とうとう萩に行きました④~路地をジグザグ 202603
少し間が空いてしまいましたが、旅行記は③からそのまま続いています。
午前中は萩市内を散策して過ごし、お昼の時間になりました。
石臼挽き手打ち蕎麦
萩の街並みを散策しながら、蕎麦屋「さるのこしかけ」の前までやってきました。ここでお昼をいただきます。
おいしいと大人気で、地元の人でもなかなか食べられないのだそう。
スタッフさんが「やっと食べられる~🎵」とウキウキしていて、私たちも期待が膨らみます。

人が密集していない落ち着いた雰囲気の萩の町ですが、この店の前には大勢人が集まっていて、順番待ちをしています。
私たちも結構待って、奥の個室に通してもらいました。
古民家を改築したいい雰囲気の店内です。
ほどなくして蕎麦がやってきました。地元産の玄蕎麦を石臼で挽いた細打ちの手打ちそばは、ツルツルでコシがあり、喉越しも抜群。
地元の季節野菜と数種類の魚の天ぷらも、これはおいしい!
みんな「うーん」とうなりながら、黙々と食べ続けます。

もうおなかいっぱいですが、ダメ押しに大きなにぎりめしもあります。まん丸で見るからにずっしり!
隣の人はあきらめて残していましたが、私は頑張って食べましたよ。
絶品のお蕎麦を打ってくれた店長が、お昼時の忙しい中、顔を出してくれて、地酒を造る造り酒屋の蔵人から転向したこと、山口はうどん圏ながら、あえて蕎麦で挑戦していることなどを話していただきました。
こだわりの食材で作られた、大満足の食事でした。
サルノコシカケ
店名になっているサルノコシカケがありました。本物です。
あれ、でもそもそもこれ、なんでしたっけ?
キノコでした。乾燥するとわからなくなるものです。
これほど大きい形のまま保存されているのは、かなりのお値打ちもの。
まじまじと見るのも、実際に持ってみたのも初めてでした。

萩・明倫学舎
食後は明倫学舎へ。こんな風に変遷してきました。
・【江戸時代】萩藩校・明倫館・・・子どもたちを教育する長州藩の藩校。吉田松陰が教え、高杉晋作や桂小五郎など幕末の志士たちが学びました。
・【明治時代】萩市立明倫小学校・・・明倫館の跡地に建てられた木造の小学校(国の登録有形文化財)。 平成時代まで授業が行われていました。
・【平成時代】萩・明倫学舎・・・明倫小学校の建物を改修。歴史展示室や幕末ミュージアムなどが入っています。
・明倫センター・・・最寄りのバス停の名前
「明倫」が多くてややこしいので、一生懸命覚えました。
友人発見
萩市のパンフレットを見ていたら、気になる表紙の冊子を発見。
「あの、これ、私の友人じゃないですか?」と市の担当者に見せます。
「ばれちゃいましたか、えへへ」
ええと、なぜ隠そうと思ったんですか?
果たして、今回の私の萩行きをお膳立てしてくれた友人ユカリンでした。
楽しそうに自転車で町を散策しているワンショット。
水路には鯉もいて、城下町の雰囲気たっぷりのいい写真でした。

ひとりで萩散策
今回のツアーはこれで終了。みなさんとお別れした後はフリータイムです。引き続き物件探しをする人や観光する人、帰途に就く人などそれぞれ。
東京から萩までのアクセスについて、他の人に聞いてみました。
飛行機が一番時間がかかりませんが、着いてからの交通の便が悪く、参加者の一人は空港で車を借りて、レンタカーで萩までやって来たそうです。
ちょっと大変そうですね。もう少しリサーチが必要そうです。
一人になったので、バスの時間までの2時間弱、萩観光にくりだしました。
「お城方面には向こう側の出口から出ると近いですよ」と萩の人が連れて行ってくれたのに、地図の方角がわからず、しばらく辺りをぐるぐる回ってしまいました。どうやら自分の位置感覚では南が地図の上になっていて、実際と逆方向に進もうとしていたようです。
幕末志士だらけ
中央公園を横切っていくと、久坂玄瑞の進撃像がありました。
萩のあちこちに幕末の志士たちの銅像が立っていますが、誰が誰やら。
(幕末に疎い私ですが、旅行後に、幕末が舞台のコミック『だんドーン』を読み始め、若きホープ久坂さんは好きなキャラになりました。
もっと早くに読んでいれば、ここで食いつけたのに!)
春日神社と平安橋
萩の市街地中心部はコンパクトながら、都市機能が集約されています。
大きな自然災害や戦災被害に遭わずに、江戸時代の町割りがそのままが残されている歴史的都市。
城跡を目指す途中に鍵曲も見たいので、まっすぐ行かずに大回りをしていきます。

1200年以上の歴史を持つ春日神社を参拝しました。
鳥居は南向き。一礼して静けさが漂う境内に足を踏み入れました。
参拝すると、拝殿の両側に、古めかしい木製狛犬が鎮座しています。
火焔型尾をした、大きめの狛犬さんでした。

次に川沿いまで降りていき、平安橋(萩市の有形文化財)を渡りました。
萩城の外堀に架けられた橋で、玄武岩で作られています。
雰囲気があるなあと思ったら、日本百名橋だとのこと。
家の近くにこういう石橋があれば、毎日ハッピーな気分で通れそう。

ジグザグ鍵曲(かいまがり)
鍵曲にやってきました。ああ、ここが!
お江戸捕り物時代劇に入った気分です。
鍵曲はかぎまがりと読まないんですね。かいまがり。カイツブリみたい。

道の左右を高い土塀で囲み、直角に作って見通しを悪くし、敵に行き止まりに見せて、かんたんに侵入させないように工夫されています。
この土塀は、夏みかんを風から守ってもいるそうです。

萩の城下町の道はすべてジグザグしていると思っていましたが、現存しているのは2箇所のみだそう。なんと、少ないではないですか。
まあ今となっては、すべての道がカクカク曲がっていたら、出会い頭の衝突事故が増えて、住民にとっては不便でしょうからね。

この長い道をてくてく歩いている間、誰も通りかかりませんでした。
萩に来た人はみんな訪れる場所なのかと思っていましたが、そんなわけでもなさそうですね。
私は(萩に来たからには、必ずここを直角に通るぞ!)と意気込んできましたが。まあ趣味や意気込みは人それぞれですからね。
長くなったので、今回はここまで。
次回・その⑤が旅の完結編になります。
