【エッセイ】 ディベート対決!愛とお金と、妻の「きらい」
私は、テレビや動画で見たものをすぐに自分でもやりたくなるタチだ。
思い立ったらすぐなので、付き合ってくれる人はほとんどいない。
でも、ありがたいことに妻だけはいつも横にいてくれる。
だから私は、とりあえず妻にお願いする。
これは、YouTubeでディベートの動画を観た直後のこと。
「なぁ、遊ぼう」
「なにを?」
「ディベート、しよ」
「いやや」
「たのむっ。遊んでくれ!!ワシと!」
どんな遊びであれ、毎度このような押し問答の末、ほぼ無理やり付き合ってもらうのが我が家の日常だ。
そして、感情を2キロ先に置いてきたような顔でようやく遊んでくれる。
テーマは定番の『愛とお金、大事なのはどっち?』だ。
「俺、愛を選びたい!」
私が熱弁を振るおうとすると、妻は早くも飽きた様子で、
「どっちでもええ……」
とつぶやく。
「おいおい、お金派のあなた。まずはそっちの主張を聞こうじゃないか」
私が煽ると、妻はボソッと言った。
「お金なかったら何も買われへんやん」
ここぞとばかりに、私はディベーターになりきって反論する。
「ちゃんちゃらおかしいね!なんだねチミは。では、愛という目に見えないものをチミはどうやって買うのかね?何百円?何万円?なんびゃくまっ……」
「きらい」
遮るように、冷徹な一言が飛んできた。
「えっ……? あ、いや、だから愛をいくらで買うかっていう……」
「嫌い」
「なにが?」
「あんたが、キライ」
……絶句。
とんでもない事態になった。
もはやテーマは「愛とお金」ではなくなっている。
これはもう、「俺のどこが嫌いか」という恐怖のディベートである。
愛を語るはずが、リアルな愛を失いかけている……。
「せ、せやな……どっちも大事やな……」
「……」
「よし!今回は引き分けということで!ハハハ……」
「……」
焦った私は、すかさず脳内でひとりディベートを始めた。
テーマは『仲直りする、しない。どっち?』だ。
もちろん私は「仲直りする」の一択。
必死に説得を続ける私に、妻はようやく口を利いてくれた。
「もう……ええわ」
……ふぅ、勝った。
いや、すべてに負けた気がする。
◇◇◇
実は今回の記事、マイキーさんたちが盛り上げてくださっている「#エッセイしりとり(2026夏の陣)」のバトン企画に参加して書いたものです。
私にパスを繋いでくださった、ゆげしさんの素敵なお題記事はこちらです。
日常のちょっとした一コマをコミカルに、かつ愛らしく描くのが本当にお上手なクリエイターさんです。
親しみやすい文章がとても魅力的で、いつもホッと癒やされながら読ませていただいています。
ゆげしさん、楽しいお誘いをありがとうございました!
お声がけいただけて本当に嬉しかったです。
また、こうしたクリエイター同士が繋がれる温かい場を作ってくださった主催のマイキーさん、審査員のまきさん、諏訪貴信さんにも、この場を借りて感謝申し上げます。
さて、この楽しいバトンを私はどなたに渡そうかと考えたとき、私の大好きなクリエイターの皆さんの顔が浮かびました。
では、次にバトンを渡したい3人をご紹介します。
【1人目】ひろみんさん
いつもご家族との大切な思い出を共有してくださり、心が温かくなりながら読ませてもらっています。
クスッと笑えるユーモアを交えて綴られる文章が魅力的な方です。
【2人目】メグリさん
何気ない日常の切り取り方がとてもチャーミングで、素敵なエッセイを書かれる方です。
その気取らないお人柄と文章に、いつも癒やされています。
【3人目】シュウさん
瑞々しい感性をお持ちの方です。
個性のある言葉選びと詩のセンスにいつも惹き込まれます。
お三方、いきなりのバトンパスになってしまってごめんなさい!
タイミング的に難しかったり、気が乗らなかったりするときは、どうか気にせずスルーしてくださいね。
もし「ちょっと書いてみようかな」と思ってもらえたら、嬉しいです。
次のお題は、私のエッセイの最後の文字を繋いで「い」から始まるタイトルでお願いします!
【ざっくりとしたルール】
・文字数は140文字〜3000文字くらい
・ハッシュタグに「 #エッセイしりとり 」をつけること(忘れると審査に響いちゃうみたいです!)
・締め切りは8月31日の23時59分まで(嬉しい賞金もあるそうです!)
詳細なルールなどは、「#エッセイしりとり」コンテスト2026夏の陣のメインページをチェックしてみてくださいね。
メインページはこちら。
ほかにもご紹介したい大好きな方がたくさんいて、3人に絞るのが本当に難しかったのですが……!
今回はいつも私のnoteを優しく支えてくださる、こちらの御三方にバトンを送ります。
「読んだよ」の代わりに、
♡を押してもらえると、
わりと本気で喜びます。
