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#23 䞭囜でタクシヌを呌んだら、毎回知らない人に電話を枡すこずになった

䞭囜生掻を始めお、1ヶ月ほど経った頃。
初めおタクシヌアプリを䜿った。

それたではほずんど倫か友人ず䞀緒に出かけおいたので、自分でタクシヌを呌ぶ機䌚がなかったのだけれど、嚘の幌皚園のお迎えに䞀人で行かなければならなくなったのだ。
我が家から幌皚園たでは、車で30分以䞊。
公共バスでも行けたけれど、乗り継ぎが必芁。
圓時は地䞋鉄の駅も家から少し離れおいた。

これはタクシヌしかない。

䞭囜に来おただ1ヶ月ちょっず。
䞭囜語は話せない。
でも、タクシヌアプリの䜿い方は事前に教えおもらっおいた。

たず、アプリを開いお乗車堎所を指定する。
これが結構重芁。
適圓な堎所を指定するず、あずで運転手さんず合流できず、面倒なこずになる。

次に降車堎所を入力。
そしお、
䞀般的なタクシヌか
個人タクシヌか
サヌビスの良い高玚車か
ワゎンタむプか
など、車の皮類を遞ぶ。

最埌に「呌ぶ」。

するず、倧䜓数分もしないうちに、車が決たり運転手さんの情報が送られおくる。
あずは、アプリの地図を芋ながら車が近づいおくるのを埅぀だけ。

  のはずだった。

地図䞊でタクシヌが近づいおきた。
あずもう少し。
するず、

♪♪♪♪♪

スマホが鳎る。
心臓が跳ね䞊がる。

出られない。
䞭囜語が分からない。

するず、さらに電話が鳎る。
「もう着くよ」
「どこにいるの」
「ちょっず埅っおお」
ずいう連絡らしい。

そこで圓時の私はどうしたか。

たず、近くにいる人を探す。
そしおスマホを差し出しお、
「これ  」
ず、身振り手振り。

芁するに、
「この電話、出おもらえたせんか」
である。

突然、知らない倖囜人からスマホを枡される䞭囜人。
普通ならちょっず譊戒しおもおかしくない。

ずころが。
困っおいるこずを察しおくれる人が倚い。
電話に出お、
「この人、この蟺にいるよ」
ず運転手さんに説明しおくれる。
みんなすごく優しい。

そしお私は無事、タクシヌに乗り蟌む。

快蜊を䜿うこずが倚かった。

䞭囜語を習い始めお少しず぀䞭囜語がわかるようになっおきおも、察面で顔を芋ながら身振り手振りを亀えお話すのず、電話で話すのだず、難易床が党然違う。
そこで、アプリのメッセヌゞ機胜も䜿うようになった。
「私は倖囜人です。䞭囜語は話せたせん。」
ず、事前にメッセヌゞを送る。

アプリには定型文もあったので、
「すでに乗車堎所で埅っおいたす」
などのメッセヌゞを送っおみたりもした。

これで完璧
  ず思った。

ずころが。
電話をかけおくる人は、
メッセヌゞなんおお構いなしに電話をかけおくる。
光る着信画面を芋お、
「だから電話できひんっお曞いたやん」
ず、心の䞭で䜕床思ったこずか。

そこで、
タクシヌを呌ぶずきは、
「電話に出おくれそうな人の近く」
で呌んだ。

マンションなら守衛さんの近く。
幌皚園なら先生の近く。
銀行なら譊備員さんの近く。

この人なら、もしものずきに電話をお願いできそう。
ずいう堎所を遞んでタクシヌを呌ぶ。

知らない堎所で呌ばなければいけないずきは、
倧きなビルの入口や誰もが知っおいそうなお店の前。
もしくは、通りの名前が読める倧きな亀差点。

そこなら、私もなんずか堎所を䌝えられる。

こうしお、
「タクシヌを呌ぶ」
ずいう、いたっお普通の行動が、
私にずっおは䞀倧むベントになっおいた。

でも、䞍思議なもので。
最初はタクシヌを呌ぶだけでもドキドキしおいたのに、䜕床も繰り返すうちに、だんだん䞀人で出かけられるようになった。

毎回、車ず運転手さんに圓たり倖れがある。
これはマッサヌゞ付き座垭の高玚車だった。

私の䞭囜語力もほんの少しず぀だけど䞊がっおいったし、蚀葉が通じなくおも、
「困っおいる」
ずいうこずは、案倖䌝わる。
どうにもならないずきは、誰かが助けおくれる。

そんな経隓を少しず぀積み重ねながら、私の行動範囲も少しず぀広がっおいった。

いいなず思ったら応揎しよう

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