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とうとう萩に行きました⑤~白砂青松の浜辺にて 202603

萩旅行記、最終回になりました。その④に続き、ひとりで萩の街を散策中です。


ご当地マンホール

萩のご当地マンホールは、武家屋敷の白壁と夏ミカン。
とっても萩らしいデザインですね。いろいろなグッズにも使われています。

萩城の石垣

戦国時代が好きな私にとって、毛利といえば「三矢の訓」の毛利元就。
元就の孫の毛利輝元は、関ケ原の戦いで家康に敗れ、本拠地の広島を追われて萩に移り住みました。そうして彼が築いたのが萩城です。

萩城は「天然の要塞」と呼ばれる指月山に築いた山城。
昔のままの高い石垣が残っていました。なんと3.6メートル!
そびえたつ大迫力の石垣を見上げると、上から奇襲を駆けられたらひとたまりもないなあと感じます。

指月山

今は城跡のみの指月公園ですが、当時の雰囲気は十分残っていました。

静かな菊ヶ浜

お城から海に向かい、菊ヶ浜に着きました。
萩はどこに行っても静かですが、ここもまた人がいない、静けさの漂う浜辺です。こんもりしているのが萩城跡のある指月山ですね。
絵に描かれたようにきれいな白い砂と松林。
高校の修学旅行で友人が見た日本海とは、きっとこの浜辺のことでしょう。
あれから遥かなる時を経て、私も萩の日本海にとうとう来たわ!

誰もいない海

午前中の街歩きでお世話になったCASAの奥様は「以前はキャビンアテンダントとして世界中を飛び回っていたけれど、たまたま訪れた菊が浜に心を奪われて萩に移り住んだ」と話してくれました。
(移動の人生を送っていた人を定住させるほどの魅力を持つ浜辺って、いったいどんな所だろう)と思いましたが、たしかにとても心惹かれます。
静かに寄り添ってくれるような優しさを感じる場所。
この美しい砂浜は1kmほど続きます。沖合には小さな島々が浮かび、波打ち際を歩いていると心地よい海風が吹き、心が洗われます。

武家屋敷の町

去りがたかったのですが、帰りの時間があるため、浜辺を離れて武家屋敷の方に向かいました。
どこを見ても塀の向こうには夏ミカンがなっています。まさに萩の風物詩。
黄色い大きな果実がなっている様子は見た目に美しく、なんてすてきな町だろうと思いますが、以前は夏ミカンを売って生活の足しにしたんだそう。
実利的ですね。

さすがは世界遺産エリア、どの道も雰囲気がよく、そぞろ歩きするのにぴったり。博物館から御成道を通り、道が続く限り散策を続けたいところでしたが、そろそろバスの時間が気になってきました。
高杉晋作や木戸孝允ゆかりのお屋敷は、見られそうにありません。
そもそも今回は、松下村塾の方まで足を延ばせませんでした。

バス時間を勘違い

武家屋敷を抜けて、行きと同じ「スーパーはぎ号」に乗るために、東萩駅前を目指します。
駅の前にはバスがすでに停まっていました。(出発までまだ10分余裕があるな)と思ったのに、私が乗ったらバスはすぐにドアを閉めて発車します。
(え?早めに出ちゃっていいの?時間通りに来た人が困ったりしないの?)
びっくりして時刻表を確認したら、実は今が発車時刻でした。
ナウ・オン・タイム!
私が勘違いしていたんです!

たしかさっきは(明倫センターから帰りのバスに乗ろう)と思って、センター発のバスの時間をチェックしたのに、どういうわけか東萩駅前停留所に来ていた私。なぜなの?自分がこわいわ~。
10分後に到着していたら、すでにバスは出た後だったわけです。
そしてそれを逃したら、予定の新幹線には間に合いませんでした。
ああ、冷や汗。

萩よ、さようなら

バスが次の明倫センター停車場に停まると、さきほどの参加者の一人、ハルさんが乗ってきました。
ランチの特大おむすびを食べるのをあきらめた女性です。
先に乗っている私を見て「え?なぜ?」と驚いていました。
ですよねー。普通は解散したバス停から乗るものですよね。
再びバスは走り出します。あとは到着までノンストップ。
途中の山あいの町で見た古い家々はすべて赤い石州瓦の屋根で統一されており、緑の山々に美しく映えていました。

大阪に帰るハルさんとは新山口駅でお別れしました。
そんなに遠い距離ではないので、チケットはこれから買うのだそう。
そういえば、大阪拠点のユカリンに、アクセスの大変さを話したら「東京からだと遠いんだね」と驚かれました。
大阪からだと、それほど行きにくいわけではないんですね。

自分の乗る新幹線の時間まで、あと20分ほどしかありません。
急いで駅でお土産とお弁当を買いました。

山口はフグ

山口といったら下関のフグ。萩土産ではありませんが、リクエストを受けて買って帰りました。
ミルクあん入りの縁起の良いおまんじゅう。こちらでは濁らずに「ふく」と呼びます。あぶり焼きも一緒に、ふくふくです。

さくらでのびのび

帰りは新山口発の「さくら」に乗りました。

ひろびろとした4列シートでゆったり。シートもゴージャスな感じです。
これに乗れるなら、途中乗り換えも苦になりません~。

徳山と福山

車内アナウンスを聞いて(あれ?)と思いました。
さっきも同じ駅名を言ってなかった?
同じではなく、「徳山駅」(山口県)と「福山駅」(広島県)でした。福と徳という、どちらもいい字に山が付くのですから、間違える人は私だけじゃなさそうですが。

どっちも「のぞみ」だと、通り過ぎる駅です。
福山駅では、駅前のお城と櫓がライトアップで煌々と光っていました。
福山出身の友人から、ホームからお城が見えることは聞いていましたが、駅からこんなに近いなんて。姫路城以上のアクセスの良さです。
さすがは、日本一駅から天守閣が近いお城!

広島駅のロードスター

広島で「さくら」を降りました。
改札内の待合室スペースに、ピカピカのブルーボディのロードスターが展示されていました。
10年ほど前に、バルト三国のリトアニアから帰るとき、空港内にBMW車が展示されているのを初めて見て、とてもびっくりしたことを思い出しました。
(どうして空港に?みんな飛行機に乗る人たちだから、車に乗らないじゃない?)って。
でも考えてみれば、なにもその場で車を買うわけじゃないので、問題ないんですよね。
さすが、マツダがある広島です。ここでは新幹線用コンコースですか。それにしても、違う交通手段エリアに新車があるのはなんだかおもしろいです。
ここで「のぞみ」に乗り換えて、家まで帰りました。

エピローグ

あれよあれよという間に慌ただしく実現となった今回の萩旅行。
突然のことながら、いい旅の機会をもらうことができました。
初めて訪れた萩は、ずっと思い描いていた通りの落ち着いた城下町でした。
静けさに包まれてさりげなく品がある、いいところ。

ただ、惜しむらくは、関東からのアクセスが大変な点です。
約7時間もかかる長い移動時間にはちょっとくたびれてしまいました。
お正月に行った那覇よりも遠く感じたし…。
飛行機+レンタカーが一番楽なのかもしれませんが、体調を万全に整えさえすれば、長距離バスだって問題ありません。
旅をするにあたって、楽さや快適さはとても大切な要素ですが、遠いからといって行くのをしぶるのはもったいないことです。
心に残るすてきな旅になりました。

今回の萩旅行記は、これでおしまいです。
一緒に旅をしていただき、どうもありがとうございました。

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