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#7 中国で初めて交換した連絡先

中国生活2日目。
イオンで偶然見つけた日本人親子に、私は思い切って声を掛けた。

「あの、日本人の方ですか?」

今振り返っても、なかなか勇気のある行動だったと思う。日本だったら見ず知らずの他人にいきなり声をかけるなんて絶対にできない。
でも当時の私は、中国語も分からず、知り合いもおらず、とにかく情報に飢えていた。

突然話しかけたにもかかわらず、そのお母さんはとても気さくに話をしてくれた。
買い物先や普段の生活など、
知りたかったことを丁寧に教えてもらった。

海沿いの街 青島

一緒にいたお子さんは2歳。
まだ幼稚園には通っていなかったが、代わりに
「同じマンションに幼稚園に通わせている日本人のママさんがいますよ」
と嬉しい情報を教えてくれた。
まさに私が探していた人だ。
ありがたいことにその方を紹介してもらえることになり、
さらに後日、その方を交えて子ども連れで一緒にランチをする約束まで取り付けることができた。

中国に来て、わずか2日。
まさかこんなに早く日本人の知り合いができるとは思っていなかった。

別れ際には連絡先も交換した。
中国に来て初めて交換した連絡先。
今ではスマホの連絡先なんて何百件も入っているけれど、あの時画面に表示された新しい友達は暗闇で見つけた光のようだった。
右も左も分からない場所で、「何かあったら聞ける人」ができた安心感は計り知れないものがあった。
中国に来る前は、幼稚園や病院、買い物のことばかり心配していた。

でも実際に必要だったのは、そんな情報を教えてくれる人との出会いだったのかもしれない。

数日後、私は紹介してもらった幼稚園ママさんたちと初めて会うことになる。
そのランチが、中国での人付き合いの始まりになった。

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