妄想ショートムービー第2弾「Michael〜The First Catch〜」
さて、前回に続き、妄想ショートムービー作っちゃいました!大泣きした一作目から一転、今回はマイケルが笑顔になる物語ですよ。
マイケルの家出騒動後、ビルはちょくちょく空いた時間を見計らっては、マイケルを外に連れ出してくれるようになった。
その日は、キャッチボールでもしようと、郊外の河川敷に来た。すると、どこからともなく男の子の声が聞こえた。
「もうちょっとなんだけどなー、エイッ!」
気になって、ビルとマイケルは、声のする方に行くと、そこにはマイケルと同い年位の男の子が木に向かってジャンプしている。どうやら、釣り竿の針が木の枝に引っ掛かってしまっているようだ。
「引っかかったのか?どれ、おじさんがとってやろう」
ビルが木の枝をそっと下に下げると、少年は釣り針を枝から外した。
「ありがとうございます」
帽子のつばを少し上にあげて、少年は礼儀正しくビルにお礼を言った。
「釣り好きなの?」
「うん」
「今日は何か釣れた?」
「んー、今日は木が釣れた」
マイケルはクスクスと笑いながら、
「大物だね!」
と言うと、2人は一息おいて、同時にアハハハと大笑いした。
いつの間にか、ビルの姿が見えなくなっていた。少し離れた場所に停めた車に戻ったようだ。
野球ボールを少年に軽く投げて、
「よくここに釣りに来るの?」と聞いた。
すると、少年が上手にボールをキャッチして、
「うん、よく来るよ。本当はお父さんと来たいんだけど、仕事が忙しくてなかなか一緒に来られないんだ」
と言って、またボールをマイケルに投げた。
「君のお父さんは何をしてるの?」
「トラックの運転手だよ。いつも遠くまで行くから、家にいない日が多いんだ〜」
「へー!すごいね!大きなトラック運転するなんて、カッコイイね!」
「君のお父さんは?」
「んー、僕のお父さんはね……、あ!そう!ぼくね、この前、家出したんだよ!」
「家出!?何で!?どのくらい!?」
「すぐに見つかっちゃった。でも、その時会ったお巡りさんがね、ハンバーガーをご馳走してくれたんだ!」
「え、本当に!?スゴいじゃん!優しいお巡りさんで良かったね!」
「へへ」
いつの間にか、自然とキャッチボールが続いていた。マイケルにとって、同年代の子とのキャッチボールは初めての経験だった。同時進行する言葉のキャッチボールも、マイケルにとってとても新鮮で楽しかった。
「マイケル!そろそろ帰る時間だ!」
遠くからビルが呼んだ。
「行かなきゃ」
「君、マイケルって言うんだ」
「あ、うん。君は?」
「僕はロビー!」
「またキャッチボールしたいな」
「うん!僕も!!僕よくここに来てるから、またキャッチボールしよう、マイケル!」
と言うと、ロビーは続けて、
「今度、ウチに遊びに来る?うち、すぐそこなんだ」
「え、いいの!?」
「うん!ツイスターで遊ぼうよ!この前、お父さんが買って来てくれたんだ!」
「ツイスター!大好き!!」
「じゃ、約束!」
「うん!またね!ロビー!」
車に向かって走るマイケル。
ふと立ち止まって振り返る。
「これ、その日まで持ってて!」
と言って、ボールをロビーに投げた。
キャッチしたロビー。
「オッケー!マイケル!またね!!」
大きく手を振りながら、走るマイケル。
車の前に立つビルも、笑顔でロビーに手を振っていた。
みたいな(笑)!
どうですか!?
マイケルにお友達が出来て良かった〜!
また会えるといいな〜!
ま、それは、あたし次第なんですけれどね!
ワハハ!
ロビーはもちろん、ピングーの親友、ロビから取りまして、前回名前が思い出せなかった、マコーレ・カルキン君とはちょっと違った感じの子にしました。
さて、デンゼル巡査どうしようかな〜。
ちょっと、有楽町に繰り出したら、何かいい案浮かぶかな?
さ、上映時間チェックしなきゃ(笑)!

え、タイトルちがくない?とツッコんだ所、こんな返しが来ましたよ。
少年が最初に釣ったのは「木」。
そして、その日に最初の友達を“catch”したとも読める。
だから結果的には……
私、無意識にいい仕事してた(笑)。
だそうです。
遠くを見つめて自画自賛してるよ(笑)!
