見出し画像

古民家で過ごす盛夏の朝

 4時半に思い出したように鳴き始めるニイニイゼミ。どうやら朝らしい。
 前夜の就寝が早かったからというよりも、まともに夕食を食べなかったので心底お腹が空いていた。
 いつもと違う天井、いつもと違う鳥の声。
 いつもとは異なる場所で迎える朝である。

 『里山暮らし研究室』というプロジェクトの一環で、ラボメンバーとして奈良の天理市にある『里山文庫』という古民家施設に滞在している。
 研究室とはいっても、その過ごし方は自由だ。日本家屋を自分で建てられるかというと絶対に無理だし、今ここにある環境を存分に楽しみたい。


初めての訪問 - 暑すぎた日の夕刻 -

 到着したのは昨日の夕刻。薄暗くなり始めた頃だった。簡単に施設の説明を受け、選んだ個室は書庫の隣。

ここから先は

3,205字 / 17画像

地誌と民俗の視点を交えて「今と未来の暮らし」を哲学するメンバーシップです\ キーワードは「ほど良いま…

たぬきの野帳(土着の暮らしと風の見聞録)

¥500 / 月
1ヶ月無料

水の巡りと木火の創造(※生駒谷暮らしの研究室へ移行準備中)

¥1,000 / 月
1ヶ月無料

いつもご覧くださり有難うございます。 いただいたチップはフィールドワークなどに充てさせていただきます。 でも記事への「スキ」が一番嬉しい。 匿名(アカウントなし)でも「スキ」を押すことができます。