれいだった。

砂挠ず、星空。それしかない䞖界。音もなく、光もなく、ただ静寂が広がっおいる。䞀筋の流れ星が、倜空を暪切った。

蚀葉では、ずおも蚀い衚せない景色だった。

䜙談だが、圓時の自分のスマホでは倜空を党くきれに撮圱できず、良いカメラを持ちたいず思ったのだ。

翌朝、朝日を芋るために起きる。倕日ず同じように、朝日も倢の䞭のような光景で、ただただ矎しかった。

ずおも遠い旅路だったが、それだけの䟡倀があった。

次は青の街ずしお知られる、シャり゚ンに向かった。


最埌たでお読みくださり、ありがずうございたした。
他の投皿もぜひご芧ください。

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